ODA(政府開発援助)

中京大学
令和7年2月17日

 2024年12月、中京大学において、国際協力局事業管理室の中野美智子課長補佐によるODA出前講座を実施しました。今回のテーマは、日本の開発協力をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら、法学部の2年生から4年生の251名に向けて解説しました。

壇上で説明を行う中野講師。
階段教室で講座を受講する学生。

参加者からの感想(抜粋)

  • 特に印象に残ったのは「オファー型協力」でした。外交政策上の戦略的分野で日本の強みを活かした協力メニューを日本から提案することで、日本側は自国の強みをより伸ばし、受益国側はその強みを享受できて、両国にとってメリットがあるとわかりました。
  • ODAの協力を受けた国が発展することで、日本や地球全体へのメリットにつながることがわかりました。特に日本ではエネルギー自給率が低いため、途上国からの資源輸入や途上国における日本企業の製造拠点整備など、協力を通じた関係から様々なメリットを生み出していることがわかりました。日本と開発途上国は支え合う関係と説明されていましたが、この関係を詳しく理解することができました。
  • 技術協力は日本の技術を伝え、技術を伝える人の育成などを行っていることを知りました。日本の災害時には援助を行った国から支援を受けるなど、相互の良好な関係に寄与していることもわかりました。
  • 国際協力を支える人材の役割についても触れていて、今後のキャリアパスを考える上での参考になりました。
  • 教育、保健、インフラ整備、環境問題への取り組みなど、さまざまな分野で貢献していることを知り、具体的な取り組みがイメージできるようになりました。また、日本がアジア地域を中心に行っている協力の背景や、人間の安全保障を重視するという方針についても理解を深めることができました。
  • 日本の地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)は、持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たしていることがわかりました。
  • ODAの多様な協力形態とその実際の運用について、さらに深く理解することができました。途上国の研修員を受け入れる事業や日本の専門家派遣の具体的な活動が、途上国での技術力や政策立案能力向上にどれほど重要な役割を果たしているかよくわかりました。
  • 私はODAの取り組みは自分には関係がないと思っていました。しかし、講座を通してODAを行う重要性を詳しく知ることができました。地球の将来、延いては我々の住む日本の将来のために行っている取り組みであると知り、身近な存在になりました。
  • 技術協力の重要性を学びました。発展途上国の人たちに向けて、こちらから一方的に施設を設置したり医療を施したりするのではなく、「技術」を教えることにより、彼らはその技術を学び自分のものにして、より「持続的な発展」が可能になるのだと実感しました。
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