ODA(政府開発援助)

令和6年2月19日

 2023年12月、追手門学院大学にて国際協力局政策課の千々部克洋課長補佐がODA出前講座を実施しました。今回は「開発協力政策」をテーマとした講義をライブ配信にて行い、経済学部の2年生から4年生の100名が受講しました。

モニターに映し出された、追手門学院大学の生徒さんたちの様子

参加者からの感想(抜粋)

  • 日本は他国に支援を行うだけで、日本には裨益しないものだと思っていましたが、そうではなく国際社会の平和の構築と国同士の繁栄につながることや日本の国益にも貢献していることがわかりODAに対する見方が大きく変わりました。
  • ODAについて丁寧に解説していただき、質問にも真摯に答えてくださって理解が深まり良かったです。
  • ODAの支援には二国間援助と多国間援助があり、その中でも二国間援助は有償資金協力と無償資金協力があることすら知りませんでした。テレビでは日本は借金があるのに、海外に多額のお金をあげる援助を行っていると思っていましたが、貸したお金が戻ってくる有償資金協力での支援が多いことを知り、ODA支援に対する意識が変わりました。
  • 世間では無駄なお金を外交に使っているという報道がありましたが、それは適切な表現ではないということを知ることができたのが良かったです。どのようにODA予算が使われているのかを調べて判断していこうと思いました。
  • ODAの実情を丁寧いただき、過去の実績や隣国との関係など幅広く教えてくださり、今まで聞くことがなかったお話で印象に残る内容が多ったです。
  • 現在のODAのお話やかつて支援を行っていた国の援助の話など少し難しい部分もありましたが、聞いていてとても勉強になる内容でした。この経験をこれから役立てていけるよう、より一層学ぶ努力を続けていきたいと思う講座でした。
  • 外国にお金をばらまいていると思っていましたが、支援を行うしっかりとした意味があり、発展途上国にとっては欠かせない存在であると考えられるようになりました。海外にお金を配っていると言われていますが、ほとんどが戻ってくる予定のお金なので、多くのメディアが誤解を与えるような発信をしていることが改めてわかりました。
  • 海外事情について知ることができ、どのような支援を行っているのかも知ることができたので、これからはニュースや海外の出来事についても違う見方ができるようになりました。
  • 普段の授業では聞くことができないことを詳しくわかりやすく説明してくださり、広く学ぶことが出来たと思います。また、講師が外務省でどのように仕事に取り組まれてきたかを知ることもできました。時間があっという間に過ぎてしまい、短く感じる充実した時間でした。
  • ODAは資金を提供したり貸したりするだけの支援だと思っていたのですが、日本で培ってきた技術面での協力などもあり、幅広い支援を行っていることを知ることができました。
  • DACに加盟していない国など、新聞を読んでいて疑問や曖昧に思っていた部分がありましたが、講座を通じてそういった背景を理解できるようになりました。また、現状のODAの課題や今後の支援の方向性などを知ることで、別の視点から物事を見る良い機会になりました。
  • 講師のお話を聞くまでは、海外に支援を行うのはGDP3位の国の義務で相手国との関係を良好に保つための手段として行っているものと思っていましたが、官民連携で行っている「中小企業・SDGsビジネス事業」では日本にとってもメリットが多く、双方の国にとって需要な役割を果たしていることを理解できたのでとても良かったです。
  • 日本のODAのほとんどが借款だということがわかりました。世界でもかなり途上国への支援を行っていることを知り、国際社会の発展に貢献していると思いました。
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