ODA(政府開発援助)

平成30年6月22日

 2018年6月5日(火曜日),国際協力局地球規模課題総括課の滝沢課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同大学の農学部の学生52名を対象に「ODA総論 食料・農業分野を中心に」というテーマで講義を行いました。

講義概要:ODA総論 食料・農業分野を中心に

(写真1)国際協力局地球規模課題総括課の滝沢課長補佐を講師として講義を行いました。
(写真2)「ODA総論 食料・農業分野を中心に」というテーマで講義を行いました。

参加者からの感想(抜粋)

  • ODAのことは知っているつもりだったが,SDGsの広報活動や,日本国内でのODA関連活動について初めて知り,自分が持っていたイメージは少し古いものだったと思った。
  • 「ODA 政府開発援助とはこのようなものである」ということは,高校までの知識や大学の講義で扱われる中で知っていた。しかし,具体的な援助,例えばカンボジアの橋や援助手法別実績,具体的な数値まで知ることができた今回の講演では,事実からODAについて考える貴重な機会となった。
  • 日本のODAについて,コンセプトから具体的な事業内容に至るまで,体系的に学ぶことができた。また,農業関連の事業については,具体的な事例も交えて詳しく教えていただいた。大学で学んだことを活かして国際協力に関わる具体的なイメージをつかめた。
  • ODAが,国益確保の観点から非常に重要な取り組みであるという考え方は,自分にとって,とても新鮮だった。国際社会におけるプレゼンスの確保は,外交上とても重要なことで,途上国との関係性を深めることにより経済発展の恩恵にあずかれるというのも理解できた。
  • ODAについて体系的にまとめられたスライドと,外務省の方の実体験を交えた解説はとても分かりやすく,興味をそそるものだった。また,最後に質疑応答の時間をしっかり取ってもらえたことで,疑問を解消した上,さらにたくさんのお話を伺うことができた。全体を通じて非常に有意義な時間だった。
  • ODAに関するデータを幅広く見ることができた。日本の積極的な国際協力に,援助を受けた国からの反応があったり,国際的な地位につながっているのはいいと思った。
  • 例えばSDGsなどの国際的な目標は,自分たちにはあまり関係のないことだと感じていたが,すごく身近なものに感じることができた。食品ロス削減などは,自分たちですぐに始めることができるので,これから意識していこうと思った。
  • 貧困地域への支援の中でも技術協力に関わりたいという思いが高校の頃からあったが,今までアクションを起こしてこなかったので,これを機にもう一度調べてみようと思った。インターンシップも国際協力関係にも目を向けてみようと思う。
  • 自分は将来日本企業に就職することを考えているが,国際協力というワードにずっと憧れや興味があるので,「食と栄養のアフリカ・イニシアチブ」や「グローバル・フードバリューチェーン」の話,また,特に中小企業がアフリカの地にポン菓子の機械を進出させようとしている話を聞き,さまざまな形で職業を選ぶ上での条件として検討してみたい。
  • 国際協力は,大学に入学した頃からずっと興味のある分野だったので,今回実際に外務省で働いている方の話を直接聞くことができたのは良い経験になった。今後チャンスがあれば,実際に現地で技術支援できるような人材を目指していこうと思えた。
  • 国際協力についてのイメージをより詳しく持つことができた。国際機関職員になるための方法なども教えていただいて参考になった。
  • 吉本興業株式会社などの芸人さんがSDGsの広報活動を行っているのを知った。そういうことをメディアでもっと取り上げたらいいのにと思う。
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