ODA(政府開発援助)

四天王寺大学
令和5年8月17日

 2023年7月、四天王寺大学にて国際協力局国際保健戦略官室の市野紗登美主査がODA出前講座を実施しました。今回は「日本の国際保健協力」をテーマとした講義を行い、看護学部2年生の90名が受講しました。

四天王寺大学での講座の様子(近景)
国際協力局国際保健戦略官室の市野紗登美主査がスクリーン画面を使って講義する様子
四天王寺大学での講座の様子(遠景)

参加者からの感想(抜粋):

  • 正しい手洗いをするだけで感染症を大幅に防ぐことができるのに、そのやり方がわからないことで多くの命が失われていることから手洗いの大切さを広められたことにすごく感動しました。本来受けるべき教育が受けられていない子どもが多い発展途上国でオンラインや私たちが現地に行き教育することで助かる命がたくさんあることを知り、自分でもできることを考えていきたいです。
  • 母子手帳制度が発展途上国に広まっていったことに驚きました。母子を救うため作られた制度は国を超えても発展するものなのだと思いました。
  • 看護職者ではなくても色々な方法で、発展途上国の人々に健康におけるサポートができると知りました。
  • 講師が支援に行ったマダガスカルでは、医療器具や医療の提供場所が足りておらず、ひとつの診療所で診る人数が桁違いに多いことを初めて知りました。母子手帳のお話では日本から多くの国に広まりつつあるということを知り、多くの分野で世界に影響を与えていることが素敵だと感じました。
  • 他の国の協力がなければ成り立つのは難しいことがわかり、他国との連携や支え合いもこれからの日本の課題となることを改めて学ぶことができました。
  • 医療従事者の資格が無くても海外のボランティアで健康指導が出来るのがとても良いなと思いました。医療関係者だけが保健活動に携わるのではなく、様々な人が関わってくださることで住民の人と一緒にケアし合えるのが素晴らしいなと思いました。
  • マダガスカルの国名や場所は知っていたのですが、生活や環境などは知らなかったです。講座では妊産婦の死亡率の高さや防げる死が多いことを初めて知りました。どこの国も人々の健康のためにさまざまな工夫を凝らしていることも知りました。国を問わず少しでも安全で生きやすい環境が整ってほしいと思いました。
  • 私の中では日本は他の国に助けられている部分が多いと思っていましたが、日本も多くの国に対して援助を行っていることを知り、他の国と支え合っていることがわかりました。
  • 手洗い指導などが養護教諭と重なる部分があり興味深かったです。日本にいたら日常生活で感じることはありませんが、手洗いをするだけでもさまざま病気を防ぐことができ、死亡率も下げることができるので手洗いは大事だと改めて感じました。
  • 普段は何気なく手洗いを行っていますが、手を洗うことで肺炎や下痢性の疾患で亡くなる5歳未満の子どもの命を救えるほどの効果があるということが印象に残りました。看護師になるうえで手洗いは当たり前のことですが、何となく洗うのではなく、患者さんや周りへ感染源を伝播しないように、洗い残さずしっかり濯ぐことを心がけようと思いました。
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