ODA(政府開発援助)
第504回ODA出前講座 開催報告
青山学院大学(国連平和大学(UPEACE)共催)
令和5年1月12日
2022年11月、青山学院大学と国連平和大学(UPEACE)共催にて国際協力局政策課の柴田隆首席事務官がODA出前講座を実施しました。今回は「Development Cooperation of Japan」をテーマとした講義をライブ配信にて実施し、両大学の学生約100名が受講しました。

参加者からの感想(抜粋):
- 平和構築のために日本のODAがどのくらいの予算を用いて、それぞれの国に対して支援を行っているのかを具体的な例を挙げて紹介いただき、初心者ながらも興味深い内容でした。
- ODAの概要、その支援の種類や予算など幅広く理解できたと思います。データを用いた説明も多く含まれており、視覚的に内容を確認できるのは良かったです。
- 外交官の方から対面で最新の政策などを聞けて非常によかったです。
- ODAを実施する日本の立場や新型コロナ支援に関する内容まで包括的に学ぶことができました。
- “Quality growth”の内容を聞いて、途上国に支援すること自体が重要なのではなく、より発展できるようにどういった支援をするのかという支援の質に重きが置かれている点に関心をもちました。支援する側の質によっては途上国の成長はより早まると思うし、安全性や持続性を保証する支援の大切さを改めて感じました。
- 今までにもODAに関する講義を受け、日本の支援例を見たことがありましたが、女性専用車用や電車の待機列などの仕組みや考え方まで現地で根付いているとは知らず、インフラから日常生活まで幅広い支援を行っているのだと見方が変わりました。
- 国内の問題が多くあるにも関わらず、なぜこんなにも海外に支援をしているのか疑問に思っていました。本講座を通じていかに日本や世界が深く相互的に関係しているのか、1つの国の状況が悪化するとどれほど他の国も影響を受けるのかを学びました。
- 具体的な開発援助の事例を挙げて説明していただきイメージしやすかったです。さらにハード面だけでなくソフト面も支援するODAの軸となる考え方も理解でき、日本が世界に誇れる分野だと感じました。