ODA(政府開発援助)
第529回ODA出前講座 開催報告
市立札幌開成中等教育学校
令和5年11月20日
2023年10月、市立札幌開成中等教育学校にて国際協力局政策課の永澤浩之広報班長と同局地球環境課藤本真美上席専門官がODA出前講座を実施しました。今回は「日本の開発協力」をテーマとした講義を行い、3年生及び4年生の320名が受講しました。
(写真撮影:川口正志)
参加者からの感想(抜粋)
- 一方的な支援ではなく、互いに助け合っていくという関係だということがわかりました。
- 世界では教育を受けられない人がまだ多くいて、苦しい思いをしているのか知ることができ、自分も何か取り組んでみたいと考えるきっかけになりました。
- 相手国のためだけに支援を行っていると思っていましたが、相手国はもちろん、日本にも貢献できるような取り組み(信頼を得るなど)を考えて実施しているというODAがすごいと考えが変わりました。
- 自給自足は世界規模で見れば相当難しいもので、他国との関係というのは極めて重要な要素だとあらためて実感しました。ODA支援を通じて課題を解決できる仕組みがあることがわかりました。
- 日本のODAに関することを、なぜ・誰が・いつ・どこで・何のためにやっているのか、またその結果、日本や世界にどのような効果があるのかということがわかりました。
- 日本は途上国を支えているだけではなく、支えられてもいることを初めて知りました。
- 日本には社会問題や借金など問題が多く、他国に多額の支援を行う必要はあるのかと疑問に思っていましたが、金額面だけでなく、技術面での支援を行うことで、結果的には日本の信頼や食料供給に繋がっていると知り、まさに一周回って自分に返ってくるとはこのことだと思いました。
- 先進国が多くの計画を立てて途上国を支援しているということや、地球規模の解決しなければならない課題にも取り組んでいることを知り、先進国と途上国に対する考え方が変わりました。
- 日本の他国への支援は先進国の義務のようなものだと思っていたけれど、自国のためにもなっていて、信頼を得て、世界の平和に繋がっていると知り、ODAの必要性を感じました。