ODA(政府開発援助)
第524回ODA出前講座 開催報告
北九州工業高等専門学校
令和5年11月14日
2023年7月、北九州工業高等専門学校にて国際協力局開発協力総括課の岩瀬景太課長補佐がODA出前講座を実施しました。今回は「日本のODAとODAにおける技術者の役割とその必要性」をテーマとした講義を行い、生産デザイン工学科の1年生200名が受講しました。


参加者からの感想(抜粋)
- 日本は途上国へ多くの技術を支援しているが、このような国際貢献を通じて、もし日本に何かあったときに逆に支援してくれることがわかりました。次世代の技術者として技術を受け継ぎ、新たな技術を生み出す。それが必要だと思いました。
- 事例紹介で北九州市の企業が外国に技術的な支援を行っていると知りすごいと思いました。
- 北九州市がカンボジアの首都と友好都市だったことを知りませんでした。日本は水道技術が高いと聞くので、北九州市が海外でその技術を伝承し、インフラの基本である水道を整備しているのがすごいと思いました。
- 浄水場同士を排水管でくっつけることで災害時でも市民に水を供給できるようにしていている。浄水場で色々苦労している北九州市だからこそ発展途上国をサポートできることだと感じました。
- 北九州市で働いている人がODA支援の枠を通じて海外でも活躍していることを知り、自分も海外に興味がわいて、働くのも楽しそうだなと思いました。
- 日本とは言語も文化も違う国同士でも、互いに寄り添うことで最終的には上下水道を設置することができてすごいと思いました。
- 国という枠にとらわれず、世界全体の利益になることを行えば、先進国のみならず発展途上国も全体で幸せになれると思いました。
- 日本では様々な団体が海外で活動を行い、日本の技術や良さを広めてくれているのだとわかりました。自分もこのような活動を行ってみたいと思いました。
- 開発協力に携わることがなくても、将来、仕事を通じて海外で働く可能性が高いことがわかり、海外の課題に関心を高めておくことが大事だと思いました。
- 講座を通じて技術を持った人たちが定年を迎えて、若者の技術不足に対しても積極的に対策を行っており、海外にアプローチをしながら海外の人との交流も増えていることがわかりました。
- 日本のODAやどのような活動を行っているのかを具体的に知ることができました。発展途上国での課題や今まで貢献してきた事例の経緯から知ることができたのがよかったです。
- 技術の援助と資金の援助があってどちらも大切だと学びました。資金は援助したらそれで終わりになってしまうことが多いのですが、技術は支援した地域の人々の間に広められて、ずっと活用できるのだとわかり、技術の援助をさらに広げていくべきだと思いました。
- 相手国へ技術提供を行う際には、技術だけでなく、誠意や絆といったものも大切になってくることがわかりました。
- 日本は世界から必要とされているのだなと話を聞いてわかりました。また、日本の技術が世界でも使われているのは良いことだと思いました。