ODA(政府開発援助)
第494回ODA出前講座 開催報告
茨城県立太田第一高等学校
令和4年4月12日
2022年2月、茨城県立太田第一高等学校にて国際協力局国別開発協力第2課の浪川真祐子外務事務官がODA出前講座を実施しました。今回は「日本の開発協力と水環境整備 南西アジアにおける草の根無償を事例に」をテーマとした講義をライブ配信にて実施し、2年生約110名が受講しました。


参加者からの感想(抜粋):
- 日本は戦後多くの国からの支援によって国際社会の一員となることができ、その感謝の意を込めて支援していることに興味がわきました。
- 自分も困っている人を支援することを仕事にしたいと考えているので、ODAのお話を聞いて新しい職種の気づきになりました。
- 昔は日本も他の国からの支援を受けて成長し、今度は支援を行う側になって活動しているということを知りました。いつかその国々が先進国となったとき、助けが必要になったときに返ってくることもあるということがわかり、それは将来的に楽しみだし、助け合う関係は永久にループするような気がするのでODAは素晴らしいものだと感じました。
- ODAという言葉は中学校の公民で習っていたけれど、内容を詳しく知りませんでした。講座ではわかりやすくお話いただいて、他の国際協力活動などにも興味がわきました。
- 普段の授業では政府の活動や団体の活動を調べることはあっても、それは自分の身の回りや国内の話が中心だったので、海外での活動に目を向けるきっかけになりました。
- ODAで支援を行う理由を聞いて、支援を受ける国と支援を行う国の双方にメリットがあることだとわかり、もっと支援を広げていくといいと思いました。自分も開発途上国に役に立てるような人になりたいと思いました。
- ODAにはさまざまな企業やNGOが協力しており、積極的に活動し成り立っているのだと感じました。
- 普段、水道をひねると綺麗な水が出てくることは我々にとって当たり前のように感じることでも、発展途上国の人々にとっては当たり前ではなく、技術面でも発達している日本などが支援などを行うことはお互いの国にメリットがあり、ODAは国際交流において大事な役割を果たしていると思いました。
- 私たちが普通に水を飲んでいることを当たり前だと思ってはいけないと思いました。自国・他国との関係を良好にするために日本のODAがあり、技術を教える人などを派遣しているのを初めて知りました。今回の講座では井戸掘削支援のお話がありましたが、井戸を共同で管理することで生まれるコミュニケーションは、地域のコミュニティ活性化につながるものだと思いました。こういった取り組みが評価され、日本の信頼度は高いのだなと思いました。
- 初めて「草の根無償」という言葉を聞きました。安全な水を支援するためにこの協力形態を使って日本が様々な工夫をしていること、どんな活動をしているのかを知ることができました。