ODA(政府開発援助)
第450回ODA出前講座 開催報告
津田塾大学
令和2年1月21日
2019年11月26日,津田塾大学にて,国際協力局国別開発協力第三課の黒宮課長がODA出前講座を実施しました。今回は,同大学の国際関係学科学生2~4年生を中心とした120名を対象に「アフリカにおけるODA」をテーマにした講義を行いました。


参加者からの感想(抜粋)
- 政府による援助と国際機関の援助をどう区別しているのか疑問だったが,互いの合意をもとに行われていると聞いて,協力関係がきちんとできているとわかった。
- アフリカにおけるODAの具体例などや,どのような目的を持って政策に取り組んでいるのかがわかり興味深かった。
- インフラ整備から人材育成,教育,農業など支援は多岐にわたっていて,時代の流れに応じて内容も変える必要があるのだと感じた。
- 日本のODAはインフラ整備のイメージが強かったが,人材育成や保健関係など,現地住民に寄り添った支援もしていることを知り,ODAへの関心が高まった。
- 成果が目に見える支援だけが良い支援とは限らないと思い,支援の在り方について考えさせられた。
- 日本がアフリカに支援していることは知っていたが,具体的に何をしているのか知らなかった。単に貧しさ克服の支援ではなく,ビジネスに結びつく支援を長期的に行っているとわかり良かった。UHCについて,保健を行うのは国等の大きな単位が主導にならなければ浸透しないと感じるため,ODAならではの取り組みだと思った。
- 単に援助するだけでなく,限られた資金をどれだけ効率的に使うかということが重要であるとわかった。
- 企業と組むことで,アフリカの国だけでなく日本にも利点がもたらされ,それにより相互の経済が成長可能だとわかった。
- 様々な支援の方法を知り,自分も国際協力に携われるかも知れないと思えるようになった。
- 政府の予算・歳出について全く知らなかったが,思ったよりもODA予算が少ないと感じた。
- PR,広報に力を入れれば,より日本の開発援助ができるのではないかと思った。
- 金銭的な援助だけでなく,先を見据えたインフラ整備など,持続可能な援助を行っているということを知り,日本的な援助活動のあり方はいいことだと思った。
- 日本の支援に税金が使われていることや,目に見えにくい支援であることに対して批判も見られるが,日本は質が高く現地の役に立つ支援,長期的観点からの支援を行っており,世界に誇れる支援だと感じた。
- ODAは多くの国にとって必要なことであり,国の政策はメディアに出されるものは悪い面が多く見られたが,講義によって自分たちは知らないことばかりだと思った。もっと国に対して関心を向け,他人の目から見たものを全て信じるのではなく,自分の目でしっかり見ていきたい。