ODA(政府開発援助)
第307回ODA出前講座 開催報告
西大和学園高等学校
平成27年10月13日
2015年8月20日(木曜日),西大和学園高等学校に国際協力局開発協力企画室の田中佑典事務官を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の学生27名を対象に「君たちはどう生きるか」というテーマで講義を行いました。
講義概要:君たちはどう生きるか


参加者からの感想(抜粋)
- ODAの海外協力について講演をきいて,自分達の知らない日本と諸外国とのつながりについて知ることができた。海外協力については人それぞれの意見があり,しかもそれぞれの意見は,それぞれ正当性があることが難しいので,そこをどうするかというものを考えることがこれからの海外協力というものに大切だなって思いました。
- 今までは,ODAについては社会の授業でしか聞いたことはなかったので,どのようなことをしているのかよく分かっていなかったけれど,今回,日本が国益になりそうな国々に対して様々な形で支援をしているということが分かりました。その支援の形も詳しくは知らなかったけれど,お金に限らず,物質,知恵の面で支援をしているということが分かりました。今回,お話を聞かせてもらったことで,国際状況に対して関心を持てるようになりました。これから,新聞やニュースなどを見て,自分たちができることはないかと考えていきたいと思いました。
- ODAの予算が少ない中,どのように工夫して発展途上国の援助をしているのかを知ることができて,とても良かった。この出前講座を受けて,ODAに対してのイメージが変わった。これから,もっとODAについて勉強していこうと思った。
- 物事を見る視点が変わった。善悪だけですべては判断しきれないということが分かった。利益だけを考えても,人情だけで考えても成り立たず,バランスをとることの難しさを感じた。
- 自分に新しい考えをもたらした講演会だった。特に,フードチェーンは興味深かった。ODA予算を増やすべきか,減らすべきかという話し合いでは,私は減らす側だったが,増やした方がいいという意見の理由で,ODA資金によって途上国が発展し,やがてそれが周り回って日本の経済成長を助長するだろうというのがあって興味深かった。
- 僕は当初,日本の中で日本のためにできることをする職に就きたいと思っていたが,ODAの方のお話を聞いて日本の良さを他国に還元していくこともまた必要なことなのだということを思い知り,国内で働くことしか考えてなかった僕にとって新たな選択肢を授かる貴重な経験となりました。
- 一つのことに,国に絞って考えるのは,とても楽しかった。また,カンボジアという未来の可能性に満ちている国について考えることで,自分が今後何をすべきかを考えるいい機会になったと思います。
- ODAというものを新しい視点から見つめることができた。というのも,先生が自分たち聴講者に対して,考える時間,方法といったものを与えてくれたからだと思う。今後の講演もこのような形式をとってもらいたいと思う。