ODA(政府開発援助)
第306回ODA出前講座 開催報告
新潟県立新潟高校
平成27年10月13日
2015年7月31日(金曜日),新潟高校の1,2年生40名が外務省を来訪し,同校OBの欧州局ロシア課の菅井良樹事務官を講師とした特別講義「外務省の仕事紹介」と併せて,国際協力局政策課の榎本絵里子事務官が「日本の国際協力」をテーマに講義を行いました。
- 特別講義:外務省の仕事紹介
- 講義概要:日本の国際協力


参加者からの感想(抜粋)
外務省の仕事紹介
- 今回外務省に関するお話を聞いて,自分の行きたい国や言語がわかる国に赴任するのかと思っていたのが間違いで,実際は2年ほどその国で言葉を覚えて通訳までできるようにならなければならないことなど,外務省に対しての思いこみがいろいろと変わり,とても勉強になりました。
- 外国との架け橋になっている方々のお話を聞いて,世界の中の日本を意識することができました。外務省で働いている方の一言一言に日本の命運がかかることもあると思うと,大変やりがいのある,誇りをもてる職なのではないかと感じました。
日本の国際協力
- 特に印象に残っていることは,ODAの海外の国に対する援助活動が日本のためにもなっているということです。ODAのおかげで日本は外国から信頼されていて,また,日本が震災などで困っているときには,助けてもらうなどお互いに助け合うことは素晴らしいことだと思いました。
- ODAの活動の中で,日本は有償資金協力が半分の割合を占めていることが印象に残っています。実際,相手側の国が借りたお金を返すのが大変なのではないか,と思いましたが,日本の相手国に努力してもらう,という考えも聞いて,将来につながる良い方法だと思いました。
- ODAについて,いままであまり考えることもなかったので,いい機会になりました。私たちも,社会に出てから特にたくさん協力することができると分かり,興味を持ちました。ODAの活動は,国際交流,経済面でとても大切なことであり,一歩進めていく活動でもあるので,一人一人が知り,関心をもつべきだと思いました。
- 戦後の日本も,現在の発展途上国と同じように,世界各国から援助されていたことを知ることができたことです。私はこれまで,ODAに「~してあげる」という上から目線のイメージを持っていましたが,今では「恩返しをする」という謙虚な姿勢でODAを考えることができるようになりました。
- ODAについて,今まではなんとなくの知識しか持っていなかったが,今回の講座を通してどのようなものなのかを知り,理解を深めることができた。自分が思っていたより多くの国に日本が援助を行っていたこに驚いた。また,ODAの担い手が大学や地方自治体にまで拡がっていることも意外だった。知らなかったことを知ったり,新しいことに興味・関心を持ったりできる良い機会になった。今後もこのような講座があったらぜひ参加したいと思う。
- ニュースなどではODAの活動について知ることには限度があると思うので,今日の講演で今まで知らなかったことが多くあったのだなと気づかされました。これからはもっと世界に興味を持って,より日本について学んでいきたいと思います。