ODA(政府開発援助)
第478回ODA出前講座 開催報告
学習院女子大学
令和3年8月17日
2021年6月、学習院女子大学にて大臣官房文化交流・海外広報課の尾畑幸課長補佐がODA出前講座を実施しました。今回は、国際文化交流学部の37名に向けて「文化無償資金協力」をテーマとした講義をライブ配信にて実施しました。
参加者からの感想(抜粋)
- 文化無償資金協力という仕事が外交官の業務にあることを知らなかったので非常に興味深く勉強になりました。現地の方が困っていることに対し、その人たちの声を聞き実際に助けることは素敵なことだと感じました。
- 本講義の主題である無償資金協力についてはもちろんのこと、トルコ語へ興味を持ったきっかけなど、個人的な質問にも答えてくださり参考になりました。また、講師がアゼルバイジャン語を話せるというお話の中では、話者数が多くない言語を習得していることが、ときに外交においてよい作用をもたらすことがあるという言葉が印象に残りました。
- ODAのイメージは井戸を掘る技術を伝えたり、大規模なインフラを整える支援を行っていると思っていました。しかし、その国の文化や教育に必要な機材や建物を支援することが、「人づくり」のための支援につながることがわかりました。
- 発展途上国の人々は日本人のことを知っている人はほとんどいないのではないかと思っていました。しかしながら、今日の講演から日本の様々なODAの協力を通じて柔道の技術を伝えたり、日本語の教育を行うことで、日本について知ってもらう機会があることがわかりました。
- 無償資金協力の形態である「草の根文化無償」の制度では、政府を通すことなく迅速に対応できる支援であり、現地を復興するためにも、文化を広げていくのにも強力なプロジェクトだと感じました。また一般文化無償で紹介された交響楽団への支援は、音楽の文化は世界と繋がりお互いの文化を享受できる貴重な機会だと思いました。