ODA(政府開発援助)
第404回ODA出前講座 開催報告
成城学園高等学校
平成30年8月24日
2018年7月12日,東京の成城学園中学校高等学校で,国際協力局国別開発協力第一課の名和研究調査員を講師として,ODA出前講座を実施しました。今回は,同校の主催するアジア海外研修で夏休みにマレーシアに赴く予定の高校生参加者42名を対象に,「マレーシアにおける日本の開発協力」というテーマで講義を行いました。


参加者からの感想(抜粋)
- マレーシアに行くにあたって,ただ行くのではなく,日本とマレーシアの関係について学べて良かった。
- マレーシアに対するODAの歴史を知って,ODAを通じてマレーシアが経済的に発展した国になっていることが分かった。
- 日本企業にとってのマレーシアの魅力など,マレーシアについてさまざまなことを聴くことができて,とても良かった。
- マレーシアがほかの国を支援できるように支援するという日本の支援の基準が,本当にマレーシアを応援しているのだなと思った。
- 支援を受けた国が,経済成長により,ODAの支援の対象から外れたあとは,日本と同じようにほかの国々を支援する立場になることを知って,世界がどのように回っていて,成長しているのかを身近に感じることができた。
- 自分の国だけを豊かにするのではなく,ほかの国も助けることによって,仲も深まり,流通などもスムーズになって,最終的には日本に返ってくるので,ODAは大切だと思った。
- 世界に貢献している日本に魅力を感じた。日本もほかの国から支援されているので,このような関係を大切にしてほしいと思った。
- 日本の技術が高いことがわかった。また,それを日本が独り占めすることなく,世界中の国と共有しているので,すごいと思った。国と国とのつきあい方は,人と人とのつきあい方とすごくよく似ていると思った。
- 日本は島国なので,外国に助けてもらってばかりいると思っていたが,日本も海外にたくさんの支援をしていることを今回の講座で知った。一方,支援しすぎるから,日本の借金がなくならないとも思った。
- 日本がとても豊かな国であることと同時に,開発途上国には想像以上に助けが必要であることも知り,自分にもできる協力の方法はないかと興味をもった。
- 自分たちがとても恵まれている環境にいることを改めて気づかされた。自分も将来,貧富の差のない世の中を目指して,人を救いたいと思った。
- 「世界の役に立ちたい」と思っていても,何をすべきかわからなかったが,資料を見て,環境改善など,自分から小さくてもできることから進めていき,そのような関係の仕事に携わりたいと心から思った。