ODA(政府開発援助)
第374回ODA出前講座 開催報告
南山大学
平成29年12月20日
2017年10月25日(水曜日),国際協力局国別開発協力第二課(当時)の川畑事務官を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校外国語学部の学生約100名を対象に「日本の国際協力」というテーマで講義を行いました。
講義概要:日本の国際協力


参加者からの感想(抜粋)
- 援助を行うというのは,一方的なイメージがあったが,相互利益があることが分かった。特に,平和に繋がる点が非常に良いと思った。
- 日本が援助を行う理由は「ただ手を差し伸べる」という目的ではなく,開発途上国を悩ませる問題を解決することで,世界の平和を維持し,「日本のため」でもあるという事実に以前より興味を抱くようになった。
- 日本が支援するだけでなく,その国に問題があったら助け合うという絆づくりが大切だなと感じた。外務省の仕事はお金や技術だけではなく,さまざまな国の人と心でつながれる仕事だと感じ,すばらしい仕事だと思った。
- 世界の多くの国の人々が,飢えや貧困に苦しみ,十分な食べ物や水が得られないということに驚いた。貧困で苦しんでいる人達は世界の半数ぐらいだと思っていた。自分の知らないところで苦しんでいる人がたくさんいるのだと分かり,何かの役に立てればと感じた。
- 日本が他国を援助する一方的な関わりが国際協力なのではなく,お互いが恩恵を享受し共に成長していくことができるのが国際協力なのだと思い,見方や考え方が変わった。
- 支援をした国からの感謝の気持ちが紙幣などに表れているというのが印象的だった。
- 日本がブータンに対して行ってきた様々な支援の結果,ブータンは世界屈指の親日国になり,東日本大震災の際も義援金等の支援を日本が得たという話は本当に興味深い。自分たちも貧しい中,大切なお金を寄付してくれる,本当に助け合いだと感じた。
- 今日本は様々な国の援助をしているが,日本も戦後や震災後は多くの支援を受けていたのだと改めて分かった。