ODA(政府開発援助)
カブレパランチョウク郡における農業振興を通じた被災地復興支援事業(第3年次)
(Project for Recovery of Earthquake-affected Communities in Kavrepalanchok District through Improvement of Agriculture and Marketing (Phase 3))
令和5年8月14日

プロジェクトの概要
- 国名:
- ネパール
- 事業期間:
- 2019年3月15日~2019年11月14日
- 分野:
- 農林業
- 実施団体:
本事業対象地であるロシ地区第6ワードと第10ワードは、山岳少数民族やダリットなど社会的弱者(低カースト含む)が多く住む低開発地域である。2015年のネパール中部大震災で甚大な損害を被ったが、元々経済的に困窮していた被災者にとって、自力で生活を再建することは極めて困難な状況であった。
そこで本事業は、98%の住民が生計手段とする農業の振興を通じ、被災者の生活再建を後押しする活動を実施してきた。具体的には、過去2年間に亘り、換金作物の栽培技術研修の実施、農業用水が不足する集落における灌漑設備の設置、そして農業組合の能力向上を通じたマーケティング力の強化を支援してきた。
3年計画の最終年次にあたる本事業は、特に持続発展性の向上を目指した活動(フォローアップ研修による栽培技術知識の定着、灌漑維持管理研修や修繕基金の創出、農業組合の地方行政への登録と連携促進など)に注力しつつ、プロジェクト目標である商業農家の増加(91世帯から300世帯)の達成を目指す。
プロジェクトの進捗
事業の開始前


事業の完了時(第3年次)

