ODA(政府開発援助)

Oil leakage countermeasure project from WW II WRECKS of the Federated States of Micronesia・Truk Lagoon marine area (Phase 2)
令和3年8月20日
(写真1)水中でライトで照らしながら作業する人たちの様子 技術移転OJT(ホース誘導・設置)

プロジェクトの概要

国名:
ミクロネシア連邦
事業期間:
2018年5月23日~2019年5月22日
分野:
環境
実施団体:

 事業地は、太平洋戦争中、日本海軍船舶の修理・整備・補給基地として重要な拠点であったため、米軍による大規模な攻撃により、多数の艦船が燃料、爆発性物質や砲弾等を積載したまま沈没しており、未処理のまま海中に放置されている。戦後70年有余年が経過し、沈没船の腐食劣化、構造材の浸食が進み、燃料タンク等からの油脂類及び化学物質の漏洩が生じつつあり、事業地周辺の海岸線は汚染の危機に直面している。海中生態系の破壊だけでなく、チューク州最大の産業である海洋観光や漁業産業発展の妨げともなる。 本事業は、沈没船を探査、位置の特定、沈没船からの油漏れの実態を調査し、漏洩の程度を把握するとともに、漏洩個所の応急処置を実施する。同油漏れ等に起因する生活環境や人体を含む生態系への影響を除去すること、加えてチューク州環境局関係者に水中探査や燃料漏れ等の防止対策を技術移転し、現地で持続・自律的に本問題に対応できるようにする。

プロジェクトの進捗

事業の開始前

(写真2)床に置かれたポンプ機材 漏油回収用圧縮空気駆動ポンプ
(写真3)署名の様子 贈与契約の締結

事業の完了時(第2年次)

(写真4)水中での作業の様子 事故機内からライフラフトの引揚げ
(写真5)右3人感謝状を手に 大統領から感謝状を授与された
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