ODA(政府開発援助)
コミュニティ母子保健向上プロジェクト(第1期)
(Project to improve community-based maternal and child health (1st year))
令和3年10月14日
プロジェクトの概要
- 国名:
- グアテマラ共和国
- 事業期間:
- 2018年3月1日~2019年2月28日
- 分野:
- 医療・保健
- 実施団体:
事業地は、グアテマラで最も貧しい地域であり、妊産婦死亡率が高い一方、伝統的産婆の信頼が絶大なため、医師による出産介助率が最も低く、同国保健省は施設分娩や医師・看護師による産前健診を推進しながらも、伝統的産婆の研修にも力を入れている。しかし、伝統的産婆が介助する分娩では、出産時の大量出血や障害を伴う分娩などには対応しきれず、妊婦が死亡するケースもあり、高い妊産婦死亡率の要因ともなっている。また、若年妊娠や多産も妊産婦死亡率が高い理由の一つであるが、若年妊娠が心身に与える影響や、多産による健康面・生活面への負荷について十分に理解されていない。
このような状況を踏まえ、地域住民の信頼を得ている伝統的産婆を通じた保健教育、伝統的産婆自身の知識と技術の向上、保健所の利用促進、男性を含む地域社会に広く母子保健の重要性を伝える活動を通じて、特に妊産婦の健康およびリプロダクティブ・ヘルスの改善を目指す。