ODA(政府開発援助)
クラチェ州における小児外科診療体制強化事業(第1年次)
(Project for Enhancing Medical System to Practice Pediatric Surgery in Kratie Province (Phase 1))
令和3年8月20日

プロジェクトの概要
- 国名:
- カンボジア王国
- 事業期間:
- 2020年3月1日~2020年2月29日
- 分野:
- 医療・保健
- 実施団体:
カンボジアでは、新生児死亡率(1,000人あたり15人)、乳児死亡率(同25人)、5歳未満児死亡率(同29人)といった指標がASEAN圏内ではラオス、ミャンマーに次いで高い。また、都市と地方との医療格差が大きく、特に小児外科分野ではほとんどが都市部の病院に頼っているため、地方では多くの幼い子どもが適時に適切な外科治療を受けることができない。事業地であるクラチェ州は首都プノンペンから約250キロメートル離れた北東部に位置し、乳幼児死亡率と5歳未満時死亡率ともに、全国平均を上回っており、小児科の医療改善が必要である。
申請団体は、これまでにもプノンペンのNPH国立小児病院(NPH)を過去20年に渡り支援してきており、これまでに育成した同病院の医師、看護師が同病院の指導的立場に成長している。
本事業は、NPHと協力し、クラチェ州病院が同州の中核的医療機関として、小児外科疾患の診断と治療の能力を高めるとともに、州内の他の病院や保健センターに対する指導能力の向上を目指す。
プロジェクトの進捗
事業の開始前


事業の完了時(第1年次)

