ODA(政府開発援助)
現地の材料と地元の若者参加型で行う土のう工法を用いたコミュニティ・アクセス道路補修事業(第2年次)
(Community Access Road Repair through utilization of locally available materials and participatory approach by youth (Phase 2))
令和6年8月29日
プロジェクトの概要
- 国名:
- ウガンダ
- 事業期間:
- 2020年2月1日~2021年1月31日
- 分野:
- 通信・運輸
- 実施団体:
ウガンダ共和国では、県や郡などの地方政府のコミュニティ・アクセス道路(Community Access Roads: CARs)開発費は全公共事業予算のわずか0.4%以下にとどまる(2019/2020予算)。地方政府が保持する道路整備資機材や予算は県道や支線道路政策に優先利用されるため、CARsはほとんど手付かずの状態で放置されている。農村部では、雨季になると社会的施設にアクセスできない住民が急増し、基礎インフラである道路の通行不能化により各世帯の経済活動や生活に支障をきたしている。
本事業では、CARs開発の遅れが顕著な西部4県において、コミュニティ住民の社会的施設へのアクセシビリティ向上を目的とし、土のう工法を用いた簡便道路維持管理方法を若者や県政府道路維持管理組に技術移転する。また、若者の非農業型雇用創出と移転した道路維持管理技術の継続的な利用のため、コミュニティ・ベースの活動基礎を構築し自立性を見出すことを目標とする。
ウガンダ政府が目指す低コストでのCARs整備を実現するため、土のう工法の広範囲での普及・展開を目指す。1期目から継続し国内の技術学校での土のうカリキュラム化や公共事業省との工法マニュアル整備を通し、沿線住民が取り組む新しいコミュニティ・アクセス道路開発アプローチを確立させる。