ODA(政府開発援助)
リンポポ州ベンベ郡マカド地区における貧困下に暮らす青少年育成事業
(Project on Developing Potential of Youths in poor rural community through Community Empowerment, in Makhado, Vhembe District, Limpopo Province)
令和元年12月9日

国名 | 南アフリカ共和国 | |
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事業期間 | 2016年1月27日~2017年1月26日 | |
分野 | 教育・人づくり | |
実施団体 |
プロジェクトの概要
南アフリカは「世界一の格差社会」と言われ,「貧困層」が人口の約6割を占める。HIV/エイズの問題も大きく,国単位で世界最多710万人・総人口の約12%の陽性者を抱える。こうした社会状況の影響を最も受けるのが若い世代や子どもたちである。特に農村部では,多くの家庭で親の出稼ぎにより高齢者と子どもだけが残されている。エイズで親を亡くす「エイズ遺児」も後を絶たない。農村部の貧困家庭の子どもたちは身近な大人から必要なサポートが受けられず,食べものへのアクセスすら難しい。
一方,南アフリカでは親がいないなど特別なケアが必要な子どもが通うドロップ・イン・センター(以下,DIC)が,村の住民「ケアボランティア」により運営され,子どもたちが安全に過ごせる場として地域に根付いている。本事業では,ケアボランティアの育成と,DICに通う10代の若者を対象に活動を実施し,彼らが地域の若者のモデルとなり,波及効果を与えていけるよう育成する。