ODA（政府開発援助）
ボンケ地区における水供給と保健衛生改善事業（第1年次）
（Water Supply, Hygiene and Sanitation Project at Bonke (Phase 1)）
令和5年9月7日
給水所で飲み水を汲む笑顔の女性
プロジェクトの概要
- 国名：
- エチオピア
- 事業期間：
- 2017年11月1日～2018年10月31日
- 分野：
- 水
- 実施団体：
本事業地の住民は、給水所がないため主に小川や湧き水を煮沸せずに飲料水として利用している。水浴び場、洗濯場などの区別がなされておらず、安全な水へのアクセス率は非常に低い状態である。事業対象地では、女性の地位が低く、伝統習慣的に水汲みは女性や子どもの仕事とされている。起伏の激しい道のりを往復1～3キロメートル、1～3時間歩き、時には水を入れて20キログラム以上になるポリタンクを背負う重労働、且つ子どもの教育を受ける時間を奪っている現状である。このような状況を改善するために、1 公共トイレ・水供給システムの設置、2 水供給システム運営管理及び保健衛生教育の人材育成・体制構築、3 保健衛生教育啓発といった活動を行い、安全な水へのアクセスの確保と保健衛生環境の改善を目指す。
プロジェクトの進捗
事業の開始前
貯水タンクを建設し、安定供給
住民達による水道用パイプの運搬作業
事業の完了時（第1年次）
トイレの習慣がない土地にトイレを設置
安全な水の啓発活動と日本の支援を周知