ODA(政府開発援助)

平成28年10月18日

 「グローバルフェスタJAPAN 2016」における写真展「“誰も取り残さない”世界を願って leaving no one behind」には,多くの作品をご応募いただき,また,当日ご来場いただき,誠にありがとうございました。

 グローバルフェスタ会場内の写真展ブースでは,ご応募いただいた作品の中からグローバルフェスタJAPAN 2016実行委員会によって選出された,世界各地における日本の国際協力活動の様子やそこで活躍している日本人が撮影した写真73点を展示しました。

 また,今年の写真展では,8月末にケニアで開催された「第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)」の特別コーナーを設置し,来場者の皆様に「TICAD VI」の様子をご紹介しました。

 なお,個人部門とNGO部門でご応募頂いた作品の中から,最優秀賞と優秀賞に選出された6作品については,10月1日(土曜日)のグローバルフェスタのオープニングセレモニーの際に表彰式が行われ,実行委員会を代表して,外務省の山田国際協力局長から賞状の授与と,協力企業であるオリンパス(株)の北村メディカルフェアーズ・CSR統括室本部長から副賞(最優秀賞:コンパクトデジタルカメラ(Stylus TG-4 Tough),優秀賞:ICレコーダー(Voice-Trek V-842)の贈呈がありました。

写真展ブースの様子

NGO部門の作品展示スペース
ABEイニシアティブ1期生がTICAD VI
コーナーを見学している様子

表彰作品

最優秀賞(個人部門)

(写真)1
作品名
:「ポリオのない世界を目指して」
受賞者
:並木 大典 様
撮影地
:パキスタン
撮影時期
:2015年10月撮影
写真についての出展者コメント:
 2015年10月,一般社団法人ジェイ・アイ・ジー・エイチ(JIGH)の呼びかけによる,パキスタンへのポリオ現地視察に動画撮影担当として同行した。視察を通じ,日本として如何にパキスタン,そして世界からのポリオ根絶に寄与し得るかを検討するのが目的だった。日本だからこそできる平和的アプローチを模索し,真剣な眼差しで取り組むメンバーの方々に敬意を表すと共に,世界中の全ての子供たちに真の笑顔が戻る日まで,私にできる「伝えるべきことを広く伝える」という仕事を丁寧に続けていこうと,改めて強く思った。

最優秀賞(NGO部門)

(写真)2
作品名
:「これが私の宝物」
受賞者
:特定非営利活動法人LOOB JAPAN 様
撮影地
:フィリピン
撮影時期
:2015年10月撮影
写真についての出展者コメント:
 私たちLOOBは貧しい村でのコミュニティ開発を行っています。そこは太平洋戦争中に日本軍から激しい攻撃を受けたエリアです。私たちのNGO活動を応援してくれているドローレスさんというおばあさん(80)も実は戦争中に父親を日本軍に殺されているのですが,日本から来るボランティア達に対して,憎しみを表すどころか,愛情を持って接してくれています。この写真は日本に帰ってしまったタカという大学生の写真を引っ張り出して,想い出を懐かしく語っている時の写真です。

優秀賞(個人部門(1))

(写真)3
作品名
:「heart&smile」
受賞者
:余語 和貴 様
撮影地
:タンザニア
撮影時期
:2016年3月撮影
写真についての出展者コメント:
 スタディツアーで8日間タンザニアに滞在しました。訪れるまでは危ないのではないかなど不安だらけでした。しかし,そんな不安もすぐに無くなりました。タンザニア人はとにかくいい人。街を歩いていると「ジャンボ(こんにちは)」と誰でも話しかけてくれます。彼らと交流すると私たちもとても明るい気持ちになれました。そんなタンザニアが大好きになりました。日本からは遠いアフリカですが多くの人にアフリカの素晴らしさを発信していきたいです。

優秀賞(個人部門(2))

(写真)4
作品名
:「ぼくらもともだち」
受賞者
:石毛 真理子 様
撮影地
:フィリピン シキホール島
撮影時期
:2016年8月撮影
写真についての出展者コメント:
 "誰も取り残さない世界"を願う,ということは世界中のあらゆる人たちを友人・仲間だと思う気持ちから始まるものだと思います。この写真は私がかつて青年海外協力隊員として赴任していた地を親子で訪ねた際の一コマで,写っているのは現地の友人のお子さんとわが子です。初対面でもすぐ打ち解けて遊び,帰る頃には相手もこの場所も子どもにとって特別なものとなりました。こんなふうに次の世代にも友情が受け継がれていくことは,親の私達にとってこれ以上ない喜びです。

優秀賞(NGO部門(1))

(写真)5
作品名
:「二人三脚」
受賞者
:特定非営利法人HOPE 様
撮影地
:フィリピンセブ島
撮影時期
:2013年8月撮影
写真についての出展者コメント:
 HOPEは「地域と共に二人三脚」で貧困問題の解決に向けた活動をしています。スタッフの平均年齢は22歳と若いですが,世界中で貧困や格差に喘ぐ人々を減らしたいという強い気持ちを持って取り組んでいます。この作品を通して,「二人三脚の支援だからこそ,一人も残すことなく,全員で困難な状況から抜け出すんだ!」という思いが伝われば幸いです。

NGO部門(2)

(写真)6
作品名
:「世界の医療団日本:スマイル作戦マダガスカル」
受賞者
:世界の医療団 様
撮影地
:マダガスカル
撮影時期
:2015年8月撮影
写真についての出展者コメント:
 世界の医療団日本は,優れた技術を持つ日本の医療ボランティアを派遣し,形成外科手術を必要としながらもその機会に巡り合うことのない患者たちを対象に「スマイル作戦」を実施しています。スマイル作戦は,口唇裂,口蓋裂,多指症などいった先天性の奇形,事故,暴力の犠牲などの後天的な機能および外見上の障害に対し,無償で形成外科手術を行います。手術を通し,人としての誇りと尊厳を取り戻してもらい,より豊かな社会生活を送ってもらうことを目的としています。
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