ODA(政府開発援助)

令和2年10月2日
人材育成奨学計画
実施年度 令和2年度
供与限度額 1.85億円
案件概要  この計画は、エルサルバドルの若手行政官等が、わが国で学位を取得するために必要な学費等を供与するものです。
裨益効果  この協力により、最大で修士課程6名及び博士課程1名のエルサルバドルの行政官等が自国の開発や発展に必要な各分野の専門的知識を習得し、帰国後、同国の開発課題の解決等に貢献することが期待されます。また、人的ネットワーク構築を通じた日・エルサルバドル間の相互理解及び友好関係の強化に寄与することが期待されます。
経済社会開発計画
実施年度 令和2年度
供与限度額 3億円
案件概要  この協力は、エルサルバドル政府に対して保健・医療関連機材を供与するものです。
裨益効果  この協力により、エルサルバドルの感染症対策及び保健・医療体制の強化が図られ、もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与することが期待されます。
エルサルバドルの東部地域における潜在移民及び帰還移民の若年層に対する訓練及び起業に焦点を当てた再統合支援計画(IOM連携)
実施年度 令和元年度
供与限度額 5億円
案件概要  この計画は、エルサルバドル東部地域において、帰還移民の受入れ体制強化、及び若年層に対する職業訓練や起業教育により、潜在移民の発生抑止及び帰還移民の経済社会への再統合を促進し、もって東部地域の経済活性化と雇用拡大に寄与するものです。
裨益効果  この計画では、エルサルバドルの東部4県において、帰還移民の受入れ体制を強化することにより、約5,000人の帰還移民が人道支援物資を受け取ることができ、年間約1,000人が教育施設整備の恩恵を受けることができます。また、帰還移民の若年層に対する奨学金の提供により、約670人の帰還移民が職業訓練や起業教育を受けることができます。
経済社会開発計画
実施年度 平成29年度
供与限度額 4.30億円
案件概要  エルサルバドル共和国は、地質的・地理的条件から地震、豪雨、サイクロン等が発生しやすく、自然災害に対する脆弱性を有しています。このため、将来の大規模災害に備え、減災・防災対策の強化が急務となっています。
 こうした状況を踏まえ、この計画は、我が国が有している防災分野の知見と技術を活用しつつ、主要幹線道路の落石防護柵や雨水の貯留・浸透層等の我が国で製造された防災機材を供与するものです。
裨益効果  災害リスクの軽減を図り、同国の防災対策の強化に寄与することが期待されます。
無償資金協力
実施年度 平成27年度
供与限度額 5億円
案件概要  エルサルバドルでは、金融危機による輸出産業の低迷や自然災害の影響による国内消費の落ち込みにより、経済活動が停滞しており、経済の活性化が喫緊の課題となっています。こうした中、同国では、新たな開発5か年計画の策定を進めており、経済社会開発に積極的に取り組んでいます。今回の協力は、こうした取り組みを推進する同国に対し、必要な資機材を購入するための資金を供与するものです。
裨益効果  エルサルバドルの要望や開発ニーズに基づく、日本の中小企業の製品を供与することを通じ、エルサルバドルの経済社会開発を支援するのみならず、その中小企業の製品に対する認知度の向上を図り、継続的な需要を創出し、我が国の中小企業の海外展開を力強く支援することが期待されます。
国営教育・文化テレビ局番組ソフト整備計画(一般文化無償資金協力)
実施年度 平成26年度
供与限度額 0.43億円
案件概要  この協力は、エルサルバドル国民に対する情報伝達、教育・啓蒙活動の環境整備を図るために、必要なテレビ番組ソフトを供与するものです。
裨益効果  国営教育・文化テレビ局は、エルサルバドルにおける唯一の国営テレビ局であり、今回の協力により、我が国の良質な教育・ドキュメンタリー番組の放送を通じ、伝統文化を守りつつ経済発展を遂げた日本の経験の共有や、学校教育の補完が期待されます。
ノン・プロジェクト無償資金協力「途上国の要望を踏まえた工業用品等の供与」
実施年度 平成24年度
供与限度額 3億円
案件概要  この計画は、自然災害に対して脆弱であり、資源に乏しく主要産業を持たないエルサルバドルが、持続的な経済成長に向けた取組を行っていく上で必要となる機材を購入するための資金を供与するものです。
 今回の協力では、東日本大震災による被災地で生産された製品を調達することにより、被災地の復興にも貢献することが期待されます。
裨益効果  今回の協力により、エルサルバドルにおける経済社会開発に資することが期待されます。
医療機材ノン・プロジェクト無償資金協力
実施年度 平成24年度
供与限度額 4億円
案件概要  この計画は、医療設備が不十分なエルサルバドルの公的病院に我が国の優れた医療機材等を整備するための資金を供与するものです。
 また、我が国企業が生産した製品を調達することにより、今後の我が国企業の海外展開が促進され、我が国との経済関係が一層強化されることが期待されます。
裨益効果  エルサルバドルの保健分野における取組を支援することを通じ、妊産婦死亡率の削減や主要死因である心血管疾患、がん、呼吸器疾患などの非感染性疾患への対策の推進等に貢献することが期待されます。
広域防災システム整備計画
実施年度 平成24年度
供与限度額 4億円
案件概要  本計画は、地震の多発するエルサルバドルに対し、東日本大震災の被災地を含む日本の技術も活用しつつ観測機材(地震計や潮位計等)を整備するものです。
裨益効果  本計画より、エルサルバドルの地震・津波等の観測能力を強化し、適切な警報を発出することで人的被害の低減に貢献することが期待されます。なお、同国で得られた潮位の観測データをリアルタイムに入手することにより、我が国の津波の予測精度向上が可能となることから、我が国防災対策にも貢献することが期待されます。
気候変動による自然災害対処能力向上計画
実施年度 平成22年度
供与限度額 15億円
案件概要  エルサルバドルでは、気候変動による天候不順の多発による被害が深刻化しており、2008年11月のハリケーンによる被害からの復旧が未だ不十分であり、次の雨期までに、防災・復旧能力強化のための防災関連機材整備の重要性が高まっています。この計画は、エルサルバドルに対し、気候変動に起因するハリケーンによって被害を受けた地域の復興のための重機等を供与するものです。
 この計画は鳩山イニシアティブの一環として実施することとした案件です。我が国としては、すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して、コペンハーゲン合意への賛同に向けた働きかけも含め、エルサルバドルと引き続き気候変動分野で連携していきます。
裨益効果  本計画の実施により、同国の防災・復興能力強化に貢献することが期待されます。
サンサルバドル市国立劇場に対する一般文化無償資金協力
実施年度 平成19年度
供与限度額 0.73億円
案件概要  サンサルバドル市国立劇場は1911年に設立され、首都サンサルバドルを代表する主要劇場として演劇、音楽等活発な文化活動を行ってきている。同劇場は、2001年に発生した2度の大地震により甚大な被害を受け閉鎖を余儀なくされたが、その後、2003年から本格的な改修工事を行い、2007年末に再オープンする予定である。
 同国では、1992年の内戦終結後、国内での文化活動の復興が進み、劇団数は約30%増加している。このため、同国政府はこうしたニーズに合致した劇場の再開を計画しており、必要機材の整備が急務となっている。
 このような状況の下、エルサルバドル政府は、サンサルバドル市国立劇場が音響及び照明機材を購入するために必要な資金につき、我が国政府に対して一般文化無償資金協力を要請してきたものである。
日本・中米友好橋建設計画
実施年度 平成19年度
供与限度額 6.50億円
案件概要 ・本計画の内容
 エルサルバドル政府がエルサルバドルとホンジュラスの国境に架かる国境橋(日本・中米友好橋:橋長170メートル)の建設を実施するための資金を供与するもの。
 本計画は、エルサルバドル及びホンジュラス両国に対する広域開発無償資金協力として実施することについて閣議決定をしているものであり、今回はそのうちのエルサルバドル政府に対する無償資金協力に係る書簡の交換である。
・本計画の必要性
 メキシコと中米7か国(グアテマラ、ベリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ)では、中米地域の経済統合、持続可能な発展と住民の生活水準の向上を目指し、2001年にプエブラ-パナマ計画(PPP)を策定した。その中で中米地域を東西に結ぶ太平洋回廊と、エルサルバドルのラ・ウニオン港とホンジュラスのコルテス港を南北に結ぶ大洋間ロジスティック回廊(ドライカナル路線)を陸上交通の最重要路線として位置づけている。しかし、この2つの回廊の交差地点付近に架かっているゴアスコラン橋は、車道幅員が7.3メートル、許容総重量24.5トンしかなく、交通のボトルネックとなっているだけではなく、老朽化に伴い安全上大きな問題を抱えている。さらに、我が国の有償資金協力により同橋の近郊にラ・ウニオン港の建設が終了される予定となっており、今後同橋の交通量が更に増える(約3,000から3,500台/日)ことが予想されていることから、国境橋の建設につき、我が国に対して無償資金協力を要請してきたものである。
裨益効果  本計画の実施により、同橋梁を通行できる車両重量が増大(24.5→40.8トン)するとともに、ラ・ウニオン港の改修等との相乗効果により、中米諸国間の物流及び経済関係の発展に資することが期待される。
日本・中米友好橋建設計画
実施年度 平成18年度
供与限度額 0.20億円
案件概要  メキシコと中米7カ国(グアテマラ、ベリーズ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ)では、中米地域の経済統合、持続可能な発展と住民の生活水準の向上を目指し、2001年にプエブラ-パナマ計画(PPP)を策定した。その中で中米地域を東西に結ぶ太平洋回廊と、エルサルバドルのラ・ウニオン港とホンジュラスのコルテス港を南北に結ぶ大洋間ロジスティック回廊(ドライカナル路線)を陸上交通の最重要路線として位置づけている。
 しかし、この2つの回廊の交差地点付近に架かっているゴアスコラン橋は、車道幅員が7.3メートル、許容総重量24.5トンしかなく、交通のボトルネックとなっているだけではなく、老朽化に伴い安全上大きな問題を抱えている。さらに、我が国の有償資金協力により同橋の近郊にラ・ウニオン港が建設される予定となっており、今後同橋の交通量が更に増える(1日当たり約3,000から3,500台)ことが予想されている。
 本橋の管理をしているホンジュラスとエルサルバドルでは、財政事情から新たな橋の建設を行うことができない状況にあることから、両国政府は、ゴアスコラン橋に代わる国境橋(日本・中米友好橋:橋長170メートル)の建設につき、我が国に対して無償資金協力を要請してきたものである。
裨益効果  本計画の実施により、同橋梁を通行できる車両重量が増大(24.5トン→40.8トン)すること等から、エルサルバドルとホンジュラス間の国境の物流が促進されるとともに、ラ・ウニオン港の改修等の相乗効果により、中米諸国間の物流及び経済関係の発展に資することが期待される。
ノン・プロジェクト無償資金協力
実施年度 平成18年度
供与限度額 5億円
案件概要  エルサルバドルは、内戦からの復興を目指してこれまで取り組んできたが、1998年のハリケーンミッチ及び2001年の大震災、2005年の火山噴火及び熱帯性低気圧スタンによる被害の影響から、同国の復興は計画通りに進捗しておらず、経済インフラの整備、社会セクターの拡充政策が強く望まれており、追加的資金が必要となっている。エルサルバドル政府は、厳しい財政状況の下、これらの資金需要に対し、新たな公的債務の増加に慎重に対応しつつ、国家歳入の安定化に努めている。
 今回のノン・プロジェクト無償資金協力は、エルサルバドルの経済構造改善を目的とした計画の実施を支援するものであり、この計画の一層の推進に必要な物品を輸入する代金の支払のために使用される。また、今回の支援は、中米の安定的発展にも繋がるものである。
ノン・プロジェクト無償資金協力
実施年度 平成17年度
供与限度額 5億円
案件概要  エルサルバドルは、1998年のハリケーンミッチおよび2001年の大震災による被害からの復興を目指す経済インフラの整備、社会セクターの拡充政策を進めており、追加的資金が必要となっている。エルサルバドル政権は、厳しい財政状況の下、これらの資金需要に対し、新たな公的債務の増加に慎重に対応しつつ、国家歳入の安定化に努力している。
 今回のノン・プロジェクト無償資金協力は、エルサルバドルの貧困削減等の構造調整計画の実施を支援するもので、この計画の一層の推進に必要な商品を輸入する代金の支払いのために使用される。
ロサレス国立病院復旧計画
実施年度 平成17年度
供与限度額 6.30億円
案件概要  エルサルバドルは、近年、全国での医療サービスの向上を図るために、2次医療施設の充実を進めている。
 ロサレス国立病院は、第2次医療施設のトップレファレル病院として位置づけられる3次医療施設であるが、築後100年を経過しており、施設および機材の老朽化の問題があると共に、2001年の大震災により手術棟が被害を受けたため仮設棟において手術を行っている状況である。
 このような状況下、エルサルバドル政府は「ロサレス国立病院復旧計画」を策定し、手術棟の建設および医療機材整備に必要な資金につき、わが国政府に対し、無償資金協力を要請してきたものである。
裨益効果  この計画の実施により、同病院の機能が回復し、住民への医療サービスが向上することが期待される。
ODA(政府開発援助)
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