ODA(政府開発援助)
日本のODAプロジェクト
ドミニカ国
無償資金協力 案件概要
令和元年10月23日
ロゾー及びマリゴットにおける水産の建物及び機材整備計画 | |
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実施年度 | 令和元年度 |
供与限度額 | 10.72億円 |
案件概要 | この協力は,ハリケーン被害を受けたロゾー及びマリゴットにおける水産の建物の修復,強靱性強化,機材の交換・更新等を行うものです。 |
裨益効果 | この協力により,水産施設がハリケーンに耐えうる施設に強化されるほか,ロゾー水産コンプレックスの施設稼働時間(時間/週)が0時間から40時間に増加,マリゴット漁港の製氷機への給水障害回数(回/月)が10回から0回になることにより,水産物の保存・加工機能の復旧が図られ,もってドミニカ国における水産業の復興・振興に寄与することが期待されます。 |
ハリケーン被害からの復旧・復興及び災害管理能力向上のための無償資金協力 | |
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実施年度 | 平成29年度 |
供与限度額 | 2.20億円 |
案件概要 | ハリケーン被害を受けたドミニカ国に対し,我が国で製造された防災・災害復旧関連機材(発電機,ホイールローダー等の大型建機)を供与するものです。 |
裨益効果 | 災害対策分野における能力強化を図り,もって社会の安定化を通じドミニカ国の経済社会開発に寄与することが期待されます。 |
ガイアナ及びドミニカ国における女性の災害管理能力強化計画(UNDP連携) (ガイアナ及びドミニカ国対象) |
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実施年度 | 平成29年度 |
供与限度額 | 5.60億円(2か国対象) |
案件概要 | 自然災害に対する脆弱性を抱えるガイアナ及びドミニカ国に対し,UNDPとの連携の下,災害時に特に脆弱な立場に置かれる遠隔地や沿岸部のコミュニティの女性を主な対象に,生計の安定化と災害対応能力の強化に向けた支援を行うものです。 |
裨益効果 | この協力により,計1,400コミュニティ(約20,000人)の防災・減災能力が強化されることが見込まれる他,ワークショップ等への参加を通じ,コミュニティ間の情報共有・連携体制が構築されることが期待されます。 |
経済社会開発計画 | |
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実施年度 | 平成27年度 |
供与限度額 | 2億円 |
案件概要 | 今回の協力は,2015年8月に熱帯性低気圧「エリカ」による被害を受けたドミニカ国に対する復興支援及び我が国の対カリブ共同体(カリコム)諸国支援の一環として行われるものであり,小島嶼開発途上国特有の脆弱性を抱え,被害からの復旧と自然災害による被害緩和に取り組むドミニカ国に対し,我が国で生産される防災分野の機材・製品等を購入するための資金を供与するものです。 |
裨益効果 | 我が国で生産される防災分野の機材・製品等を供与することを通じて,ドミニカ国の復興と経済社会開発を支援するのみならず,それらの機材・製品等に対する認知度の向上を図り,継続的な需要を創出し,日本経済の活性化に貢献することが期待されます。 |
水産関連機材整備計画 | |
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実施年度 | 平成27年度 |
供与限度額 | 1.66億円 |
案件概要 | 今回の協力は,ドミニカ国国内2か所の水産センター(ロゾー及びマリゴット)において,過去に我が国が供与した水産関連機材の一部及びそれに附帯する設備の更新・入替を行うことで,水産関連施設の機能を回復させ,流通上の損失を低減するとともに,資源管理型漁業の導入のため,漁場としての浮漁礁を設置するものです。 また,今回の協力は,我が国の対カリブ共同体(カリコム)諸国支援の一環として行われるものです。 |
裨益効果 | ドミニカ国における水揚量の増加,水産物流の円滑化及び漁業管理の促進を図り,同国の水産業の持続的発展に寄与することが期待されます。また,エネルギー効率の良い機材及び冷媒を導入することにより,省エネを通じた温室効果ガス排出削減への貢献も期待されます。 |
気候変動に対応するための日・カリブ・パートナーシップ計画(UNDP連携) (カリブ8カ国(ガイアナ共和国,グレナダ,ジャマイカ,スリナム共和国,セントビンセント及びグレナディーン諸島,セントルシア,ドミニカ国,ベリーズ)対象) |
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実施年度 | 平成26年度 |
供与限度額 | 15.26億円(8か国対象) |
案件概要 | カリブの小島嶼国及び沿岸低地国は,ハリケーンや洪水等の自然災害発生率が極めて高く,地球温暖化による海面上昇がもたらす沿岸浸食,国土の減少,塩害による水不足等,様々な課題に直面しています。これら諸国の政府は,気候変動対応能力の強化に取り組んでいますが,専門的情報や技術,資金の不足等により,適切な緩和・適応施策の策定・実施に至っていません。 今回の協力は,特に支援の必要性が高い8カ国において,UNDPを通じて,気候変動政策の策定支援,緩和・適応技術移転のためのパイロット・プロジェクトの実施を行うと共に,その他のカリブ諸国にも広く資する情報共有体制を構築・強化するものです。 なお,この案件は,我が国が2013年11月に策定した攻めの地球温暖化外交戦略「Actions for Cool Earth: ACE」の中で表明した,2013年から2015年までの3年間の気候変動分野における途上国支援策:計1兆6,000億円の一環として実施するものです。我が国は,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,カリブ地域の小島嶼国と引き続き気候変動分野で連携していきます。
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裨益効果 | 今回の協力の実施により,カリブ地域全体における気候変動・自然対策対応能力の強化につながることが期待されます。また,日本とカリブの小島嶼国の間で,気候変動問題に取り組んでいくためのパートナーシップ関係が強化されることが期待されます。 |
ノン・プロジェクト無償資金協力「途上国の要望を踏まえた工業用品等の供与」 | |
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実施年度 | 平成26年度 |
供与限度額 | 1億円 |
案件概要 | ドミニカ国は,頻繁にハリケーン等の自然災害による被害にさらされる小島嶼国であり,2013年末には集中豪雨により土砂崩れが発生し,インフラ等への被害が発生しました。また,その経済は主要国の経済状況等の外的要因に影響されやすい等の脆弱性を含んでいます。ドミニカ国政府は,自然災害からの復興や防災対策,及び債務削減,雇用創出,緊縮財政等の経済問題に積極的に取り組んでいます。今回の協力は,2013年末の集中豪雨からの復興支援を始め,こうしたドミニカ国の経済社会開発の努力を促進するために必要な資機材を供与するものであり,同国の持続可能な開発等への貢献が期待されます。 また,今回の協力では,東日本大震災による被災地で生産された製品を調達することにより,被災地の復興にも貢献することが期待されます。 なお,この案件は,我が国が2013年11月に策定した攻めの地球温暖化外交戦略「Actions for Cool Earth: ACE」の中で表明した,2013年から2015年までの3年間の気候変動分野における途上国支援策計1兆6,000億円の一環として実施するものです。我が国としては,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,ドミニカ国と引き続き気候変動分野で連携していきます。 |
ポーツマス水産センター整備計画 | |
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実施年度 | 平成20年度 |
供与限度額 | 7.44億円 |
案件概要 | ドミニカは,水産資源の持続的利用について我が国と共通の利害を有しており,水産関係の国際会議の場等において我が国と立場を同じくする等,我が国と良好な二国間にあります。 本件計画は,水産業を主要産業の一つとするドミニカにおいて,主要水揚げ地であるドミニカ北部のポーツマスに,水産センターや水揚げ桟橋を建設し,製氷機等の関連機材を調達するために必要な資金を供与するものです。 |
裨益効果 | 本件協力の実施により,漁獲物の効率的な水揚げと販売ができるようになり,水揚量の増大と漁民の収入向上が見込まれます。 |
マリゴット漁港整備計画 | |
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実施年度 | 平成14年度 |
供与限度額 | 16.63億円(平成14年度4.63億円,平成15年度12億円) |
案件概要 | ドミニカ国は,ハリケーンの来襲が多く,毎年多数の漁船を喪失している。特に大西洋岸は漁港施設が皆無であり,海象条件も厳しいことから漁船が安全に係留・避難できる漁港施設の整備が緊急課題となっている。また,首都ロゾーを除き,マリゴットを含む地方水揚地では,水揚後の水産物の取り扱いを適切に行うための水揚岸壁,荷捌場,保冷施設が整備されていないことから,衛生的な水産物の安定的な供給という国民のニーズ(需要)に応えられていない。 このような状況の下,ドミニカ政府は,大西洋側で最大の水揚地であるマリゴットにおいて防波堤,水揚施設,流通施設等を整備することで,漁船の避難確保,生鮮水産物の安定的な供給を図ることを目的として,「マリゴット漁港整備計画」を策定し,この計画の実施のために必要な資金につき,わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。 この計画の実施により,漁船の避難港および水産物流通体制が整備され漁業の振興が図られるとともに,ドミニカ国民に対して安定的に水産物が供給されることが期待される。 |