ODA(政府開発援助)
日本のODAプロジェクト
北マケドニア
無償資金協力 案件概要
令和2年11月5日
経済社会開発計画 | |
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実施年度 | 令和2年度 |
供与限度額 | 1億円 |
案件概要 | この協力は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている北マケドニア共和国に対して、保健・医療関連機材を供与するものです。 |
裨益効果 | 新型コロナウイルス感染症の影響によって既存の医療体制に負荷が生じている北マケドニア共和国に対し、保健・医療関連機材を供与することを通じて、同国の感染症対策及び保健・医療体制の強化に寄与することが期待されます。 |
国立オペラ・バレエのための楽器・音響・照明機材整備計画(一般文化無償資金協力) | |
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実施年度 | 令和元年度 |
供与限度額 | 0.798億円 |
案件概要 | 本計画は、国立オペラ・バレエの公演等に必要となる楽器・音響・照明機材を供与するものです。 |
裨益効果 | 国立オペラ・バレエの公演における質的向上を図ることで、ひいては、北マケドニアの文化・芸術を通じた青少年の人材育成及び多民族間における民族融和・相互理解に寄与することが期待されます。 |
第ニ次一次医療機材整備計画 | |
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実施年度 | 平成18年度 |
供与限度額 | 8.1億円 |
案件概要 | マケドニアの保健医療は、旧ユーゴスラビアの体制を受け継ぎ、医療施設と医療従事者の数は充実し、医療水準も比較的高いレベルにあるものの、1991年の独立以来、民主化・市場経済化を進めているが不安定な経済状況が続いており、特に保健医療分野の課題の解決に重要な役割を果たす一次医療レベルのヘルスセンター(HC)における施設・機材の老朽化が著しい。 この様な状況に対処するため、マケドニア政府は「第二次一次医療機材整備計画」を策定し、その実施に必要な医療機材の購入資金について、我が国政府に対して無償資金協力を要請したものである。 |
裨益効果 | 本計画の実施により、各対象HCが担当する一次レベルの保健医療サービスの機能が回復し、より正確な診断が可能となり、各行政区における一次レベルの医療サービスの質・量ともに向上する。また、本件の直接裨益者は、約86万人にのぼる。 |
スコピエ周辺地域給水改善計画 | |
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実施年度 | 平成16年度 |
供与限度額 | 6.97億円 |
案件概要 | マケドニアは、対ユーゴ経済制裁、コソヴォ紛争、国内アルバニア系武装勢力との紛争等、1990年代から旧ユーゴ紛争の直接的・間接的影響を受け、国内経済および政府の財政は急激な悪化と停滞を迎えた。このため、2002年3月に対マケドニア支援国会合が開催される等、国際社会の参加により紛争後の復興支援が行われており、わが国も積極的に支援している。 しかしながら、マケドニアでは都市部周辺地域や山間村落部での給水関連整備は進捗が遅れており、著しく老朽化した水道網、または浄化されていない井戸や河川からの水を直接利用していることから、汚染水に起因する水系疾患が発生しており、特に人口増加が著しいスコピエ周辺においては、その整備は衛生対策の観点からも必要性、緊急性が高い。 このような状況の下、マケドニア政府は劣悪な給水事情を改善するため「スコピエ周辺地域給水改善計画(詳細設計)」を策定し、この計画の実施に必要な資金につき、わが国政府に対して、無償資金協力を要請してきたものである。 |
裨益効果 | この計画の実施により、スコピエ周辺の7郡20村落の受益者3万2,435人が衛生的で安定した水の供給を受けることが可能となるほか、汚染水を飲用することがなくなることにより、水因性疾病罹患者数の低減が期待される。 |
スコピエ周辺地域給水改善計画(詳細設計) | |
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実施年度 | 平成15年度 |
供与限度額 | 0.53億円 |
案件概要 | マケドニアの医療は比較的高い水準にあるものの、対ユーゴ経済制裁、コソヴォ紛争、国内アルバニア系武装勢力との紛争等、1990年代から旧ユーゴ紛争の直接的・間接的影響を受け、国内経済は疲弊し、政府の財政状況も悪化した。このため、2002年3月に対マケドニア支援国会合が開催される等、国際社会の参加により紛争後の復興支援が行われており、わが国も積極的に支援している。 しかしながら、マケドニアでは都市部周辺地域や山間村落部での給水関連整備は進捗が遅れており、著しく老朽化した水道網、または浄化されていない井戸や河川からの水を直接利用していることから、汚染水に起因する水系疾患が発生しており、特に人口増加が著しいスコピエ周辺においては、その整備は衛生対策の観点からも必要性、緊急性が高い。 このような状況の下、マケドニア政府は劣悪な給水事情を改善するため「スコピエ周辺地域給水改善計画(詳細設計)」を策定し、この計画の実施に必要な資金につき、わが国政府に対して、無償資金協力を要請してきたものである。 |
裨益効果 | この計画の実施により、スコピエ周辺の7郡20村落の受益者32,435人が衛生的で安定した水の供給を受けることが可能となる他、汚染水の飲用がなくなり、水因性疾病罹患者数の低減が期待される。 |
スコピエ市呼吸器関連医療施設医療機材整備計画 | |
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実施年度 | 平成14年度 |
供与限度額 | 1.06億円 |
案件概要 | マケドニアにおける医療は、比較的高水準にあったが、対ユーゴ経済制裁、コソボ紛争、国内アルバニア系武装勢力との紛争等の、1990年代から続いた旧ユーゴ紛争の直接的・間接的影響により、国内経済は疲弊し政府の財政状況が悪化したため、医療施設・サービスの改善、更新が困難な状況となった。特に、同国は盆地に位置しているため、排気ガス等を原因とする大気汚染による気管支炎の罹患率が高く、同国における呼吸器疾患分野の中心的役割を担う病院である肺・アレルギー・クリニックセンターでは、年間約1,300人の入院患者の治療と、約9,000人の外来患者に対する診断を行っているが、医療機材の老朽化のため必要な治療を行えない状況にある。 このような状況の下、マケドニア政府は、肺・アレルギー・クリニックセンターの医療サービス向上のため「スコピエ市呼吸器関連医療施設医療機材整備計画」を策定し、この計画に必要な医療機材の購入に必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。 |
裨益効果 | この計画の実施により、呼吸器疾患者に対し、より精度の高い検査・正確な診断が可能となり、マケドニアの医療水準の向上に資することが期待される。 |