ODA(政府開発援助)
日本のODAプロジェクト
コソボ
無償資金協力 案件概要
令和2年10月14日
経済社会開発計画 | |
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実施年度 | 令和2年度 |
供与限度額 | 1億円 |
案件概要 | この協力は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているコソボ共和国に対して、保健・医療関連機材を供与するものです。 |
裨益効果 | 新型コロナウイルス感染症の影響によって既存の医療体制に負荷が生じているコソボ共和国に対し、保健・医療関連機材を供与することを通じて、同国の感染症対策及び保健・医療体制の強化に寄与することが期待されます。 |
経済社会開発計画 | |
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実施年度 | 平成30年度 |
供与限度額 | 2.50億円 |
案件概要 | この協力は、コソボ政府に対し廃棄物収集車等を供与するものです。 2018年1月に、安倍総理大臣は「西バルカン協力イニシアティブ」においてコソボを含む西バルカン地域6か国の経済社会改革支援を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。 |
裨益効果 | この協力により、廃棄物収集率を向上させ、住民の生活環境改善、地域の環境改善に寄与するとともに、社会の安定化を通じて同国の経済社会開発に寄与するものです。 |
経済社会開発計画 | |
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実施年度 | 平成29年度 |
供与限度額 | 1.50億円 |
案件概要 | コソボでは、厳しい財政事情から医療機器の整備が滞り、患者に必要かつ適切な医療を提供することが困難な状況となっています。この協力は、日本製を含む医療機材をコソボの中核的医療施設であるコソボ大学クリニカルセンターに供与するものです。 |
裨益効果 | この協力により、年間2万人以上の手術が行われるコソボ大学クリニカルセンターの医療サービスが改善され、コソボの経済社会開発に寄与することが期待されます。 |
コソボフィルハーモニー交響楽団楽器整備計画(一般文化無償) | |
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実施年度 | 平成24年度 |
供与限度額 | 0.57億円 |
案件概要 | コソボ唯一の国営楽団として市民が広く音楽に親しむ機会等を提供してきたコソボフィルハーモニー交響楽団は、1990年代に勃発したコソボ紛争により活動停止を余儀なくされました。2000年に国連の支援を受けて活動を再開しましたが、楽器のほとんどが破損または不足しており、単独では演奏会が開催できないため、隣国の交響楽団の支援に頼らなければならない状況にあります。 この協力は、コソボフィルハーモニー交響楽団が自力で活動を行っていく上で必要な楽器を購入するための資金を供与するものです。 |
裨益効果 | この協力は、紛争終結から10年余を経て発展段階にあるコソボにおいて、音楽を通して市民に希望・意欲・向上心を与えるとともに、同楽団が国内の音楽分野の人材育成に参画している点から、教育面でも貢献するものです。更に、同楽団の奏者はバルカン地域の多民族共演に参加しており、音楽を通した民族融和活動への寄与も期待されます。 また、同楽団の主任指揮者は日本人が務めていることから、本協力は目に見える協力として、親日感情の醸成や、日本との交流関係の進展が期待されます。 |
廃棄物管理向上計画 | |
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実施年度 | 平成22年度 |
供与限度額 | 5.43億円 |
案件概要 | コソボでは、環境分野での取組みが遅れており、ごみ収集機材の老朽化や不足等によって、廃棄物収集が効率的に行われていないことから、公衆衛生の悪化が深刻な社会問題となっています。特に、首都プリシュティナや第二の人口を有するプリズレンでは、近年人口が大幅に増加しているため、緊急にごみ収集サービスを改善させる必要があります。 我が国は、平成22年度補正予算により、我が国の優れた環境・エネルギー技術の海外展開支援として、こうした技術を開発途上国に普及・促進しています。この協力は、こうした取組みの一環であるとともに、自国の持続的経済発展に向けたコソボの努力を支援するものです。 |