ODA(政府開発援助)

平成29年5月12日
エストニア美術館に対する文化無償
実施年度 平成17年度
供与限度額 0.41億円
案件概要  エストニア美術館は、エストニア共和国の6つの国立美術館を管轄する同国の美術・文化の中心機関である。膨大なコレクションを管理・展示する十分なスペースが不足していたため、2002年に新館の建築が始まり、2005年9月に竣工した。現在、新館の開館に向け各種イベントの準備および絵画等美術品の修復作業を進めているが、美術作品を適切かつ効率的に修復し、来館者への効果的な展示や文化・教育的催事を行うために必要な機材が質量共に欠ける状況にある。
 しかしながら、同国の厳しい財政情勢下、同美術館に対する予算には限界があり、同機材の整備が困難な状況となっていることから、わが国に支援要請があったもの。
ヘイノ・エレル音楽学校に対する文化無償
実施年度 平成14年度
供与限度額 0.46億円
案件概要  ヘイノ・エレル音楽学校は、1919年にエストニア南東部のタルトゥ市にに設立され、ピアノ、弦楽器、管・打楽器のほか、音楽理論等の専門的な教育を行っている同国における最も高い権威と歴史を持つ音楽学校である。
 また、ヘイノ・エレル音楽学校は、わが国とも音楽交流のある同国エストニア交響楽団との協力が予定されているなど、将来のわが国との音楽分野での交流も期待されている。
 しかしながら、ヘイノ・エレル音楽学校にて所有している楽器のほとんどが旧ソ連時代に購入したものであり、音楽教育活動を維持していくためには、新たな楽器の購入が急務となっているが、同国の厳しい財政状況のため、購入が困難な状況にある。
 このような状況の下、エストニア共和国政府は、ヘイノ・エレル音楽学校が新たな楽器を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。
エストニア音楽大学に対する文化無償
実施年度 平成13年度
供与限度額 0.40億円
案件概要  エストニア音楽大学は、1919年に設立されて以来、エストニアで最高水準の音楽教育機関として、多くの音楽家を輩出してきた。また、本格的な音響機材のエンジニア(トーンマイスター)育成にも努めているが、十分な音響機材が存在しないため、支障をきたしている。
 このような状況の下、エストニア政府は、エストニア音楽大学が音響機材を購入するために必要な資金につき、わが国政府に対して文化無償協力を要請してきたものである。なお、本年、わが国政府とエストニア政府は、両国の新たな外交関係樹立10周年の佳節を迎えた。
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