ODA(政府開発援助)
日本のODAプロジェクト
アルメニア
有償資金協力 案件概要
平成25年5月13日
エレバン・コジェネレーション火力複合発電所建設計画 | ||
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E/N署名 | 平成20年度 | |
供与限度額(億円) | 104.91 | |
供与条件 | 金利(%) | 0.75 |
償還期間(年)/ うち据置期間(年) |
40/10 | |
調達条件 | 一般アンタイド | |
事業概要 | 本計画は,アルメニアの首都エレバン市近郊にコジェネレーション火力複合発電所(205MW級)を新設することにより,同国の電力供給能力を増大し,もって同国において予見される電力不足の緩和,及び,同国社会経済の安定的かつ持続的成長に寄与するものであり,2005年,我が国政府は,本計画に対し円借款を供与した。今般の追加円借款は,本計画の実施中に発生した鋼材価格及びタービン価格の高騰等を理由とする事業費の増加に対処するため,追加的に資金供与を行うものである。 |
エレバン・コジェネレーション火力複合発電所建設計画 | ||
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E/N署名 | 平成16年度 | |
供与限度額(億円) | 159.18 | |
供与条件 | 金利(%) | 0.75 |
償還期間(年)/ うち据置期間(年) |
40/10 | |
調達条件 | 一般アンタイド | |
事業実施者 | エレバン火力発電公社 | |
事業概要 | アルメニアの発電所の多くは操業開始後30年が経過しており,老朽化の進行に伴い,電力供給能力および設備の信頼性が著しく低下している。また,近年,アルメニア経済が好調なため,現在の電力供給能力を大きく上回る深刻な電力不足の到来が懸念されている。 このような状況の下,アルメニアの首都エレバン市近郊に,コジェネレーション火力複合発電所(発電量205MW,熱供給量103ギガ・カロリー/時)を新設し,アルメニアの電力供給能力の増大およびエレバン市南部への熱エネルギーの供給を行うもの。 ![]() 従来からの発電所全景(写真:JBIC) |
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裨益効果 | 本事業の実施により,アルメニアにおいて予見される深刻な電力不足を緩和し,同国における安定的な電力供給を通じて同国経済の持続的成長を促進するとともに,首都エレバン市南部の産業地域や一般市民の地域暖房設備への熱供給を行うことが可能となり,また,天然ガスを効率的に使用することで,地球温暖化の原因となるCO2,大気汚染物質であるNOx,SOxの排出量を抑制しつつ単位燃料あたりの発電電力量を増加することが可能となる。 また,本案件の実施により,経済成長に伴う同国国民の生活水準向上,ひいては,同国の安定的発展を通じてわが国をとりまく国際環境の安定化および同国との関係緊密化に貢献することが期待される。 |