ODA(政府開発援助)

日本人が育てたパプアニューギニア軍楽隊,APECで演奏を披露

(ポスト・クーリエ紙 2018年12月18日付)

平成31年1月16日

 2018年11月のAPECで演奏を披露したパプアニューギニア軍楽隊への日本の支援について,現地のメディアで大きく報道されました。

 パプアニューギニアには,もともと軍楽隊がなく,要請を受けて日本の陸上自衛隊やJICAが育成の支援を実施。軍楽隊員の募集から指導への全面協力をはじめ,日本のODAで新品の楽器の供与が行われたほか,仙台育英高校からは中古楽器が寄贈されました。今回APECで演奏された行進曲「March Port Moresby」も日本の作曲家によるオリジナル曲として提供されるなど,日本をあげての支援となりました。

 ゼロから立ち上げられた軍楽隊は,現在総勢約40名。発足から約3年,パプアニューギニアと日本で練習を積み重ね,その集大成が2018年11月にパプアニューギニアで行われたAPEC首脳会議での演奏でした。各国首脳を迎えたガラ・ディナーで入場の際に演奏を行い,日本から出席した安倍総理夫妻も立ち止まって聴き入り,ブラボーと声をかけていました。

 軍楽隊がここまで立派に成長した陰には,現地で指導を行ったJICAの日本人専門家,そして陸上自衛隊中央音楽隊員といった日本のプロたちの存在がありました。彼らは,吹奏楽器を演奏したことがなかった隊員を一から指導し,軍楽隊に命を吹き込みました。パプアニューギニア軍楽隊の,今後ますますの活躍が期待されます。

  • (写真)Post Courier社提供の記事画像
    Post Courier社提供