ODA(政府開発援助)
2年間,カンボジア国民は3つの困難があったことを知らずに「つばさ橋」を使ってきた
(カンプチア・トゥメイ紙 2017年4月6日付)
平成29年6月9日
カンボジアのメディアが,支援額127百万ドルに及ぶ日本最大の対カンボジア無償資金協力であり,開通から2周年を迎えた同国最長2,215メートルの「つばさ橋」について報じました。
この橋の建設には4年を要し,3つの困難がありました。1つめは,メコン川の水深7メートルという深さです。そのため,作業は乾季にしか進められませんでした。2つめは不発弾で,工事開始の前後に4500個が処理されました。3つめは工事現場で共に作業をしたカンボジア人,日本人,フィリピン人の言葉の問題です。このような困難を乗り越えて完成した「つばさ橋」は,適切な補修と管理をすることによって100年間は使うことができます。
「つばさ橋」は道をつなぐだけでなく,地域の連結性を高め,カンボジアの経済成長と持続的成長に寄与しています。