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みんなの質問 Q & A

ちょっと知りたい言葉の意味! G7って? ALPS処理水って? パリ協定って? TPPって?

あ

アジア太平洋(たいへいよう)経済協力(けいざいきょうりょく)(APECエイペック)

アジア太平洋経済けいざい協力きょうりょく(APECエイペック)とは何ですか?

APECエイペック(Asia Pacific Economic Cooperation)とは、アジア太平洋地域ちいきの21の国と地域ちいきが経済けいざい協力きょうりょくを進めるための枠組わくぐみです。1989年に始まり今日きょうまでアジア太平洋地域ちいきが長く安定して成長せいちょうし、豊ゆたかになることを目指して、貿易ぼうえきや投資とうしを自由にスムーズに行えるようにし、地域ちいき全体の経済けいざいのつながりを強めています。そのため、技術ぎじゅつ協力きょうりょく、能力のうりょく支援しえん、情報じょうほう共有きょうゆうなど様々な取組みを行っています。

どんな国・地域(ちいき)が参加(さんか)していますか?

現在げんざい、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、香港ほんこん、インドネシア、日本、韓国かんこく、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾たいわん、タイ、米国、ベトナムが参加さんかしています。

ラビット この地域ちいきは30年以上いじょうにわたって「世界の成長せいちょうセンター」として発展はってんを続つづけているんだよ。これらの国・地域ちいきは、世界人口の約やく4割わり、貿易ぼうえき量りょうの約やく5割わり、GDPの約やく6割わりを占しめているよ。

(画像)APECに参加している国の地図
「APECエイペックプトラジャヤ・ビジョン2040」とは何ですか?

「APECエイペックプトラジャヤ・ビジョン2040」とは、2040年までにAPECエイペックが目指す中長期の方針ほうしんをまとめた文書です。

ラビット 2020年にマレーシアのプトラジャヤで開催かいさいされたAPECエイペック首脳しゅのう会議かいぎで採択さいたくされたので、「APECエイペックプトラジャヤ・ビジョン2040」と名付なづけられたよ。

この文書には、2040 年までに、自由に交流ができ、ダイナミックで、困難こんなんに強く平和なアジア太平洋の地域ちいき社会を目指すと書かれています。また、この文書のポイントは、貿易ぼうえきや投資とうしをスムーズにすること、イノベーションとデジタル化を進めること、誰だれもが参加さんかできる持続じぞく可能かのうな成長せいちょうです。

(画像)APECのロゴ

APECのロゴ

日本はどのようにAPECエイペックに関かかわっているのですか?

APECエイペックでは毎年異ことなるメンバーが議長ぎちょうを務つとめ、様々な会合を主催しゅさいします。

日本は、1995年に大阪おおさかで、2010年には横浜よこはまで首脳しゅのう会議かいぎを主催しゅさいし、議長ぎちょうとして中心となって議論ぎろんを進めました。大阪おおさかAPECエイペックでは、経済けいざいの自由化やスムーズな取引を進めたり、経済けいざいや技術面ぎじゅつめんの協力きょうりょくをいっそう深めることを目指す「大阪おおさか行動指針ししん」を採択さいたくしました。横浜よこはまAPECエイペックでは、地域ちいきの経済けいざい統合とうごうを進め、成長せいちょうのための計画を実施じっしし、人間の安全保障ほしょうの考え方を広めることなど議論ぎろんし、それは「横浜よこはまビジョン」という方針ほうしんにまとまりました。これら文書は、アジア太平洋地域ちいきをさらに成長せいちょうさせ繁栄はんえいさせるための幅広はばひろい協力きょうりょくや取組みに、重要じゅうようなものとなりました。

ラビット 日本は次は2031年に議長ぎちょうを務つとめるよ。議長ぎちょうになると、その年に10回ぐらい閣僚かくりょう級会合を主催しゅさいするんだよ。例年れいねん、地方で行われる会議かいぎも沢山たくさんあるので楽しみにしていてね。

(写真)APEC2025 首脳会議

APEC2025 首脳会議(しゅのうかいぎ)
(写真提供(ていきょう):内閣広報室(ないかくこうほうしつ))

(写真)閣僚会議の集合写真

APEC2025 閣僚会議かくりょうかいぎ

「勉強になった!」

ASEAN(アセアン)(東南(とうなん)アジア諸国連合(しょこくれんごう))

ASEAN(東南(とうなん)アジア諸国連合(しょこくれんごう))とは何ですか?

ASEAN(アセアン)は、東南アジアの国々のグループで、正式名称めいしょうを「東南アジア諸国しょこく連合れんごう(Association of Southeast Asian Nations)」といいます。1967年にタイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアの5か国で始まりました。1999年までにブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアが加くわわり、2025年には東ティモールが正式なメンバーになり、東南アジア11か国が参加さんかするグループになりました。歩んできた歴史れきしやその中で育はぐくまれた文化、話す言語や信しんじている宗教しゅうきょう、政治せいじの進め方や、経済的けいざいてきな豊ゆたかさなどは国によって異ことなりますが、各国かっこくが抱かかえている事情じじょうや独自どくじの考え方を尊重そんちょうしながら、様々な違ちがいを乗のり越こえ、緩ゆるやかに、そして現実的げんじつてきに、統合とうごうを進めていくことを大切にしています。2025年には、そのような統合とうごうを進める道筋みちすじを示しめす「ASEAN共同体きょうどうたいビジョン2045」が発表されました。

日本は、各国かっこくの中でもいち早く、1973年にASEANとの対話を始め、同じアジアの一員としてASEANに寄より添そいながら共ともに歩んできました。過去かこ何年にもわたって、日本は「最もっとも信頼しんらいできる国」としてASEANの人々に選えらばれています。東南アジアには、日本の6倍近い約やく7億おく人が生活し、急速に成長せいちょうして豊ゆたかになっており、国際こくさい社会の中でますます存在感そんざいかんを高めています。また、インド洋と太平洋という二つの大洋に挟はさまれたとても重要じゅうような位置いちにあり、日本が進める「自由で開かれたインド太平洋(Free and Open Indo-Pacific: FOIP)」の実現じつげんにも不可欠ふかけつで、ASEANとの関係かんけい強化は日本外交の最優先さいゆうせん事項じこうの一つです。

日本とASEANは、2023年に友好ゆうこう協力きょうりょく50周年しゅうねんを迎むかえました。これからも地域ちいきと世界の平和と発展はってんのために幅広はばひろい分野での協力きょうりょくを進めていきます。

(写真)ASEANの旗

ASEANの旗(はた)

アフリカ開発会議(かいはつかいぎ)(TICAD(ティカッド))

アフリカ開発(かいはつ)会議(かいぎ)(TICAD(ティカッド))とは何ですか?

アフリカ開発(かいはつ)会議(かいぎ)(TICAD:Tokyo International Conference on African Development)とは、日本やアフリカの国々、国際機関(こくさいきかん)のリーダーたちが集まって、アフリカの開発について議論する国際会議です。そこでは、貧困(ひんこん)、平和(へいわ)と安定(あんてい)、教育、保健(ほけん)医療(いりょう)など、アフリカがかかえている課題(かだい)だけでなく、豊かな資源(しげん)や人材(じんざい)、ビジネスなどのアフリカのもつ様々(さまざま)な可能性(かのうせい)について議論(ぎろん)します。

1993年にはじめてのアフリカ開発会議かいぎが日本で開かれて以来いらい、これまで9回開催かいさいされています。

2025年8月20日~22日には、横浜市よこはましで第9回アフリカ開発会議かいぎ(TICAD9)が開催かいさいされました。会議かいぎでは、「平和と安定」、「経済けいざい」、「社会」という3つの分野について話し合い、AIなどのテクノロジーや、デジタル医療いりょうなど、日本の技術ぎじゅつをいかしながら、日本とアフリカが共ともに成長せいちょうし、発展はってんしていくための課題かだい解決策かいけつさくを共ともに考えました。また、政府せいふと民間みんかん企業きぎょうが共ともにアフリカの開発に取り組んで行くこと、若者わかものや女性じょせいがより活躍かつやくできる社会にしていくこと、アフリカの国々のつながりや人・モノなどの移動いどうをスムーズにしていくための取組にも注目しました。

TICAD9会場の様子

TICAD9 写真撮影さつえい(写真提供ていきょう:首相官邸しゅしょうかんていホームページ)

ALPS(アルプス)処理水(しょりすい)

ALPS(アルプス)処理水(しょりすい)とは何ですか?

ALPS(アルプス)とは、 Advanced Liquid Processing System の略(りゃく)で、さまざまな放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)を取り除いてきれいにする設備(せつび)のことです。

ALPS処理水(しょりすい)とは、東京電力福島第一原子力発電所(とうきょうでんりょくふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ)の建物内(たてものない)にある放射性物質を含(ふく)む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準(あんぜんきじゅん)を満たすまできれいにした水のことです。

トリチウムについても安全基準を十分(じゅうぶん)に守(まも)り、放出(ほうしゅつ)する前に海水で薄(うす)めます。安全基準を満(み)たした上で、放出(ほうしゅつ)する量(りょう)も管理(かんり)して放出(ほうしゅつ)するので、環境(かんきょう)や人の体への影響(えいきょう)は考えられません。

国際社会の理解のために日本はどんなことをしているの? ウサギの画像

日本は、ALPS処理水について、安全基準を守っていることを証明(しょうめい)するために、原子力(げんしりょく)分野の国際的こくさいてきな専門機関(せんもんきかん)である「IAEA(あいえーいーえー)」の評価(ひょうか)を受(う)けています。
IAEAは、ALPS処理水の海への放出(ほうしゅつ)は、「国際安全基準(こくさいあんぜんきじゅん)」に合っており、「人および環境に対する放射線の影響(えいきょう)は無視(むし)できるほどである」と、報告書(ほうこくしょ)で発表(はっぴょう)しています。

グロッシーIAEA事務局長と岸田総理大臣

グロッシーIAEA事務じむ局長から岸田総理そうり大臣だいじん(当時)へ手渡てわたした報告書ほうこくしょ(出典しゅってん:首相官邸しゅしょうかんていHP)

(注)IAEA(国際原子力機関(こくさいげんしりょくきかん))とは、ウランやプルトニウムなどの核物質(かくぶっしつ)が核兵器(かくへいき)をつくるために使われていないかを確認する機関です。

さらに、日本政府は、世界の国々に理解(りかい)してもらうために、韓国(かんこく)、中国、香港、太平洋島嶼国(たいへいようとうしょこく)といった国・地域への説明や、国際会議などでの発信(はっしん)、海外(かいがい)の報道機関(ほうどうきかん)にさまざまな情報を提供(ていきょう)するなど、国内外(こくないがい)に向(む)けて丁寧(ていねい)に説明してきました。

これからも、ALPS処理水の安全性について、国内外への説明を続けるとともに、悪意(あくい)のある偽情報(にせじょうほう)が国際社会で広まることがないよう、必要(ひつよう)な対応(たいおう)をしていきます。

さらにくわしい情報はこちら!
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EEZ(イーイーゼット)(排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき))

排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき)(EEZ(イーイーゼット))とは何ですか?

排他的はいたてき経済けいざい水域すいいき(EEZ: Exclusive Economic Zone )とは、海に面している国が、自分の国の海(領海りょうかい)の外側そとがわに決められた幅はばを超こえない範囲はんいで設定せっていし、漁業ぎょぎょうをしたり、石油や天然てんねんガスなどの天然てんねん資源しげんを開発したりという活動を自由に行うことができる水域すいいきです。しかし、海に面している国は、そういった活動を行うほかは、排他的はいたてき経済けいざい水域すいいきを独ひとり占じめしてはならないことになっています。たとえば、他ほかの国の船が通ったり、飛行機ひこうきが上空を飛とんだり、他ほかの国が海底かいていにパイプラインを作ったりすることを禁止きんしすることはできません。

EPA(イーピーエー)(経済連携協定(けいざいれんけいきょうてい))

経済連携協定(けいざいれんけいきょうてい)(EPA(イーピーエー))とは何ですか?

経済連携協定(EPA:Economic Partnership Agreement)とは、モノやサービス、投資(とうし)などができるだけ自由に行き来できるようにし、経済(けいざい)のつながりを強化するための国際約束(こくさいやくそく)(条約(じょうやく))です。

EPAを結(むす)ぶことによって、お互(たが)いの国や地域(ちいき)でつくられたモノを相手の国や地域に輸出(ゆしゅつ)しやすくなったり、お互いに相手の国や地域でビジネスをしやすくなったりして、それぞれの国や地域の経済に良(よ)い効果(こうか)を与(あた)えます。また、私(わたし)たちの生活においても、EPAのおかげで海外から輸入(ゆにゅう)するものが安くなったり、商品を選(えら)ぶときに選択肢(せんたくし)が広がったりするなどの良い効果があります。

APEC(エイペック)(アジア太平洋(たいへいよう)経済協力(けいざいきょうりょく))

アジア太平洋経済けいざい協力きょうりょく(APECエイペック)とは何ですか?

APECエイペック(Asia Pacific Economic Cooperation)とは、アジア太平洋地域ちいきの21の国と地域ちいきが経済けいざい協力きょうりょくを進めるための枠組わくぐみです。1989年に始まり今日きょうまでアジア太平洋地域ちいきが長く安定して成長せいちょうし、豊ゆたかになることを目指して、貿易ぼうえきや投資とうしを自由にスムーズに行えるようにし、地域ちいき全体の経済けいざいのつながりを強めています。そのため、技術ぎじゅつ協力きょうりょく、能力のうりょく支援しえん、情報じょうほう共有きょうゆうなど様々な取組みを行っています。

どんな国・地域(ちいき)が参加(さんか)していますか?

現在げんざい、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、香港ほんこん、インドネシア、日本、韓国かんこく、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾たいわん、タイ、米国、ベトナムが参加さんかしています。

ラビット この地域ちいきは30年以上いじょうにわたって「世界の成長せいちょうセンター」として発展はってんを続つづけているんだよ。これらの国・地域ちいきは、世界人口の約やく4割わり、貿易ぼうえき量りょうの約やく5割わり、GDPの約やく6割わりを占しめているよ。

(画像)APECに参加している国の地図
「APECエイペックプトラジャヤ・ビジョン2040」とは何ですか?

「APECエイペックプトラジャヤ・ビジョン2040」とは、2040年までにAPECエイペックが目指す中長期の方針ほうしんをまとめた文書です。

ラビット 2020年にマレーシアのプトラジャヤで開催かいさいされたAPECエイペック首脳しゅのう会議かいぎで採択さいたくされたので、「APECエイペックプトラジャヤ・ビジョン2040」と名付なづけられたよ。

この文書には、2040 年までに、自由に交流ができ、ダイナミックで、困難こんなんに強く平和なアジア太平洋の地域ちいき社会を目指すと書かれています。また、この文書のポイントは、貿易ぼうえきや投資とうしをスムーズにすること、イノベーションとデジタル化を進めること、誰だれもが参加さんかできる持続じぞく可能かのうな成長せいちょうです。

(画像)APECのロゴ

APECのロゴ

日本はどのようにAPECエイペックに関かかわっているのですか?

APECエイペックでは毎年異ことなるメンバーが議長ぎちょうを務つとめ、様々な会合を主催しゅさいします。

日本は、1995年に大阪おおさかで、2010年には横浜よこはまで首脳しゅのう会議かいぎを主催しゅさいし、議長ぎちょうとして中心となって議論ぎろんを進めました。大阪おおさかAPECエイペックでは、経済けいざいの自由化やスムーズな取引を進めたり、経済けいざいや技術面ぎじゅつめんの協力きょうりょくをいっそう深めることを目指す「大阪おおさか行動指針ししん」を採択さいたくしました。横浜よこはまAPECエイペックでは、地域ちいきの経済けいざい統合とうごうを進め、成長せいちょうのための計画を実施じっしし、人間の安全保障ほしょうの考え方を広めることなど議論ぎろんし、それは「横浜よこはまビジョン」という方針ほうしんにまとまりました。これら文書は、アジア太平洋地域ちいきをさらに成長せいちょうさせ繁栄はんえいさせるための幅広はばひろい協力きょうりょくや取組みに、重要じゅうようなものとなりました。

ラビット 日本は次は2031年に議長ぎちょうを務つとめるよ。議長ぎちょうになると、その年に10回ぐらい閣僚かくりょう級会合を主催しゅさいするんだよ。例年れいねん、地方で行われる会議かいぎも沢山たくさんあるので楽しみにしていてね。

(写真)APEC2025 首脳会議

APEC2025 首脳会議(しゅのうかいぎ)
(写真提供(ていきょう):内閣広報室(ないかくこうほうしつ))

(写真)閣僚会議の集合写真

APEC2025 閣僚会議かくりょうかいぎ

「勉強になった!」

SDGs(エスディージーズ)(持続可能(じぞくかのう)な開発(かいはつ)目標(もくひょう))

SDGs(エスディージーズ)とは何ですか?

SDGs( Sustainable Development Goals )とは、日本語では「持続可能(じぞくかのう)な開発目標(もくひょう)」と言い、2030年までに、どんな国や環境(かんきょう)に生まれ育った人も含(ふく)め、誰(だれ)一人取(と)り残(のこ)さず、みんなが元気に活躍(かつやく)できる世界をつくるための17の目標です。

途上(とじょう)国では、いまだに多くの人が、きちんとご飯(はん)が食べられなかったり、きれいな水が飲めなかったり、学校や病院に行けなかったりするという課題(かだい)があります。日本国内でも、貧富(ひんぷ)の格差(かくさ)、男女の不平等(ふびょうどう)、働(はたら)き方の問題などの課題があります。また、気候変動(きこうへんどう)などの環境(かんきょう)問題のように世界共通(きょうつう)の課題もあります。SDGsは、国連(こくれん)で世界が抱(かか)えるこうした課題を解決(かいけつ)するための17の目標を決めたもので、途上国も先進国も含めた世界中の一人ひとりが取り組む必要があります。

まずは、みなさん身の回りでSDGs(エスディージーズ)に向けて取り組めることを考えて、実際(じっさい)に行動してみるところから始めてみましょう!

(画像)SDGs(持続可能な開発目標)

SDGs(持続可能な開発目標)

  1. みんなを貧しさから救(すく)おう
  2. お腹(なか)を空(す)かせている人をなくそう
  3. みんなを健康(けんこう)にしよう
  4. いい教育をみんなが受けられるようにしよう
  5. 男女の差(さ)をなくそう
  6. きれいな水をみんながつかえるようにしよう
  7. 地球に配慮(はいりょ)したエネルギーをつかおう
  8. 仕事も生きがいも大切にしよう
  9. 電気・水・インターネットなどに不便(ふべん)を感じないようにしよう
  10. ひとや国の不平等(ふびょうどう)をなくそう
  11. 住みやすいまちをつくろう
  12. 食べ残(のこ)しなどムダを減(へ)らそう
  13. 気候変動に取り組もう
  14. お魚や海のきれいさを守ろう
  15. 動物や森を守ろう
  16. 暴力(ぼうりょく)のない安全で平和な社会にしよう
  17. 政府(せいふ)・NGO/NPO(エヌピーオー)・企業(きぎょう)・国連機関(きかん)などみんなで協力しよう

現在(げんざい)、SDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)を達成するために、国連に加盟している国の政府と共(とも)に、国際機関・市民団体(しみんだんたい)・NGO・民間(みんかん)企業などが協力し合っています。

OECD(オーイーシーディー)(経済協力開発機構(けいざいきょうりょくかいはつきこう))

経済協力開発機構(けいざいきょうりょくかいはつきこう)(OECD)(オーイーシーディー)とは何ですか?

経済協力開発機構(OECD: Organisation for Economic Co-operation and Development )は、1961年に設立(せつりつ)されたパリに本部(ほんぶ)をおく国際(こくさい)機関(きかん)で、経済(けいざい)成長(せいちょう)、開発(かいはつ)援助(えんじょ)、自由貿易(じゆうぼうえき)の拡大(かくだい)を設立(せつりつ)目的(もくてき)としています。また、人々の暮(く)らしをより良(よ)くするための政策(せいさく)を各国(かっこく)が作れるよう貢献(こうけん)しています。

具体的(ぐたいてき)には、世界(せかい)の経済(けいざい)の動向(どうこう)、経済(けいざい)政策(せいさく)・分析(ぶんせき)、規制(きせい)制度(せいど)・構造(こうぞう)改革(かいかく)、貿易(ぼうえき)・投資(とうし)、環境(かんきょう)・持続(じぞく)可能(かのう)な開発(かいはつ)、公共(こうきょう)ガバナンスなど、幅広(はばひろ)い様々(さまざま)な経済(けいざい)・社会分野において、調査(ちょうさ)や分析(ぶんせき)、政策(せいさく)の提案(ていあん)を行っています。最近(さいきん)では、生成(せいせい)AIや自由(じゆう)なデータ流通(りゅうつう)などデジタル分野、気候(きこう)変動(へんどう)などの新しい課題(かだい)も扱(あつか)っています。

OECDには、2,000名を超(こ)える各(かく)分野の専門家(せんもんか)がおり、世界(せかい)最大(さいだい)のシンク・タンク(注(ちゅう))とも呼(よ)ばれています。

1. 加盟(かめい)国(38か国)
  1. (1)設立(せつりつ)時の加盟(かめい)国
    オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイスランド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国(えいこく)、米国、カナダ
  2. (2)その後の加盟(かめい)国
    日本(1964年)、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、チェコ、ハンガリー、ポーランド、韓国(かんこく)、スロバキア、チリ、スロベニア、イスラエル、エストニア、ラトビア、リトアニア、コロンビア、コスタリカ
2. 日本とOECDの関係(かんけい)

日本は1964年、アジアで初はじめてOECDに加盟かめいしました。日本は、経済けいざいの自由化を推おし進すすめていき、高い経済けいざい成長せいちょうを実現じつげんしました。

日本は、2024年5月にOECD本部(パリ)で開催かいさいされたOECD閣僚かくりょう理事会で議長国ぎちょうこくを務つとめました。閣僚かくりょう理事会は、OECD加盟かめい国の閣僚かくりょう(大臣だいじんクラス)が年1回集まって、OECDの活動の大きな方向性ほうこうせいを議論ぎろんする最もっとも重要じゅうような会合です。日本は、OECD加盟かめい以来いらい、この重要じゅうような閣僚かくりょう理事会の議長国ぎちょうこくを3回務つとめました(1978年、2014年及および2024年)。

(画像)演説する岸田総理

OECD閣僚かくりょう理事会(2024年)の開会式で議長国ぎちょうこく代表として基調きちょう演説えんぜつを行う岸田総理そうり(当時)
(出典(しゅってん):内閣(ないかく)広報(こうほう)室)

(画像)集合写真

OECD閣僚かくりょう理事会(2025年)における集合写真
(出典しゅってん:OECD)

(注(ちゅう))シンク・タンク(think tank)
政治(せいじ)、経済(けいざい)、科学技術(かがくぎじゅつ)など、いろいろな分野について調査(ちょうさ)や研究(けんきゅう)を行ったり、いろいろな課題(かだい)への解決(かいけつ)方法(ほうほう)などを提案(ていあん)したりする研究(けんきゅう)機関(きかん)のこと。

OSA(オーエスエー)(政府安全保障能力強化支援(せいふあんぜんほしょうのうりょくきょうかしえん))

政府安全保障能力強化支援(せいふあんぜんほしょうのうりょくきょうかしえん)(OSA:Official Security Assistance)とは何ですか?

日本と同じ志(こころざし)を持(も)つ国の軍(ぐん)などを支援(しえん)するために、機材(きざい)や建物(たてもの)などを提供(ていきょう)する取組(とりくみ)です。2023年4月に「自由(じゆう)で開(ひら)かれたインド太平洋(たいへいよう)(FOIP)」の考えを踏ふまえて始まりました。

(画像)OSAのロゴ

OSAのロゴ

OSAを通じて日本が提供(ていきょう)した機材(きざい)や建物(たてもの)は、支援(しえん)先の国が、領土(りょうど)・領海(りょうかい)の安全(あんぜん)を守(まも)ったり、災害(さいがい)の時に医療(いりょう)や援助物資(えんじょぶっし)を運(はこ)んだりといった、自国(じこく)を守(まも)る能力(のうりょく)を高める活動(かつどう)や、人の命(いのち)や財産(ざいさん)を守(まも)る活動(かつどう)を行うのに使(つか)われます。このように、支援(しえん)先の国の能力(のうりょく)を高めることによって、地域(ちいき)の平和(へいわ)と安定(あんてい)を維持(いじ)することにも貢献(こうけん)します。

日本と支援(しえん)先の国との間では、日本が提供(ていきょう)する機材(きざい)や建物(たてもの)を、戦争(せんそう)や紛争(ふんそう)に直接使(ちょくせつつか)ってはいけないということなどを約束(やくそく)します。また、提供(ていきょう)した後も、約束(やくそく)どおり使(つか)われているかの確認(かくにん)を行います。

このような支援(しえん)を通じて、日本は、同じ志(こころざし)を持(も)つ国の安全(あんぜん)を守(まも)る力を高めることで、これらの国々との間で信頼関係(しんらいかんけい)を構築(こうちく)しながら、地域(ちいき)の平和(へいわ)と安定(あんてい)を確保(かくほ)し、法(ほう)の支配(しはい)に基(もと)づく国際社会(こくさいしゃかい)の平和(へいわ)を守(まも)ります。

ODA(オーディーエー)(政府(せいふ)開発(かいはつ)援助(えんじょ))

ODAとは何ですか?

ODA(Official Development Assistance )とは、政府せいふ開発援助えんじょのことです。まだ経済けいざいが十分に発展はってんしておらず、貧まずしさなどに苦しんでいる国が豊ゆたかになり、また、人びとが健康けんこうでよりよい生活を送れるようになり、世界が平和で安定し、繁栄はんえいしたものとなるように、お金や技術ぎじゅつによる協力きょうりょくを行います。

世界には飢うえや貧まずしさに苦しみ、きちんとご飯はんが食べられなかったり、きれいな水が飲めなかったり、学校や病院に行けない人が多くいます。環境かんきょう・人口・病気など、たくさんの問題もあります。このような地球全体の問題を解決かいけつするために、日本はこれまで190もの国や地域ちいきに協力きょうりょくをし、人々の生活の向上と国々の発展はってんに貢献こうけんしてきました。こうした協力きょうりょくは、実は世界の人のためだけではありません。資源しげんの多くを海外に依存いぞんしている日本にとって国際こくさい社会の平和と繁栄はんえいに貢献こうけんすることは、資源しげんの安定供給きょうきゅうの確保かくほに直結ちょっけつします。また、相手国の信頼しんらいを得えること、そして相手国が経済けいざい成長せいちょうすることにより、様々な日本製品せいひん・サービスや農林水産すいさん品の輸出ゆしゅつを後押あとおしすることにもつながるなど、日本の私わたしたちのためにもつながっているのです。

2025年で「JICA海外協力きょうりょく隊たい」発足ほっそく60周年しゅうねんを迎むかえました。現地げんちの人々と生活を共ともにしながら活動する、「日本らしい顔の見える開発協力きょうりょく」として国際こくさい社会において信頼しんらいときずなを築きずき上あげてきました。

国際協力70周年

JICA海外協力きょうりょく隊たい発足ほっそく60周年しゅうねん 記念きねんロゴ

か

カリコム(CARICOM:カリブ共同体(きょうどうたい))

カリコム(CARICOM:カリブ共同体(きょうどうたい))とは何ですか?

カリブ海には大小様々(さまざま)な島国(しまぐに)があるのを知っていますか?そして、カリブ海を囲(かこ)んで、さらにたくさんの国があります。

カリブ共同体(きょうどうたい)(CARICOM:カリコム)は、1973年に、これらの国々(くにぐに)の結(むす)びつきを強めることを目的(もくてき)として設立(せつりつ)されました。現在、カリコムに加盟(かめい)しているのは、島国では、アンティグア・バーブーダ、バハマ、バルバドス、ドミニカ国、グレナダ、ハイチ、ジャマイカ、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島(しょとう)、トリニダード・トバゴの11か国、そして、カリブ海を囲む国では、ベリーズ、ガイアナ、スリナムの3か国、そして、これも島ですが、英国領(えいこくりょう)モンセラットという地域(ちいき)があります。合わせて14か国と1地域です。

カリブ共同体きょうどうたい(CARICOM:カリコム)諸国

カリコム諸国一覧(いちらん)

カリコムの国々は、14か国のうち12か国は公用語(こうようご)が英語です(ハイチはフランス語、スリナムはオランダ語)。これは、元々(もともと)英国(えいこく)の植民地(しょくみんち)であった国が多いからです。

カリコムの国々の特徴(とくちょう)といえば、「カリブの海賊(かいぞく)」でも知られる美しいカリブ海や陽気(ようき)な音楽やダンスがあります。トリニダード・トバゴには、スティール・パンと呼(よ)ばれるドラム缶(かん)からつくられる太鼓(たいこ)や、世界的(せかいてき)にも有名(ゆうめい)なカーニバルがあります。ジャマイカは日本でも人気のレゲエ音楽が生まれた国でもあります。ほかにも、音楽にあふれたカリコム諸国からは、世界で活躍(かつやく)する歌手(かしゅ)も数多(かずおお)くいます。また、ジャマイカは陸上競技(りくじょうきょうぎ)が盛(さか)んな国で、ジャマイカ人のウサイン・ボルトさんが2009年に出した100m走の世界記録(きろく)、9秒58は、今でも世界記録であり続けています。ベリーズには「ブルーホール」として知られるサンゴ礁(しょう)の保護区(ほごく)や古代(こだい)マヤ文明(ぶんめい)の遺跡(いせき)もあります。

トリニダード・トバゴのカーニバル

トリニダード・トバゴのスティール・パン

ベリーズの「ブルーホール」

カリコム諸国しょこくの大半は島国であり、ハリケーンや地震じしんなど自然しぜん災害さいがいを受けやすい地域ちいきです。同じく自然しぜん災害さいがいを受けやすい日本は、防災ぼうさいや地球温暖化おんだんかへの対策たいさくなどを中心に、これまでの日本の経験けいけんを共有きょうゆうするなど協力きょうりょくを行ってきました。

また、ジャマイカやトリニダード・トバゴなどの国からは、「JETプログラム」を通じて、日本の小学校や中学校などで英語えいごを指導しどうする外国人教師きょうしの来日が年々増ふえています。皆みなさんの学校にも、カリコム諸国しょこく出身の英語えいごの先生がいるかもしれませんね。

2024年は、「日・カリブ交流年」でした。日本とカリコムとの対話が始まって30年が経たったことを記念きねんして、日本とカリブの国々の交流を深めるイベントを日本とカリコム諸国しょこくの両方で実施じっしし、同年12月には日・カリコム外相がいしょう会合が東京で開催かいさいされました。日本とカリコム諸国しょこくは、これからも、幅広はばひろい分野で協力きょうりょくを進めていきます。

JAPAN CARICOM

「日・カリブ交流年2024」ロゴマーク

環太平洋(かんたいへいよう)パートナーシップ(TPP(ティーピーピー))

環太平洋かんたいへいようパートナーシップ(TPP(ティーピーピー))とは何ですか?

環太平洋かんたいへいようパートナーシップ(TPP: Trans-Pacific Partnership )とは、太平洋を取とり囲かこむ国々の間で、モノやサービス、投資とうしなどが出来できるだけ自由に行いき来きできるようにし、経済けいざいのつながりを強化するための国際こくさい約束やくそく(条約じょうやく)です。TPPは、経済けいざい連携れんけい協定きょうてい(EPA)と呼よばれている国際こくさい約束やくそく(条約じょうやく)のひとつで、これまでのEPAと比くらべても高いレベルの内容ないようとなっています。

(1)TPP協定(きょうてい)

日本は2013年7月にTPP交渉こうしょうに参加さんかしました。参加国さんかこく間での交渉こうしょうを経へて、2016年2月、ニュージーランドのオークランドにて12か国(注)がTPP協定きょうていに署名しょめいしました。2017年1月に、日本は締結ていけつ(協定きょうていを結むすぶこと)のため必要ひつような国内の手続てつづきを完了かんりょうしましたが、その後間もなく、就任しゅうにん直後だった米国のトランプ大統領だいとうりょう(一期目)が、米国はTPPから離脱りだつすると発表しました。

(注)日本、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、米国、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア、メキシコ、カナダ。

(2)CPTPP(Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership:環太平洋(かんたいへいよう)パートナーシップに関(かん)する包括的(ほうかつてき)及(およ)び先進的(せんしんてき)な協定(きょうてい))

TPP協定きょうていから米国が離脱りだつした後、米国を除のぞく11か国で話し合いを重ね、2018年3月に、チリのサンティアゴにて、基本的きほんてきにTPP協定きょうていと同じ内容ないようのCPTPPに署名しょめい(サイン)しました。そして、署名しょめいを行った各国かっこくの国内手続てつづきを経へて、CPTPPは2018年12月30日に発効はっこう(効力こうりょくを発生)しました。その後、2024年12月には英国えいこくが加入かにゅうし、現在げんざいコスタリカとの加入かにゅう交渉こうしょうなども行われています。このように参加さんかメンバーが広がっていくことで、CPTPPの高いレベルのルールが世界に広がっていくことが期待されます。

経済協力開発機構(けいざいきょうりょくかいはつきこう)(OECD(オーイーシーディー))

経済協力開発機構(けいざいきょうりょくかいはつきこう)(OECD)(オーイーシーディー)とは何ですか?

経済協力開発機構(OECD: Organisation for Economic Co-operation and Development )は、1961年に設立(せつりつ)されたパリに本部(ほんぶ)をおく国際(こくさい)機関(きかん)で、経済(けいざい)成長(せいちょう)、開発(かいはつ)援助(えんじょ)、自由貿易(じゆうぼうえき)の拡大(かくだい)を設立(せつりつ)目的(もくてき)としています。また、人々の暮(く)らしをより良(よ)くするための政策(せいさく)を各国(かっこく)が作れるよう貢献(こうけん)しています。

具体的(ぐたいてき)には、世界(せかい)の経済(けいざい)の動向(どうこう)、経済(けいざい)政策(せいさく)・分析(ぶんせき)、規制(きせい)制度(せいど)・構造(こうぞう)改革(かいかく)、貿易(ぼうえき)・投資(とうし)、環境(かんきょう)・持続(じぞく)可能(かのう)な開発(かいはつ)、公共(こうきょう)ガバナンスなど、幅広(はばひろ)い様々(さまざま)な経済(けいざい)・社会分野において、調査(ちょうさ)や分析(ぶんせき)、政策(せいさく)の提案(ていあん)を行っています。最近(さいきん)では、生成(せいせい)AIや自由(じゆう)なデータ流通(りゅうつう)などデジタル分野、気候(きこう)変動(へんどう)などの新しい課題(かだい)も扱(あつか)っています。

OECDには、2,000名を超(こ)える各(かく)分野の専門家(せんもんか)がおり、世界(せかい)最大(さいだい)のシンク・タンク(注(ちゅう))とも呼(よ)ばれています。

1. 加盟(かめい)国(38か国)
  1. (1)設立(せつりつ)時の加盟(かめい)国
    オーストリア、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイスランド、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国(えいこく)、米国、カナダ
  2. (2)その後の加盟(かめい)国
    日本(1964年)、フィンランド、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、チェコ、ハンガリー、ポーランド、韓国(かんこく)、スロバキア、チリ、スロベニア、イスラエル、エストニア、ラトビア、リトアニア、コロンビア、コスタリカ
2. 日本とOECDの関係(かんけい)

日本は1964年、アジアで初はじめてOECDに加盟かめいしました。日本は、経済けいざいの自由化を推おし進すすめていき、高い経済けいざい成長せいちょうを実現じつげんしました。

日本は、2024年5月にOECD本部(パリ)で開催かいさいされたOECD閣僚かくりょう理事会で議長国ぎちょうこくを務つとめました。閣僚かくりょう理事会は、OECD加盟かめい国の閣僚かくりょう(大臣だいじんクラス)が年1回集まって、OECDの活動の大きな方向性ほうこうせいを議論ぎろんする最もっとも重要じゅうような会合です。日本は、OECD加盟かめい以来いらい、この重要じゅうような閣僚かくりょう理事会の議長国ぎちょうこくを3回務つとめました(1978年、2014年及および2024年)。

(画像)演説する岸田総理

OECD閣僚かくりょう理事会(2024年)の開会式で議長国ぎちょうこく代表として基調きちょう演説えんぜつを行う岸田総理そうり(当時)
(出典(しゅってん):内閣(ないかく)広報(こうほう)室)

(画像)集合写真

OECD閣僚かくりょう理事会(2025年)における集合写真
(出典しゅってん:OECD)

(注(ちゅう))シンク・タンク(think tank)
政治(せいじ)、経済(けいざい)、科学技術(かがくぎじゅつ)など、いろいろな分野について調査(ちょうさ)や研究(けんきゅう)を行ったり、いろいろな課題(かだい)への解決(かいけつ)方法(ほうほう)などを提案(ていあん)したりする研究(けんきゅう)機関(きかん)のこと。

経済連携協定(けいざいれんけいきょうてい)(EPA(イーピーエー))

経済連携協定(けいざいれんけいきょうてい)(EPA(イーピーエー))とは何ですか?

経済連携協定(EPA:Economic Partnership Agreement)とは、モノやサービス、投資(とうし)などができるだけ自由に行き来できるようにし、経済(けいざい)のつながりを強化するための国際約束(こくさいやくそく)(条約(じょうやく))です。

EPAを結(むす)ぶことによって、お互(たが)いの国や地域(ちいき)でつくられたモノを相手の国や地域に輸出(ゆしゅつ)しやすくなったり、お互いに相手の国や地域でビジネスをしやすくなったりして、それぞれの国や地域の経済に良(よ)い効果(こうか)を与(あた)えます。また、私(わたし)たちの生活においても、EPAのおかげで海外から輸入(ゆにゅう)するものが安くなったり、商品を選(えら)ぶときに選択肢(せんたくし)が広がったりするなどの良い効果があります。

国際こくさい儀礼ぎれい(プロトコール)

国際こくさい儀礼ぎれい(プロトコール)とは何ですか?

国際こくさい儀礼ぎれい(プロトコール)とは、外国からのお客様を迎むかえる時など、国際的こくさいてき・公式な場で用いられるルールです。その目的もくてきは、すべての国はその大小に関かかわらず尊重そんちょうされ、広く認みとめられたルールを使用することによって、不必要ふひつような誤解ごかいや混乱こんらんを避さけることです。

つまり、国家や相手同士(どうし)が互(たが)いをより良(よ)く理解(りかい)するための環境作(かんきょうづく)りに欠(か)かせない配慮(はいりょ)であり、それにより外交や大事な話(はな)し合(あ)いがスムーズに進むようにするお付(つ)き合(あ)いのルールといえます。プロトコールの一例(いちれい)としては、たとえば服装(ふくそう)や席順(せきじゅん)、国旗(こっき)の立て方などがあります。

国際法(こくさいほう)

国際法(こくさいほう)とはどのようなものですか?

国際法とは、国と国の合意にもとづいて、主に国と国の関係(かんけい)を定めた法です。文章にされている『条約(じょうやく)』と、たくさんの国が「これは法である」と考えて従(したが)っている習わしである『国際慣習(かんしゅう)法』によって成(な)り立っています。

『条約』の例(れい)としては、日米安全保障条約(ほしょうじょうやく)や、気候変動対策(きこうへんどうたいさく)のためのパリ協定(きょうてい)があります。

国際法には色々な分野があり、内容(ないよう)もバラエティに富(と)んでいます。それらをまとめて一口で説明(せつめい)することは難(むずか)しいですが、外国とお付(つ)き合(あ)いするときのルールだと考えると分かりやすいかもしれません。

国際社会において、人々が平和で安心した生活をおくるためには、そうしたルールを各国(かっこく)が守ることが重要(じゅうよう)であり、こうしたことを国際社会における「法の支配(しはい)」と呼(よ)んでいます。日本はその重要性(せい)を国際社会に広げるために様々な取組を行っています。

国連(こくれん)教育(きょういく)科学文化(ぶんか)機関きかん
(UNESCO(ユネスコ))

国連(こくれん)教育(きょういく)科学文化(ぶんか)機関きかん(UNESCO(ユネスコ))とはどういう機関きかんですか?

国連(こくれん)教育(きょういく)科学文化(ぶんか)機関きかん(UNESCO(ユネスコ):United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)とは、教育、科学及(およ)び文化などの活動を通じて、世界平和に貢献(こうけん)するために作られた国連(こくれん)の機関の一つです。(本部:フランス・パリ)

ユネスコが作られた最大(さいだい)のきっかけは第二次世界大戦(たいせん)であり、1946年11月4日、人類(じんるい)が二度と戦争(せんそう)を繰(く)り返さないようにという願(ねが)いを込め、その活動をスタートさせました。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦(とりで)を築(きず)かなければならない」。これは、ユネスコ憲章(けんしょう)前文の冒頭(ぼうとう)を飾(かざ)る有名な言葉です。この言葉からも、ユネスコが、教育、科学、文化など私(わたし)たちの普段(ふだん)の生活に大きく関(かか)わる分野を通して、人の心に平和の砦とりでを築きずき、世界の平和に貢献こうけんしようとしていることがわかります。

ユネスコには2025年12月現在(げんざい)194か国が加盟(かめい)しており、日本は1951年、世界で60番目に加盟しました。ユネスコは第二次大戦後(ご)日本が初(はじ)めて加盟した国際機関であり、日本は当時からユネスコの活動が重要(じゅうよう)であると考えています。

また、1999年にアジア出身者として初めて松浦晃一郎(まつうらこういちろう)さんがユネスコ事務(じむ)局長(きょくちょう)に選(えら)ばれ、2009年まで10年間、ユネスコのトップを務(つと)めました。

(写真)2025年9月に首相官邸を訪れ、石破総理大臣(当時)を表敬したユネスコのアズレー事務局長(当時)。

2025年9月に首相官邸しゅしょうかんていを訪おとずれ、
石破いしは総理そうり大臣だいじん(当時)を表敬ひょうけいしたユネスコのアズレー事務じむ局長(当時)。
(出典しゅってん:首相官邸しゅしょうかんていホームページ)

現在げんざいのユネスコの活動を紹介しょうかいしますと、たとえば教育の分野において、ユネスコはさまざまな国際こくさい機関きかんと協力きょうりょくしながら、世界中のすべての人々に教育の機会きかいが与あたえられるよう取り組んでいます(「万人のための教育」)。また、科学の分野においても、津波つなみの発生をいち早く海岸の近くの住民じゅうみんに知らせ、大きな被害ひがいを防ふせぐための努力どりょくを行っています(「津波つなみ早期警戒けいかい」)。さらに、人類じんるい共通きょうつうの貴重きちょうな財産ざいさんである遺跡いせき(アンコール遺跡いせき、バーミヤン遺跡いせきなど)、建造物けんぞうぶつ(万里ばんりの長城ちょうじょう、姫路城ひめじじょうなど)、自然しぜん(グランドキャニオン、知床しれとこなど)などを世界文化遺産いさんや世界自然しぜん遺産いさんとして登録とうろくし、また同じく人類じんるい共通きょうつうの宝たからである伝統的でんとうてきな音楽、演劇えんげき、舞踊ぶよう、工芸こうげい技術ぎじゅつなどを無形むけい文化遺産いさんとして登録とうろくすることを通じて、これらの遺産いさんを国際的こくさいてきに守っていく取組を行っています。

2026年1月現在げんざい、日本の世界遺産いさんは、文化遺産いさんが21 件けん、自然しぜん遺産いさんが5 件けんの計26 件けん、無形むけい文化遺産いさんは23件けんあります。例たとえば、富士山ふじさんや原爆げんばくドームが世界遺産いさんに、歌舞伎かぶきや和食が無形むけい文化遺産いさんにそれぞれ登録とうろくされています。
 このようにユネスコは世界中のすべての人々にとって、とても重要じゅうような活動を行っています。

国連(こくれん)児童基金(じどうききん)(UNICEF(ユニセフ))

国連(こくれん)児童基金(じどうききん)(UNICEF(ユニセフ))とはどういう機関ですか?

国連児童基金(UNICEF:United Nations Children's Fund)とは、世界の子どもたちの命(いのち)と権利(けんり)を守るために作られた国連(こくれん)の機関の一つです。

ユニセフの元の機関となったのが第二次世界大戦後(たいせんご)の1946年に作られた国連国際(こくさい)児童緊急(きんきゅう)基金( United Nations International Children's Emergency Fund )です。その時の略称(りゃくしょう)UNICEFは世界中の人たちに親しまれたため、現在(げんざい)まで引き継(つ)がれています。

ユニセフは、子どもや女性(じょせい)の権利を守る団体(だんたい)であり、190以上(いじょう)の国と地域(ちいき)で、最(もっと)も支援(しえん)の届(とど)きにくい子どもたちを最優先(さいゆうせん)に、保健(ほけん)、栄養(えいよう)、水と衛生(えいせい)、教育(きょういく)、暴力(ぼうりょく)や搾取(さくしゅ)からの保護(ほご)、緊急(きんきゅう)支援(しえん)、アドボカシー(子どもに関(かん)する課題(かだい)への理解(りかい)を広げ、子どもの権利(けんり)の実現(じつげん)に向(む)けての取組(とりくみ)の啓発(けいはつ)・政策(せいさく)提言(ていげん)を行うこと)などの面(めん)で支援(しえん)をし、持続(じぞく)可能(かのう)な開発(かいはつ)目標(もくひょう)(SDGs:エス・ディー・ ジーズ)達成(たっせい)のために貢献(こうけん)しています。ユニセフは、1965年、ノーベル平和(へいわ)賞(しょう)を受賞(じゅしょう)しています。

国連(こくれん)平和維持(へいわいじ)活動(かつどう)(PKO(ピーケーオー))

国連(こくれん)平和維持(へいわいじ)活動(かつどう)(PKO(ピーケーオー))とは何ですか?

国連こくれん平和維持へいわいじ活動のことを英語えいごで United Nations Peacekeeping Operations と呼よびますが、日本ではPKOや国連こくれんPKOと呼よばれています。

国連PKOの活動は、争(あらそ)いをしていた国同士(どうし)や人たちが、お互(たが)いに攻撃(こうげき)をやめることを決めた後、再(ふたた)び争いが起こらないように監視(かんし)したり、話(はな)し合いを通じた解決(かいけつ)が行われるように手助けしたりすることが中心でした。最近(さいきん)ではこのような活動に加(くわ)えて、争いが終わったり新たに独立(どくりつ)した国が一人前になれるよう、選挙(せんきょ)の手伝(てつだ)いをしたり、もう戦(たたか)う必要(ひつよう)がなくなった兵士(へいし)を説得(せっとく)して武器(ぶき)を捨(す)てさせ、軍隊(ぐんたい)をやめた後に他の仕事につけるよう手伝ったり、その国の人たちが安心して生活できるよう国の仕組みや組織(そしき)を整える手助けをしたりと、様々な支援(しえん)を行うようになってきています。国連PKOのこうした活動はたくさんの人から高い評価(ひょうか)を受け、今では世界中の国が軍隊や警察(けいさつ)、専門(せんもん)家やボランティアを国連PKOに参加(さんか)させ、世界の平和と安定に貢献(こうけん)しています。

日本は、1992年に初(はじ)めて国連PKOに参加して以来(いらい)、アンゴラ、カンボジア、モザンビーク、エルサルバドル、ゴラン高原、東ティモール、スーダン、ハイチ、南スーダンなどの国連PKOに参加してきました。今でも、南スーダンでは、自衛隊(じえいたい)の隊員(たいいん)が司令部要員(しれいぶよういん)として活躍(かつやく)しています。また、国連(こくれん)PKOに派遣(はけん)される各国(かっこく)の軍隊(ぐんたい)の人たちに対(たい)して、けが人への対処(たいしょ)やブルドーザーの操縦(そうじゅう)についての訓練(くんれん)を行い、育成(いくせい)する協力(きょうりょく)も行っています。日本のこれまでの活動は、世界中から高い評価を受け、現地(げんち)の人たちからもとても感謝(かんしゃ)されています。日本はこれからも、世界の平和と安定を目指して、国連PKOに積極的(せっきょくてき)に貢献(こうけん)していきます。

子どもたちに対(たい)する暴力(ぼうりょく)をなくすための行動計画(こうどうけいかく)

子どもたちに対(たい)する暴力(ぼうりょく)をなくすための行動計画(こうどうけいかく)とは何ですか?

(画像)子どもパブコメ

2015年に、「誰(だれ)一人取り残(のこ)さず、みんなが元気に活躍(かつやく)できる社会をつくるための目標(もくひょう)(SDGs)」を決めた時、2030年までに子どもたちに対する暴力(ぼうりょく)を完全(かんぜん)になくすことを、世界のみんなで約束(やくそく)しました。

日本もそのことに率先(そっせん)して取り組むことを決め、この行動計画をつくりました。「子どもの権利条約(けんりじょうやく)(児童(じどう)の権利に関(かん)する条約(じょうやく))」には、子どもに関係(かんけい)のあることを決める時、子どもは意見を言うことができること、子どもたちにはどのような暴力も受けない権利があることなど、世界中の子どもたちのもつ権利が定められています。行動計画は、条約にもとづいて子どもの権利を守っていくことにも深く関係しています。

この行動計画は、どれだけの日本の子どもたちが暴力にあっているのかを知って、どうしたら誰(だれ)も暴力にあわないようになるのか、そのために誰が何をしていくのか、決めたことを、2021年8月にまとめたものです。国(くに)の関係者、専門家(せんもんか)、子どものための活動をしている人たちなど、たくさんの人たちが話し合ってつくりました。「子どもパブコメ」(Yahoo!きっず) 外部ウィンドウで開く で集まった子どもたちの声もいかされています。

さ

G(ジー)7

G(ジー)7とは何ですか?

G7( Group of Seven)とは、フランス、米国、英国えいこく、ドイツ、日本、イタリア、カナダ(議長国ぎちょうこく順じゅん)の7か国と欧州おうしゅう連合れんごう(EU)が参加さんかするグループのことです。この7か国とEUのリーダー(首脳しゅのう:大統領だいとうりょうや首相しゅしょう)が年に一回集まって、世界の様々な問題の解かい決けつに向けて、一つのテーブルを囲かこんで自由に意見交換こうかんする会合のことをG7サミットと呼よびます。日本は1979年、1986年、1993年に東京、2000年に九州・沖縄おきなわ、2008年に北海道の洞爺湖とうやこ、2016年に三重県みえけんの伊勢いせ志摩しま、2023年には広島でサミットを開催かいさいしました。なお、1998年から2014年まではロシアも加くわわった「G8」サミットが開催かいさいされてきましたが、2014年3月にロシアがウクライナの主権しゅけんと領土りょうどを侵害しんがいしたことを受けて、2014年からは再ふたたびロシア以外いがいの7か国でG7サミットを開催かいさいしています。

サミットとは「山の頂上ちょうじょう」を意味する英語えいごで、首脳しゅのう同士どうしの会談という意味でも使われます。ちなみに、サミットの準備じゅんびは「シェルパ」と呼よばれる首脳しゅのうの補佐ほさ役が中心になって行われます。「シェルパ」とは、「登山者が山の頂上ちょうじょう(サミット)にたどり着くための手助けをする案内人あんないにん」という意味の登山用語です。エベレストなどのとても高い山に登るときには、シェルパの協力きょうりょくが欠かかせません。G7各国かっこくのシェルパが「頂上ちょうじょう」=「サミットの成功せいこう」を目指し、みんなで相談し合って、準備じゅんびが進められるのです。

G7サミットで話し合う内容ないようは、世界経済けいざい、ウクライナや中東やアジアなどの地域ちいきの問題、気候きこう変動へんどうや環境かんきょうなどのグローバルな問題など、様々です。世界には1つの国だけで解決かいけつできない問題がたくさんあるので、自由、民主みんしゅ主義しゅぎ、人権じんけん、法ほうの支配しはいといった大切な考え方を共有きょうゆうするG7のリーダーが毎年集まって、世界中が平和で豊ゆたかに暮くらせるようにするにはどうしたらいいか、知恵ちえを出し合い、それを具体的ぐたいてきな行動に移うつしています。

(ロゴ)G7広島サミット

G7広島サミットロゴマーク

(写真)G7広島サミットの集合写真

G7広島サミット -1日目-(G7首脳しゅのうなどによる平和記念きねん公園行事)
(出典しゅってん:首相官邸しゅしょうかんていホームページ)

G(ジー)20

G20とは何ですか?

G20( Group of Twenty)とは、アフリカ連合れんごう(AU)、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、韓国かんこく、南アフリカ、ロシア、サウジアラビア、トルコ、英国えいこく、米国、欧州おうしゅう連合れんごう(EU)(アルファベット順じゅん)が参加さんかするグループのことです。これらの国と機関きかんのリーダー(首脳しゅのう)が年に一回集まって、世界経済けいざいを中心とする問題を話し合う会合のことをG20サミットと呼よびます。日本は2019年に大阪おおさかでG20サミットを開催かいさいしました。

G20は、元々は財務ざいむ大臣だいじんと中央銀行総裁そうさいが話し合いを行う場でしたが、2008年に起きた「リーマン・ショック」という世界的せかいてきな経済けいざい・金融きんゆう危機ききにみんなで協力きょうりょくして対処たいしょするために、リーダーでも集まることになりました。

G20には、先進国だけではなく、経済けいざい成長せいちょうを進めて存在感そんざいかんを増ます新興国しんこうこくや、石油や鉱物こうぶつなどの資源しげんを持っている国などもいて、メンバーの多様性たようせいが大きな特徴とくちょうの一つです。世界の主要しゅよう国のリーダーたちが集まって、お互たがいの共通点きょうつうてんを見つけて、世界の経済けいざいが安定して、みんなで成長せいちょうしていくにはどうしたらいいか、地球全体で取り組むべき問題にどのように向き合っていくかなどについて意見交換こうかんし、取組を進めています。

(画像)G20サミットロゴマーク

G20大阪サミットロゴマーク

(画像)G20大阪サミット 集合写真(写真提供:内閣広報室)

G20大阪おおさかサミット 集合写真(写真提供ていきょう:内閣ないかく広報こうほう室)

持続可能(じぞくかのう)な開発(かいはつ)目標(もくひょう)
(SDGs(エスディージーズ))

SDGs(エスディージーズ)とは何ですか?

SDGs( Sustainable Development Goals )とは、日本語では「持続可能(じぞくかのう)な開発目標(もくひょう)」と言い、2030年までに、どんな国や環境(かんきょう)に生まれ育った人も含(ふく)め、誰(だれ)一人取(と)り残(のこ)さず、みんなが元気に活躍(かつやく)できる世界をつくるための17の目標です。

途上(とじょう)国では、いまだに多くの人が、きちんとご飯(はん)が食べられなかったり、きれいな水が飲めなかったり、学校や病院に行けなかったりするという課題(かだい)があります。日本国内でも、貧富(ひんぷ)の格差(かくさ)、男女の不平等(ふびょうどう)、働(はたら)き方の問題などの課題があります。また、気候変動(きこうへんどう)などの環境(かんきょう)問題のように世界共通(きょうつう)の課題もあります。SDGs(エスディージーズ)は、国連(こくれん)で世界が抱(かか)えるこうした課題を解決(かいけつ)するための17の目標を決めたもので、途上国も先進国も含めた世界中の一人ひとりが取り組む必要があります。

まずは、みなさん身の回りでSDGsに向けて取り組めることを考えて、実際(じっさい)に行動してみるところから始めてみましょう!

(画像)SDGs(持続可能な開発目標)

SDGs(持続可能な開発目標)

  1. みんなを貧しさから救(すく)おう
  2. お腹(なか)を空(す)かせている人をなくそう
  3. みんなを健康(けんこう)にしよう
  4. いい教育をみんなが受けられるようにしよう
  5. 男女の差(さ)をなくそう
  6. きれいな水をみんながつかえるようにしよう
  7. 地球に配慮(はいりょ)したエネルギーをつかおう
  8. 仕事も生きがいも大切にしよう
  9. 電気・水・インターネットなどに不便(ふべん)を感じないようにしよう
  10. ひとや国の不平等(ふびょうどう)をなくそう
  11. 住みやすいまちをつくろう
  12. 食べ残(のこ)しなどムダを減(へ)らそう
  13. 気候変動に取り組もう
  14. お魚や海のきれいさを守ろう
  15. 動物や森を守ろう
  16. 暴力(ぼうりょく)のない安全で平和な社会にしよう
  17. 政府(せいふ)・NGO/NPO(エヌピーオー)・企業(きぎょう)・国連機関(きかん)などみんなで協力しよう

現在(げんざい)、SDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)を達成するために、国連に加盟している国の政府と共(とも)に、国際機関・市民団体(しみんだんたい)・NGO・民間(みんかん)企業などが協力し合っています。

ジャパン・ハウス

ジャパン・ハウスとは何ですか?

外国の人々が、日本について知り、体験たいけんすることができるよう、日本政府せいふが2017年から2018年にかけて作った施設しせつです。ブラジルのサンパウロ、英国えいこくのロンドン、米国のロサンゼルスの3都市にあります。

日本の文化、食、映画えいが、マンガ、地域ちいきの特色とくしょく、芸術げいじゅつ・デザイン、最先端さいせんたんのテクノロジーなど様々な魅力みりょくを知ってもらうために、展示てんじやセミナーを行っています。ジャパン・ハウスの中にはレストランやショップもあるので、実際じっさいに和食を味わい、日本のものを手にとって感じてもらうことができます。現地げんちに行けなくても、ジャパン・ハウスで行うイベントの中にはみなさんもインターネットで視聴しちょうできるものもあります。

(写真)ジャパン・ハウス サンパウロの建物

ジャパン・ハウス サンパウロの建物(たてもの)
(写真提供(ていきょう):ジャパン・ハウス サンパウロ/ Rogerio Cassimiro )

(写真)ポケモン×工芸展

POKÉMON X KOGEI(ポケモン×工芸こうげい展てん)
(写真提供(ていきょう):ジャパン・ハウス ロサンゼルス)

集団(しゅうだん)安全保障(あんぜんほしょう)

集団(しゅうだん)安全保障(ほしょう)とは何ですか?

集団しゅうだん安全保障ほしょうとは、例たとえば、ある国がほかの国を侵略しんりゃくした場合に、ほかの全すべての国でこれに対抗たいこうして平和を守る仕組みです。第一次世界大戦たいせんの反省はんせいから、国際連盟こくさいれんめいができたときに制度せいど化されました。第二次世界大戦たいせん後に設立せつりつされた国際連合こくさいれんごうはこの仕組みを強化し、例たとえば、侵略しんりゃくが行われ、安全保障ほしょう理事会が平和に対する脅威きょういであると決定する場合には、軍事的ぐんじてき手段しゅだんを含ふくめ国際連合憲章こくさいれんごうけんしょうで定められる方法ほうほうにより対抗たいこうすることができるようになりました。

集団(しゅうだん)的自衛権(じえいけん)

集団(しゅうだん)的自衛権(じえいけん)とは何ですか?集団しゅうだん安全保障ほしょうとの違ちがいは何ですか?

自衛権じえいけんには、個別こべつ的自衛権じえいけんと集団しゅうだん的自衛権じえいけんがあります。個別こべつ的自衛権じえいけんとは、一般的いっぱんてきに自分の国が攻撃こうげきされたときに、その攻撃こうげきを武力ぶりょくによって阻はばむ権利けんりです。集団しゅうだん的自衛権じえいけんとは、一般的いっぱんてきに自分の国と近い関係かんけいにある国が攻撃こうげきされたときに、自分の国が直接攻撃ちょくせつこうげきされていなくても、武力ぶりょくによってその攻撃こうげきを阻はばむ権利けんりです。どちらも、国際法こくさいほうで全すべての国に認みとめられている権利けんりです。

これまで日本は、集団しゅうだん的自衛権じえいけんを行使することは許ゆるされないと考えてきました。しかし、日本を取とり巻まく安全保障環境ほしょうかんきょうがとても厳きびしくなってきている中、平和安全法制ほうせいにより、国際連合憲章こくさいれんごうけんしょうが定める条件じょうけんより厳きびしい「新三要件しんさんようけん」という条件じょうけんを満みたす場合には、日本を守るために集団しゅうだん的自衛権じえいけんを行使することが認みとめられました。

集団しゅうだん安全保障ほしょうと集団しゅうだん的自衛権じえいけんは、国際連合憲章こくさいれんごうけんしょうの下では、侵略しんりゃくや攻撃こうげきが行われた場合に、複数ふくすうの国が協力きょうりょくして軍事的ぐんじてき手段しゅだんなどをもって対抗たいこうするという意味では共通きょうつうしています。しかし、集団しゅうだん的自衛権じえいけんは、安全保障ほしょう理事会が集団しゅうだん安全保障ほしょうの下で必要ひつような対応たいおうを行うまでの間に限かぎって関係かんけいする国が行使することができるものです。

自由(じゆう)で開かれたインド太平洋(たいへいよう)
(FOIP(フォイップ))

自由(じゆう)で開かれたインド太平洋(たいへいよう)(FOIP(フォイップ))とはなんですか?

FOIP(フォイップ)とは、 Free and Open Indo-Pacific の略(りゃく)で、「自由で開かれたインド太平洋」を意味しています。

インド太平洋地域ちいき全体の平和と豊ゆたかさをしっかり守っていこうという方針ほうしんで、2016年に日本が発表しました。

それ以来いらい、日本は他国と協力きょうりょくしてこの方針ほうしんの実現じつげんに取り組んでいます。

なぜ今、FOIPなの?

インド太平洋地域ちいきは、世界経済けいざいの半分以上いじょうを占しめています。この地域ちいきが平和で豊ゆたかであることは、日本、そして世界全体にとっても重要じゅうようです。

そのような地域ちいきにおいて、同じ考えを持つ国々と協力きょうりょくしながら、武力ぶりょくではなく、話し合いや決められたルールに従したがって、国際こくさい社会の平和を守ろうという考えを広め、自由な世界の中で、みんなが豊ゆたかになろう、という狙ねらいがあります。

女性(じょせい)・平和(へいわ)・安全(あんぜん)保障(ほしょう)(WPS(ダブリュピーエス))

女性(じょせい)・平和(へいわ)・安全(あんぜん)保障(ほしょう)(WPS(ダブリュピーエス))とは何ですか?

女性じょせい・平和・安全保障ほしょう(WPS:Women, Peace and Security)とは、紛争ふんそうを予防よぼう・解決かいけつするための取組や平和な社会を目指す上で、男性だんせいだけではなく女性じょせいも平等に交渉こうしょうや意思決定の場に加くわわること、紛争ふんそうの影響えいきょうを受ける中で女性じょせいを暴力ぼうりょくから保護ほごすること、人道支援しえんや復興ふっこうの取組において、一人ひとりひとりが性別せいべつにかかわらず、平等に物事を決めることが必要ひつようという考え方です。

これは、2000年の国連こくれん安全保障ほしょう理事会で「安保理あんぽり決議けつぎ第1325号」として初はじめて採択さいたくされました。この決議けつぎによって、国連こくれん加盟かめい国は、すべての取組に女性じょせいが平等で完全かんぜんに加くわわることができるようにすることが求もとめられています。

日本は、その後に採択さいたくされた9本のWPSについての安保理あんぽり決議けつぎも含ふくめ、適切てきせつに取り組むため、WPS行動計画を作り、実施じっししてきています。

SDGs(持続じぞく可能かのうな開発目標もくひょう)においては「5: ジェンダー平等を実現じつげんしよう」にこの考え方が含ふくまれています。

政府安全保障能力強化支援(せいふあんぜんほしょうのうりょくきょうかしえん)(OSA(オーエスエー))

政府安全保障能力強化支援(せいふあんぜんほしょうのうりょくきょうかしえん)(OSA:Official Security Assistance)とは何ですか?

日本と同じ志(こころざし)を持(も)つ国の軍(ぐん)などを支援(しえん)するために、機材(きざい)や建物(たてもの)などを提供(ていきょう)する取組(とりくみ)です。2023年4月に「自由(じゆう)で開(ひら)かれたインド太平洋(たいへいよう)(FOIP)」の考えを踏ふまえて始まりました。

(画像)OSAのロゴ

OSAのロゴ

OSAを通じて日本が提供(ていきょう)した機材(きざい)や建物(たてもの)は、支援(しえん)先の国が、領土(りょうど)・領海(りょうかい)の安全(あんぜん)を守(まも)ったり、災害(さいがい)の時に医療(いりょう)や援助物資(えんじょぶっし)を運(はこ)んだりといった、自国(じこく)を守(まも)る能力(のうりょく)を高める活動(かつどう)や、人の命(いのち)や財産(ざいさん)を守(まも)る活動(かつどう)を行うのに使(つか)われます。このように、支援(しえん)先の国の能力(のうりょく)を高めることによって、地域(ちいき)の平和(へいわ)と安定(あんてい)を維持(いじ)することにも貢献(こうけん)します。

日本と支援(しえん)先の国との間では、日本が提供(ていきょう)する機材(きざい)や建物(たてもの)を、戦争(せんそう)や紛争(ふんそう)に直接使(ちょくせつつか)ってはいけないということなどを約束(やくそく)します。また、提供(ていきょう)した後も、約束(やくそく)どおり使(つか)われているかの確認(かくにん)を行います。

このような支援(しえん)を通じて、日本は、同じ志(こころざし)を持(も)つ国の安全(あんぜん)を守(まも)る力を高めることで、これらの国々との間で信頼関係(しんらいかんけい)を構築(こうちく)しながら、地域(ちいき)の平和(へいわ)と安定(あんてい)を確保(かくほ)し、法(ほう)の支配(しはい)に基(もと)づく国際社会(こくさいしゃかい)の平和(へいわ)を守(まも)ります。

政府(せいふ)開発(かいはつ)援助(えんじょ)(ODA(オーディーエー))

ODAとは何ですか?

ODA(Official Development Assistance )とは、政府せいふ開発援助えんじょのことです。まだ経済けいざいが十分に発展はってんしておらず、貧まずしさなどに苦しんでいる国が豊ゆたかになり、また、人びとが健康けんこうでよりよい生活を送れるようになり、世界が平和で安定し、繁栄はんえいしたものとなるように、お金や技術ぎじゅつによる協力きょうりょくを行います。

世界には飢うえや貧まずしさに苦しみ、きちんとご飯はんが食べられなかったり、きれいな水が飲めなかったり、学校や病院に行けない人が多くいます。環境かんきょう・人口・病気など、たくさんの問題もあります。このような地球全体の問題を解決かいけつするために、日本はこれまで190もの国や地域ちいきに協力きょうりょくをし、人々の生活の向上と国々の発展はってんに貢献こうけんしてきました。こうした協力きょうりょくは、実は世界の人のためだけではありません。資源しげんの多くを海外に依存いぞんしている日本にとって国際こくさい社会の平和と繁栄はんえいに貢献こうけんすることは、資源しげんの安定供給きょうきゅうの確保かくほに直結ちょっけつします。また、相手国の信頼しんらいを得えること、そして相手国が経済けいざい成長せいちょうすることにより、様々な日本製品せいひん・サービスや農林水産すいさん品の輸出ゆしゅつを後押あとおしすることにもつながるなど、日本の私わたしたちのためにもつながっているのです。

2025年で「JICA海外協力きょうりょく隊たい」発足ほっそく60周年しゅうねんを迎むかえました。現地げんちの人々と生活を共ともにしながら活動する、「日本らしい顔の見える開発協力きょうりょく」として国際こくさい社会において信頼しんらいときずなを築きずき上あげてきました。

国際協力70周年

JICA海外協力きょうりょく隊たい発足ほっそく60周年しゅうねん 記念きねんロゴ

世界津波(せかいつなみ)の日

「世界津波(つなみ)の日」とはどんな日ですか?

2015年12月、第70回国連総会(こくれんそうかい)で、日本の提案(ていあん)により11月5日が「世界津波の日」に制定(せいてい)されました。

11月5日の「世界津波つなみの日」は、津波つなみから多くの命を救すくった日本の有名な逸話いつわ「稲いなむらの火」に由来します。これは、安政あんせい元年(1854年)11月5日の安政南海あんせいなんかい大地震おおじしんの際さい、伝統的でんとうてき知見から津波つなみを察知さっちした一人ひとりの村人(濱口梧陵(はまぐち ごりょう))が稲束いなつか(稲いなむら)に火をつけ、この火を目印めじるしに多くの村人を高台に避難ひなんさせ、命を救すくったという話です。この村人は、その後堤防ていぼうの建設けんせつにも取り組み、その後の津波災害つなみさいがいから村人の命を守りました。

「津波つなみを察知さっちしたら高台に避難ひなんする」このことを知っていれば、高台に避難ひなんすることで命を救すくうことができます。

日本は「世界津波つなみの日」を通して津波つなみに関かんする知識ちしきを世界中に浸透しんとうさせるための取組も進めています。

た

太平洋(たいへいよう)・島(しま)サミット(PALM(パーム))

太平洋・島サミットとは何ですか?

太平洋・島サミットとは、太平洋のミクロネシア、メラネシア、ポリネシアのそれぞれの地域ちいきにある島国がかかえている様々な問題について、同じ島国として、日本と太平洋の島々のリーダー(首脳しゅのう)が集まって問題の解決かいけつに向けて話し合いをする会議かいぎ(サミット)です。

英語えいごでは Pacific Islands Leaders Meeting と表示ひょうじされ、英語えいごの頭文字かしらもじをつなげて「PALM(パーム)」と呼よんでいます。

太平洋の島国は「国土がせまく、人口が少ない」、「ひとつの国の中にたくさんの島がバラバラに散ちらばっている」、「他ほかの国と距離きょりが離はなれていて、行いき来きがしづらい」、「海抜かいばつが低ひくく、津波つなみや地震じしん、温暖化おんだんかといった災害さいがい・気候きこう変動へんどうの影響えいきょうを受けやすい」といった悩なやみをかかえています。1997年から始まり、3年に1度開かれているこの太平洋・島サミットで、地域ちいきの平和と繁栄はんえいに向けてこうした問題に長い間ともに取り組むことを通じて、日本と太平洋の島国とのキズナを強めています。

2024年に東京で行われた第10回太平洋・島サミット(PALM10)では、日本を含ふくむ19か国・地域ちいき(注)の首脳しゅのうなどが集まり、変化へんかする地域ちいき・国際情勢こくさいじょうせいについて議論ぎろんを行うとともに、日本と太平洋の島国が気候変動きこうへんどうや海洋資源しげんの保護ほごなどの共通きょうつうの課題かだいに取り組みながら、未来みらいに向けて「共ともに歩む」関係かんけいを確認かくにんしました。
(注)日本、オーストラリア、クック諸島しょとう、フィジー、キリバス、マーシャル諸島しょとう、ミクロネシア連邦れんぽう、ナウル、ニウエ、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島しょとう、トンガ、ツバル、ニュージーランド、バヌアツ、ニューカレドニア、仏領ふつりょうポリネシア

PALM10に参加する各国の首脳陣たち
PALM10会場の様子

(写真提供(ていきょう):内閣広報室(ないかくこうほうしつ))

(画像)第10回太平洋・島サミット(PALM10)ロゴ

第10回太平洋・島サミットのロゴマーク

このロゴマークの作者(さくしゃ)は、グラフィックデザイナーの石田広宣(ひろのぶ)氏(し)です。ロゴマークの「PALM10」の文字は、植物(しょくぶつ)の葉(は)や水の要素(ようそ)を含(ふく)み、数字の「ゼロ」のデザインはPALMのメンバーである19か国・地域(ちいき)を表現(ひょうげん)しています。また、ロゴマークの上部(じょうぶ)は島嶼(とうしょ)国、下部(かぶ)は波(なみ)のイメージで構成(こうせい)され、波(なみ)のデザインは横(よこ)から見た掌(てのひら)(英語(えいご)で「PALM」)のイメージも表(あらわ)しています。

たびレジ

「たびレジ」とは何ですか?

「たびレジ」とは、メールアドレスやLINEを登録とうろくしておくことで、外務省がいむしょうから海外の旅先の最新さいしんの安全情報じょうほうを日本語で受け取ることが出来できるサービスです。万が一、現地げんちで事件じけんや事故じこに巻まき込こまれた場合には、旅先の大使館や総領事館そうりょうじかんからより素早すばやいサポートを受けることが出来できます。海外に旅行に行く時は、安全に楽しい旅行をするためにも必かならず「たびレジ」に登録とうろくするようにしてくださいね。

(画像)たびレジロゴ

WPS(ダブリュピーエス)(女性(じょせい)・平和(へいわ)・安全(あんぜん)保障(ほしょう))

女性(じょせい)・平和(へいわ)・安全(あんぜん)保障(ほしょう)(WPS(ダブリュピーエス))とは何ですか?

女性じょせい・平和・安全保障ほしょう(WPS:Women, Peace and Security)とは、紛争ふんそうを予防よぼう・解決かいけつするための取組や平和な社会を目指す上で、男性だんせいだけではなく女性じょせいも平等に交渉こうしょうや意思決定の場に加くわわること、紛争ふんそうの影響えいきょうを受ける中で女性じょせいを暴力ぼうりょくから保護ほごすること、人道支援しえんや復興ふっこうの取組において、一人ひとりひとりが性別せいべつにかかわらず、平等に物事を決めることが必要ひつようという考え方です。

これは、2000年の国連こくれん安全保障ほしょう理事会で「安保理あんぽり決議けつぎ第1325号」として初はじめて採択さいたくされました。この決議けつぎによって、国連こくれん加盟かめい国は、すべての取組に女性じょせいが平等で完全かんぜんに加くわわることができるようにすることが求もとめられています。

日本は、その後に採択さいたくされた9本のWPSについての安保理あんぽり決議けつぎも含ふくめ、適切てきせつに取り組むため、WPS行動計画を作り、実施じっししてきています。

SDGs(持続じぞく可能かのうな開発目標もくひょう)においては「5: ジェンダー平等を実現じつげんしよう」にこの考え方が含ふくまれています。

2+2(ツー・プラス・ツー)

「2+2」とは何ですか?

「2+2」とは、「4」ではありません!というとびっくりしたかもしれませんが、外交の世界(せかい)では「ヨン」ではなく「ツー・プラス・ツー」と読み、2つの国の外交を担当(たんとう)する閣僚(かくりょう)(政府(せいふ)の中で重要(じゅうよう)な役割(やくわり)を担(にな)う高官(こうかん)、日本の場合は通常(つうじょう)「大臣(だいじん)」)と国防(こくぼう)を担当(たんとう)する閣僚(かくりょう)が共(とも)に出席(しゅっせき)する会議(かいぎ)のことです。日本の場合は、外務大臣(がいむだいじん)と防衛大臣(ぼうえいだいじん)の2人が、相手(あいて)の国の外交を担当(たんとう)する閣僚(かくりょう)と国防(こくぼう)を担当(たんとう)する閣僚(かくりょう)の2人と、合計4人で会議(かいぎ)を行います。外交や国の安全(あんぜん)、防衛(ぼうえい)について一緒(いっしょ)に話し合うことは、国際情勢(こくさいじょうせい)の変化(へんか)を踏(ふ)まえて、より深(ふか)く協力(きょうりょく)していくために重要(じゅうよう)なことなのです。

「2+2」は、最近始(さいきんはじ)まった会議(かいぎ)の方式(ほうしき)ではありません。ルーツは現在(げんざい)の日米安全保障条約(あんぜんほしょうじょうやく)(日米安保条約(あんぽじょうやく))が署名(しょめい)された1960年まで遡(さかのぼ)ります。1990年に閣僚級(かくりょうきゅう)に格上(かくあ)げされ、今日(こんにち)まで、日米はしっかり情報(じょうほう)を交換(こうかん)し、議論(ぎろん)しながら、より強く協力(きょうりょく)し、お互(たが)いに安全(あんぜん)を守(まも)る力を高めています。

「2+2」は、日本が国の安全(あんぜん)や防衛(ぼうえい)について考えるための大切な役割(やくわり)を担(にな)っており、今ではヨーロッパの国々やオーストラリア、インド、インドネシア、フィリピンなど、米国以外(いがい)の国とも行われるようになりました。日本が平和(へいわ)で安心(あんしん)して暮(く)らせる国であり続(つづ)けるには、日本だけでなく、国際社会(こくさいしゃかい)が平和(へいわ)で安定(あんてい)していることが大事(だいじ)です。これからも日本を取(と)り巻(ま)く状況(じょうきょう)をしっかりと把握(はあく)し、各国(かっこく)と協力(きょうりょく)していきます。

おしえて!☆ラビット お役立(やくだ)ち知識(ちしき)!
勉強を教えるラビット

経済版(けいざいばん)の「2+2」もあるんだよ!日本から外務大臣(がいむだいじん)と経済産業大臣(けいざいさんぎょうだいじん)の2人、相手(あいて)の国からも外交を担当(たんとう)する閣僚(かくりょう)と経済(けいざい)を担当(たんとう)する閣僚(かくりょう)の2人が参加(さんか)して、経済(けいざい)や技術(ぎじゅつ)の分野で国の安全(あんぜん)を守(まも)り、経済(けいざい)を発展(はってん)させるための協力(きょうりょく)についての話し合いをしているよ。米国との間で2022年に始(はじ)まったのが最初(さいしょ)で、その年の7月には第(だい)1回目の「経済版(けいざいばん)2+2」が開催(かいさい)されたんだ。続(つづ)いて英国(えいこく)との間でも枠組(わくぐ)みを立ち上げることに合意(ごうい)し、2025年3月に日本と英国(えいこく)の間で第(だい)1回目の「経済版(けいざいばん)2+2」が開催(かいさい)されたよ。

TPP(ティーピーピー)(環太平洋(かんたいへいよう)パートナーシップ)

環太平洋かんたいへいようパートナーシップ(TPP(ティーピーピー))とは何ですか?

環太平洋かんたいへいようパートナーシップ(TPP: Trans-Pacific Partnership )とは、太平洋を取とり囲かこむ国々の間で、モノやサービス、投資とうしなどが出来できるだけ自由に行いき来きできるようにし、経済けいざいのつながりを強化するための国際こくさい約束やくそく(条約じょうやく)です。TPPは、経済けいざい連携れんけい協定きょうてい(EPA)と呼よばれている国際こくさい約束やくそく(条約じょうやく)のひとつで、これまでのEPAと比くらべても高いレベルの内容ないようとなっています。

(1)TPP協定(きょうてい)

日本は2013年7月にTPP交渉こうしょうに参加さんかしました。参加国さんかこく間での交渉こうしょうを経へて、2016年2月、ニュージーランドのオークランドにて12か国(注)がTPP協定きょうていに署名しょめいしました。2017年1月に、日本は締結ていけつ(協定きょうていを結むすぶこと)のため必要ひつような国内の手続てつづきを完了かんりょうしましたが、その後間もなく、就任しゅうにん直後だった米国のトランプ大統領だいとうりょう(一期目)が、米国はTPPから離脱りだつすると発表しました。

(注)日本、シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、米国、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア、メキシコ、カナダ。

(2)CPTPP(Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership:環太平洋(かんたいへいよう)パートナーシップに関(かん)する包括的(ほうかつてき)及(およ)び先進的(せんしんてき)な協定(きょうてい))

TPP協定きょうていから米国が離脱りだつした後、米国を除のぞく11か国で話し合いを重ね、2018年3月に、チリのサンティアゴにて、基本的きほんてきにTPP協定きょうていと同じ内容ないようのCPTPPに署名しょめい(サイン)しました。そして、署名しょめいを行った各国かっこくの国内手続てつづきを経へて、CPTPPは2018年12月30日に発効はっこう(効力こうりょくを発生)しました。その後、2024年12月には英国えいこくが加入かにゅうし、現在げんざいコスタリカとの加入かにゅう交渉こうしょうなども行われています。このように参加さんかメンバーが広がっていくことで、CPTPPの高いレベルのルールが世界に広がっていくことが期待されます。

TICAD(ティカッド)(アフリカ開発会議(かいはつかいぎ))

アフリカ開発(かいはつ)会議(かいぎ)(TICAD(ティカッド))とは何ですか?

アフリカ開発(かいはつ)会議(かいぎ)(TICAD:Tokyo International Conference on African Development)とは、日本やアフリカの国々、国際機関(こくさいきかん)のリーダーたちが集まって、アフリカの開発について議論する国際会議です。そこでは、貧困(ひんこん)、平和(へいわ)と安定(あんてい)、教育、保健(ほけん)医療(いりょう)など、アフリカがかかえている課題(かだい)だけでなく、豊かな資源(しげん)や人材(じんざい)、ビジネスなどのアフリカのもつ様々(さまざま)な可能性(かのうせい)について議論(ぎろん)します。

1993年にはじめてのアフリカ開発会議かいぎが日本で開かれて以来いらい、これまで9回開催かいさいされています。

2025年8月20日~22日には、横浜市よこはましで第9回アフリカ開発会議かいぎ(TICAD9)が開催かいさいされました。会議かいぎでは、「平和と安定」、「経済けいざい」、「社会」という3つの分野について話し合い、AIなどのテクノロジーや、デジタル医療いりょうなど、日本の技術ぎじゅつをいかしながら、日本とアフリカが共ともに成長せいちょうし、発展はってんしていくための課題かだい解決策かいけつさくを共ともに考えました。また、政府せいふと民間みんかん企業きぎょうが共ともにアフリカの開発に取り組んで行くこと、若者わかものや女性じょせいがより活躍かつやくできる社会にしていくこと、アフリカの国々のつながりや人・モノなどの移動いどうをスムーズにしていくための取組にも注目しました。

TICAD9会場の様子

TICAD9 写真撮影さつえい(写真提供ていきょう:首相官邸しゅしょうかんていホームページ)

テロ

テロとは何ですか?

「テロ」とは、広く恐怖きょうふや不安ふあんを抱いだかせることにより、目的もくてきを達成たっせいしようとして行われる、政治せいじ上またはその他ほかの考えに基もとづく暴力的ぼうりょくてきな活動を指します。世界ではテロが多く発生しており、日本人が被害ひがいに遭あった事件じけんもあります。2001年9月11日に米国のニューヨークで起きたテロでは、武器ぶきを持ったテロリストが飛行機ひこうきを乗っ取り、乗客を乗せたまま世界貿易ぼうえきセンタービルなどに衝突しょうとつさせました。このテロで、日本人を含ふくむ約やく3000人もの人が亡なくなりました。また、2013年1月16日には、アルジェリアにある日本の会社の天然てんねんガス製造施設せいぞうしせつが襲おそわれ、日本人10名を含ふくむ40人が亡なくなりました。2016年7月1日には、バングラデシュのレストランが襲おそわれ、日本人7名を含ふくむ20人以上いじょうが亡なくなりました。さらに、2019年4月21日にスリランカで発生した連続爆発れんぞくばくはつ事件じけんでは、日本人1名を含ふくむ多くの人が死亡しぼう・負傷ふしょうしました。同じ年の12月4日には、アフガニスタン国内を車で移動いどう中だった日本人1名が襲おそわれ、亡なくなりました。

東南(とうなん)アジア諸国連合(しょこくれんごう)
(ASEAN(アセアン))

ASEAN(東南(とうなん)アジア諸国連合(しょこくれんごう))とは何ですか?

ASEAN(アセアン)は、東南アジアの国々のグループで、正式名称めいしょうを「東南アジア諸国しょこく連合れんごう(Association of Southeast Asian Nations)」といいます。1967年にタイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアの5か国で始まりました。1999年までにブルネイ、ベトナム、ラオス、ミャンマー、カンボジアが加くわわり、2025年には東ティモールが正式なメンバーになり、東南アジア11か国が参加さんかするグループになりました。歩んできた歴史れきしやその中で育はぐくまれた文化、話す言語や信しんじている宗教しゅうきょう、政治せいじの進め方や、経済的けいざいてきな豊ゆたかさなどは国によって異ことなりますが、各国かっこくが抱かかえている事情じじょうや独自どくじの考え方を尊重そんちょうしながら、様々な違ちがいを乗のり越こえ、緩ゆるやかに、そして現実的げんじつてきに、統合とうごうを進めていくことを大切にしています。2025年には、そのような統合とうごうを進める道筋みちすじを示しめす「ASEAN共同体きょうどうたいビジョン2045」が発表されました。

日本は、各国かっこくの中でもいち早く、1973年にASEANとの対話を始め、同じアジアの一員としてASEANに寄より添そいながら共ともに歩んできました。過去かこ何年にもわたって、日本は「最もっとも信頼しんらいできる国」としてASEANの人々に選えらばれています。東南アジアには、日本の6倍近い約やく7億おく人が生活し、急速に成長せいちょうして豊ゆたかになっており、国際こくさい社会の中でますます存在感そんざいかんを高めています。また、インド洋と太平洋という二つの大洋に挟はさまれたとても重要じゅうような位置いちにあり、日本が進める「自由で開かれたインド太平洋(Free and Open Indo-Pacific: FOIP)」の実現じつげんにも不可欠ふかけつで、ASEANとの関係かんけい強化は日本外交の最優先さいゆうせん事項じこうの一つです。

日本とASEANは、2023年に友好ゆうこう協力きょうりょく50周年しゅうねんを迎むかえました。これからも地域ちいきと世界の平和と発展はってんのために幅広はばひろい分野での協力きょうりょくを進めていきます。

(写真)ASEANの旗

ASEANの旗(はた)

は

PALM(パーム)(太平洋(たいへいよう)・島(しま)サミット)

太平洋・島サミットとは何ですか?

太平洋・島サミットとは、太平洋のミクロネシア、メラネシア、ポリネシアのそれぞれの地域ちいきにある島国がかかえている様々な問題について、同じ島国として、日本と太平洋の島々のリーダー(首脳しゅのう)が集まって問題の解かい決きまりに向けて話し合いをする会議かいぎ(サミット)です。

英語えいごでは Pacific Islands Leaders Meeting と表示ひょうじされ、英語えいごの頭文字かしらもじをつなげて「PALM(パーム)」と呼よんでいます。

太平洋の島国は「国土がせまく、人口が少ない」、「ひとつの国の中にたくさんの島がバラバラに散ちらばっている」、「他ほかの国と距離きょりが離はなれていて、行いき来きがしづらい」、「海抜かいばつが低ひくく、津波つなみや地震じしん、温暖化おんだんかといった災害さいがい・気候きこう変動へんどうの影響えいきょうを受けやすい」といった悩なやみをかかえています。1997年から始まり、3年に1度開かれているこの太平洋・島サミットで、地域ちいきの平和と繁栄はんえいに向けてこうした問題に長い間ともに取り組むことを通じて、日本と太平洋の島国とのキズナを強めています。

2024年に東京で行われた第10回太平洋・島サミット(PALM10)では、日本を含ふくむ19か国・地域ちいき(注)の首脳しゅのうなどが集まり、変化へんかする地域ちいき・国際こくさい情勢じょうせいについて議論ぎろんを行うとともに、日本と太平洋の島国が気候きこう変動へんどうや海洋資源しげんの保護ほごなどの共通きょうつうの課題かだいに取り組みながら、未来みらいに向けて「共ともに歩む」関係かんけいを確認かくにんしました。
(注)日本、オーストラリア、クック諸島しょとう、フィジー、キリバス、マーシャル諸島しょとう、ミクロネシア連邦れんぽう、ナウル、ニウエ、パラオ、パプアニューギニア、サモア、ソロモン諸島しょとう、トンガ、ツバル、ニュージーランド、バヌアツ、ニューカレドニア、仏領ふつりょうポリネシア

PALM10に参加する各国の首脳陣たち
PALM10会場の様子

(写真提供(ていきょう):内閣広報室(ないかくこうほうしつ))

(画像)第10回太平洋・島サミット(PALM10)ロゴ

第10回太平洋・島サミットのロゴマーク

このロゴマークの作者(さくしゃ)は、グラフィックデザイナーの石田広宣(ひろのぶ)氏(し)です。ロゴマークの「PALM10」の文字は、植物(しょくぶつ)の葉(は)や水の要素(ようそ)を含(ふく)み、数字の「ゼロ」のデザインはPALMのメンバーである19か国・地域(ちいき)を表現(ひょうげん)しています。また、ロゴマークの上部(じょうぶ)は島嶼(とうしょ)国、下部(かぶ)は波(なみ)のイメージで構成(こうせい)され、波(なみ)のデザインは横(よこ)から見た掌(てのひら)(英語(えいご)で「PALM」)のイメージも表(あらわ)しています。

排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき)(EEZ(イーイーゼット))

排他的経済水域(はいたてきけいざいすいいき)(EEZ(イーイーゼット))とは何ですか?

排他的はいたてき経済けいざい水域すいいき(EEZ: Exclusive Economic Zone )とは、海に面している国が、自分の国の海(領海りょうかい)の外側そとがわに決められた幅はばを超こえない範囲はんいで設定せっていし、漁業ぎょぎょうをしたり、石油や天然てんねんガスなどの天然てんねん資源しげんを開発したりという活動を自由に行うことができる水域すいいきです。しかし、海に面している国は、そういった活動を行うほかは、排他的はいたてき経済けいざい水域すいいきを独ひとり占じめしてはならないことになっています。たとえば、他ほかの国の船が通ったり、飛行機ひこうきが上空を飛とんだり、他ほかの国が海底かいていにパイプラインを作ったりすることを禁止きんしすることはできません。

パリ協定(きょうてい)

環境(かんきょう)問題の話になるとパリ協定(きょうてい)という言葉をよく聞きますが、どのようなものですか?

パリ協定とは、気候変動(きこうへんどう)の原因(げんいん)となっている二酸化炭素(にさんかたんそ)やメタンガスなどの温室効果(こうか)ガスの排出(はいしゅつ)を減(へ)らし、18世紀せいき頃ごろからの産業革命以降(さんぎょうかくめいいこう)の地球の温度上昇(じょうしょう)を2℃以内(いない)、できれば1.5℃以内にとどめることを、世界共通(きょうつう)の目標(もくひょう)として定めた国際的(こくさいてき)な約束(やくそく)のことです。1997年に京都で作られた「京都議定書(ぎていしょ)」に代わる約束で、先進国だけでなく途上(とじょう)国も含(ふく)めた全(すべ)ての国が目標の達成(たっせい)のために取り組むことになっています。2015年にフランスのパリで作成されたことから、パリ協定という名前がつけられています。

PKO(ピーケーオー)(国連平和維持活動(こくれんへいわいじかつどう))

国連(こくれん)平和維持(へいわいじ)活動(かつどう)(PKO(ピーケーオー))とは何ですか?

国連こくれん平和維持へいわいじ活動のことを英語えいごで United Nations Peacekeeping Operations と呼よびますが、日本ではPKOや国連こくれんPKOと呼よばれています。

国連PKOの活動は、争(あらそ)いをしていた国同士(どうし)や人たちが、お互(たが)いに攻撃(こうげき)をやめることを決めた後、再(ふたた)び争いが起こらないように監視(かんし)したり、話(はな)し合いを通じた解決(かいけつ)が行われるように手助けしたりすることが中心でした。最近(さいきん)ではこのような活動に加(くわ)えて、争いが終わったり新たに独立(どくりつ)した国が一人前になれるよう、選挙(せんきょ)の手伝(てつだ)いをしたり、もう戦(たたか)う必要(ひつよう)がなくなった兵士(へいし)を説得(せっとく)して武器(ぶき)を捨(す)てさせ、軍隊(ぐんたい)をやめた後に他の仕事につけるよう手伝ったり、その国の人たちが安心して生活できるよう国の仕組みや組織(そしき)を整える手助けをしたりと、様々な支援(しえん)を行うようになってきています。国連PKOのこうした活動はたくさんの人から高い評価(ひょうか)を受け、今では世界中の国が軍隊や警察(けいさつ)、専門(せんもん)家やボランティアを国連PKOに参加(さんか)させ、世界の平和と安定に貢献(こうけん)しています。

日本は、1992年に初(はじ)めて国連PKOに参加して以来(いらい)、アンゴラ、カンボジア、モザンビーク、エルサルバドル、ゴラン高原、東ティモール、スーダン、ハイチ、南スーダンなどの国連PKOに参加してきました。今でも、南スーダンでは、自衛隊(じえいたい)の隊員(たいいん)が司令部要員(しれいぶよういん)として活躍(かつやく)しています。また、国連(こくれん)PKOに派遣(はけん)される各国(かっこく)の軍隊(ぐんたい)の人たちに対(たい)して、けが人への対処(たいしょ)やブルドーザーの操縦(そうじゅう)についての訓練(くんれん)を行い、育成(いくせい)する協力(きょうりょく)も行っています。日本のこれまでの活動は、世界中から高い評価を受け、現地(げんち)の人たちからもとても感謝(かんしゃ)されています。日本はこれからも、世界の平和と安定を目指して、国連PKOに積極的(せっきょくてき)に貢献(こうけん)していきます。

FOIP(フォイップ)(自由(じゆう)で開(ひら)かれたインド太平洋(たいへいよう))

自由(じゆう)で開かれたインド太平洋(たいへいよう)(FOIP(フォイップ))とはなんですか?

FOIP(フォイップ)とは、 Free and Open Indo-Pacific の略(りゃく)で、「自由で開かれたインド太平洋」を意味しています。

インド太平洋地域ちいき全体の平和と豊ゆたかさをしっかり守っていこうという方針ほうしんで、2016年に日本が発表しました。

それ以来いらい、日本は他国と協力きょうりょくしてこの方針ほうしんの実現じつげんに取り組んでいます。

なぜ今、FOIPなの?

インド太平洋地域ちいきは、世界経済けいざいの半分以上いじょうを占しめています。この地域ちいきが平和で豊ゆたかであることは、日本、そして世界全体にとっても重要じゅうようです。

そのような地域ちいきにおいて、同じ考えを持つ国々と協力きょうりょくしながら、武力ぶりょくではなく、話し合いや決められたルールに従したがって、国際こくさい社会の平和を守ろうという考えを広め、自由な世界の中で、みんなが豊ゆたかになろう、という狙ねらいがあります。

プロトコール(国際こくさい儀礼ぎれい)

国際こくさい儀礼ぎれい(プロトコール)とは何ですか?

国際こくさい儀礼ぎれい(プロトコール)とは、外国からのお客様を迎むかえる時など、国際的こくさいてき・公式な場で用いられるルールです。その目的もくてきは、すべての国はその大小に関かかわらず尊重そんちょうされ、広く認みとめられたルールを使用することによって、不必要ふひつような誤解ごかいや混乱こんらんを避さけることです。

つまり、国家や相手同士(どうし)が互(たが)いをより良(よ)く理解(りかい)するための環境作(かんきょうづく)りに欠(か)かせない配慮(はいりょ)であり、それにより外交や大事な話(はな)し合(あ)いがスムーズに進むようにするお付(つ)き合(あ)いのルールといえます。プロトコールの一例(いちれい)としては、たとえば服装(ふくそう)や席順(せきじゅん)、国旗(こっき)の立て方などがあります。

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UNICEF(ユニセフ)(国連児童基金(こくれんじどうききん))

国連(こくれん)児童基金(じどうききん)(UNICEF(ユニセフ))とはどういう機関ですか?

国連児童基金(UNICEF:United Nations Children's Fund)とは、世界の子どもたちの命(いのち)と権利(けんり)を守るために作られた国連(こくれん)の機関の一つです。

ユニセフの元の機関となったのが第二次世界大戦後(たいせんご)の1946年に作られた国連国際(こくさい)児童緊急(きんきゅう)基金( United Nations International Children's Emergency Fund )です。その時の略称(りゃくしょう)UNICEFは世界中の人たちに親しまれたため、現在(げんざい)まで引き継(つ)がれています。

ユニセフは、子どもや女性(じょせい)の権利を守る団体(だんたい)であり、190以上(いじょう)の国と地域(ちいき)で、最(もっと)も支援(しえん)の届(とど)きにくい子どもたちを最優先(さいゆうせん)に、保健(ほけん)、栄養(えいよう)、水と衛生(えいせい)、教育(きょういく)、暴力(ぼうりょく)や搾取(さくしゅ)からの保護(ほご)、緊急(きんきゅう)支援(しえん)、アドボカシー(子どもに関(かん)する課題(かだい)への理解(りかい)を広げ、子どもの権利(けんり)の実現(じつげん)に向(む)けての取組(とりくみ)の啓発(けいはつ)・政策(せいさく)提言(ていげん)を行うこと)などの面(めん)で支援(しえん)をし、持続(じぞく)可能(かのう)な開発(かいはつ)目標(もくひょう)(SDGs:エス・ディー・ ジーズ)達成(たっせい)のために貢献(こうけん)しています。ユニセフは、1965年、ノーベル平和(へいわ)賞(しょう)を受賞(じゅしょう)しています。

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC(ユーエイチシー))

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC(ユーエイチシー):Univarsal Health Coverage)とは何ですか?

全(すべ)ての人が必要(ひつよう)なときに安心(あんしん)してお医者(いしゃ)さんにかかったり、必要(ひつよう)な薬(くすり)をもらったりできることを意味(いみ)します。これは、一人(ひとり)ひとりが健康(けんこう)で幸(しあわ)せに暮(く)らすためにとても大切な考え方です。

しかし、世界(せかい)には、病気(びょうき)やけがをしても病院(びょういん)にすぐに行くことができなかったり、お医者(いしゃ)さんの人数が足りなくて家の近くに病院(びょういん)がなかったりすることで、必要(ひつよう)な医療(いりょう)サービスを受(う)けられない人々が世界(せかい)の人口の半分程度(ていど)、46億(おく)人もいると言われています。また、病院(びょういん)に行くための交通費(ひ)がないなど、病院(びょういん)に行くことだけで生活が苦(くる)しくなる人たちが21億(おく)人もいるのです。病気(びょうき)で働(はたら)けなくなってしまうと、生活はさらに厳(きび)しくなってしまいます。

このような問題(もんだい)を解決(かいけつ)するために、世界中(せかいじゅう)の国々が協力(きょうりょく)してUHC(ユーエイチシー)を達成(たっせい)しようとしています。SDGs(エスディージーズ)(持続可能(じぞくかのう)な開発目標(かいはつもくひょう))という、国際社会全体(こくさいしゃかいぜんたい)で取(と)り組(く)む17の目標(もくひょう)の一つにもなっており、日本もこの取組(とりくみ)に参加(さんか)しています。具体的(ぐたいてき)には、医療(いりょう)に関(かか)わる人たちを育(そだ)てたり、病院(びょういん)を建設(けんせつ)したりすることで、世界(せかい)の困(こま)った人が必要(ひつよう)なときに安心(あんしん)して医療(いりょう)を受(う)けられるように支援(しえん)しています。

みんなが健康(けんこう)で幸(しあわ)せで安心(あんしん)に暮(く)らし、豊(ゆた)かになれるように、UHC(ユーエイチシー)達成(たっせい)に向(む)けて世界中(せかいじゅう)の国々で力を合わせ、より良(よ)い未来(みらい)を作っていきましょう!

UNESCO(ユネスコ)(国連(こくれん)教育(きょういく)科学文化(ぶんか)機関きかん)

国連(こくれん)教育(きょういく)科学文化(ぶんか)機関きかん(UNESCO(ユネスコ))とはどういう機関きかんですか?

国連(こくれん)教育(きょういく)科学文化(ぶんか)機関きかん(UNESCO(ユネスコ):United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)とは、教育、科学及(およ)び文化などの活動を通じて、世界平和に貢献(こうけん)するために作られた国連(こくれん)の機関の一つです。(本部:フランス・パリ)

ユネスコが作られた最大(さいだい)のきっかけは第二次世界大戦(たいせん)であり、1946年11月4日、人類(じんるい)が二度と戦争(せんそう)を繰(く)り返さないようにという願(ねが)いを込め、その活動をスタートさせました。

「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦(とりで)を築(きず)かなければならない」。これは、ユネスコ憲章(けんしょう)前文の冒頭(ぼうとう)を飾(かざ)る有名な言葉です。この言葉からも、ユネスコが、教育、科学、文化など私(わたし)たちの普段(ふだん)の生活に大きく関(かか)わる分野を通して、人の心に平和の砦とりでを築きずき、世界の平和に貢献こうけんしようとしていることがわかります。

ユネスコには2025年12月現在(げんざい)194か国が加盟(かめい)しており、日本は1951年、世界で60番目に加盟しました。ユネスコは第二次大戦後(ご)日本が初(はじ)めて加盟した国際機関であり、日本は当時からユネスコの活動が重要(じゅうよう)であると考えています。

また、1999年にアジア出身者として初めて松浦晃一郎(まつうらこういちろう)さんがユネスコ事務(じむ)局長(きょくちょう)に選(えら)ばれ、2009年まで10年間、ユネスコのトップを務(つと)めました。

(写真)2025年9月に首相官邸を訪れ、石破総理大臣(当時)を表敬したユネスコのアズレー事務局長(当時)。

2025年9月に首相官邸しゅしょうかんていを訪おとずれ、
石破いしは総理そうり大臣だいじん(当時)を表敬ひょうけいしたユネスコのアズレー事務じむ局長(当時)。
(出典しゅってん:首相官邸しゅしょうかんていホームページ)

現在げんざいのユネスコの活動を紹介しょうかいしますと、たとえば教育の分野において、ユネスコはさまざまな国際こくさい機関きかんと協力きょうりょくしながら、世界中のすべての人々に教育の機会きかいが与あたえられるよう取り組んでいます(「万人のための教育」)。また、科学の分野においても、津波つなみの発生をいち早く海岸の近くの住民じゅうみんに知らせ、大きな被害ひがいを防ふせぐための努力どりょくを行っています(「津波つなみ早期警戒けいかい」)。さらに、人類じんるい共通きょうつうの貴重きちょうな財産ざいさんである遺跡いせき(アンコール遺跡いせき、バーミヤン遺跡いせきなど)、建造物けんぞうぶつ(万里ばんりの長城ちょうじょう、姫路城ひめじじょうなど)、自然しぜん(グランドキャニオン、知床しれとこなど)などを世界文化遺産いさんや世界自然しぜん遺産いさんとして登録とうろくし、また同じく人類じんるい共通きょうつうの宝たからである伝統的でんとうてきな音楽、演劇えんげき、舞踊ぶよう、工芸こうげい技術ぎじゅつなどを無形むけい文化遺産いさんとして登録とうろくすることを通じて、これらの遺産いさんを国際的こくさいてきに守っていく取組を行っています。

2026年1月現在げんざい、日本の世界遺産いさんは、文化遺産いさんが21 件けん、自然しぜん遺産いさんが5 件けんの計26 件けん、無形むけい文化遺産いさんは23件けんあります。例たとえば、富士山ふじさんや原爆げんばくドームが世界遺産いさんに、歌舞伎かぶきや和食が無形むけい文化遺産いさんにそれぞれ登録とうろくされています。
 このようにユネスコは世界中のすべての人々にとって、とても重要じゅうような活動を行っています。

UHC(ユーエイチシー)(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC(ユーエイチシー):Univarsal Health Coverage)とは何ですか?

全(すべ)ての人が必要(ひつよう)なときに安心(あんしん)してお医者(いしゃ)さんにかかったり、必要(ひつよう)な薬(くすり)をもらったりできることを意味(いみ)します。これは、一人(ひとり)ひとりが健康(けんこう)で幸(しあわ)せに暮(く)らすためにとても大切な考え方です。

しかし、世界(せかい)には、病気(びょうき)やけがをしても病院(びょういん)にすぐに行くことができなかったり、お医者(いしゃ)さんの人数が足りなくて家の近くに病院(びょういん)がなかったりすることで、必要(ひつよう)な医療(いりょう)サービスを受(う)けられない人々が世界(せかい)の人口の半分程度(ていど)、46億(おく)人もいると言われています。また、病院(びょういん)に行くための交通費(ひ)がないなど、病院(びょういん)に行くことだけで生活が苦(くる)しくなる人たちが21億(おく)人もいるのです。病気(びょうき)で働(はたら)けなくなってしまうと、生活はさらに厳(きび)しくなってしまいます。

このような問題(もんだい)を解決(かいけつ)するために、世界中(せかいじゅう)の国々が協力(きょうりょく)してUHC(ユーエイチシー)を達成(たっせい)しようとしています。SDGs(エスディージーズ)(持続可能(じぞくかのう)な開発目標(かいはつもくひょう))という、国際社会全体(こくさいしゃかいぜんたい)で取(と)り組(く)む17の目標(もくひょう)の一つにもなっており、日本もこの取組(とりくみ)に参加(さんか)しています。具体的(ぐたいてき)には、医療(いりょう)に関(かか)わる人たちを育(そだ)てたり、病院(びょういん)を建設(けんせつ)したりすることで、世界(せかい)の困(こま)った人が必要(ひつよう)なときに安心(あんしん)して医療(いりょう)を受(う)けられるように支援(しえん)しています。

みんなが健康(けんこう)で幸(しあわ)せで安心(あんしん)に暮(く)らし、豊(ゆた)かになれるように、UHC(ユーエイチシー)達成(たっせい)に向(む)けて世界中(せかいじゅう)の国々で力を合わせ、より良(よ)い未来(みらい)を作っていきましょう!