G7/G8

サミットに関する基礎的なQ&A

平成29年10月10日

G7サミットの仕組みについて

問.G7サミットとは何ですか?

 G7サミット(主要国会議)とは,仏,米,英,独,日,伊,加(議長国順)の7か国及び欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議です。冷戦終結後,ロシアも加わったG8サミットが開催されてきましたが,ウクライナ情勢を受けたG8への参加停止により,2014年以降は露を除く7か国及びEUの首脳によるG7サミットとなっています。

問.G7とは何の略ですか?

 公式な定義はありませんが,一般的に首脳会議に参加する7か国の総称としてのGroup of Sevenを意味しています。

問.G7サミットを他の国際会議と比較した特徴は何ですか?

 G7サミットでは,その時々の国際情勢が反映された課題について,自由,民主主義,人権などの基本的価値を共有するG7首脳が一つのテーブルを囲みながら,自由闊達な意見交換を通じてコンセンサスを形成し,物事を決定します。そして,その成果が首脳宣言としてまとめられます。
 グローバル化が進むと世界各国の相互依存関係が進み,物事が迅速に国境を越えて大きく影響しあうことが多くなり,それらに適時かつ有効に対処するためには,G7の首脳のリーダーシップが必要となります。また,G7サミットには他の多くの国際的なフォーラムと異なり事務局がありませんが,それぞれの国で総合的・横断的に様々な分野を総覧する立場にある首脳がトップダウンで物事を決めるため,適切な決断と措置を迅速に行うことが可能になります。このように,G7サミットは,基本的価値を共有するG7首脳のリーダーシップにより,国際社会が迅速に解決することが求められている問題に効果的に対応してきています。

問.G7サミットはどのように準備されるのですか?

 サミットの準備は,「シェルパ」と呼ばれる首脳の補佐役が中心になって行われます。「シェルパ」とは本来,「登山者が山の頂上(サミット)にたどり着くための手助けをする案内人」という意味の登山用語です。G7のシェルパが「頂上」=「会議の成功」を目指して,緊密に連絡を取り合って,入念に事前準備が進められます。

問.議長国の任期及び役割は何ですか?

 G7サミットを開催する国が,開催する年の1月~12月の1年間,サミット議長国となります。サミット議長国は,サミット開催に向けた事前の準備会合や,実際の首脳会議,外務大臣会合,財務大臣・中央銀行総裁会議等の各閣僚会合の開催のための諸準備及び議事進行を行います。更に,その時々の国際情勢を反映して,必要に応じて緊急会合の呼びかけを行うこともあります。

 これまで日本は1979年(東京サミット),1986年(東京サミット),1993年(東京サミット),2000年(九州・沖縄サミット),2008年(北海道洞爺湖サミット),2016年(伊勢志摩サミット)の6回,G7サミットの議長国となっています。

G7サミットの歴史について

問.G7サミットが始まった経緯は何ですか?

 1970年代に入り,ニクソン・ショック(1971年)や第1次石油危機(1973年)などの諸問題に直面した先進国の間では,世界経済問題(マクロ経済,通貨,貿易,エネルギーなど)に対する政策協調について,首脳レベルで総合的に議論する場が必要であるとの認識が生まれました。

 このような背景の下,ジスカール・デスタン仏大統領(当時)の提案により,1975年11月,パリ郊外のランブイエ城において,仏,米,英,独,日,伊の6か国による第1回サミットが開催されました。

問.G7サミット・メンバーの変遷は?

 1975年のランブイエ会議には,仏,米,英,独,日,伊の6か国の首脳が参加しましたが,1976年のプエルトリコ・サミットからはカナダが参加し,1977年のロンドン・サミットからは欧州共同体(EC)(現在は欧州連合(EU))の欧州委員会委員長が参加するようになりました。

 その後,冷戦終了後の国際情勢に応じて,1991年のロンドン・サミットから,G7サミット終了後,ロシア大統領と各首脳がサミットの枠外で会合を行うようになりました。ロシア大統領は,1994年のナポリ・サミット以降は首脳会議のうち政治討議に参加するようになり,1997年のデンヴァーサミット以降は「世界経済」「金融」等の一部セッションを除き基本的に全ての日程に参加することになりました。1998年のバーミンガム・サミット以降は従来の「G7サミット」に代わり「G8サミット」という呼称が用いられるようになっています。さらに,2003年のエビアン・サミット以降,ロシアは「世界経済」に関するセッションを含め,完全に全ての日程に参加するようになりました。

 しかし,2014年3月のロシアによるウクライナの主権と領土の侵害を受け,2014年3月にハーグで開催中の核セキュリティ・サミットの機会を捉え,緊急に開催されたG7サミットにおいて,「我々は,ロシアがその方向を変更し,G8で意味のある議論を行う環境に戻るまで,G8への参加を停止」することが決定されました。これにより,2014年以降は,G7サミットとなっています。

問.G7サミットが恒例化した経緯は?

 1975年のランブイエ・サミットの結果,世界経済問題に対応するために先進国の首脳が集まって政策協調のための議論の場を持つことの重要性が認識され,その後,各国が持ち回りで議長国を務めつつ毎年首脳が集まって会合をもつことになりました。

 その後,世界経済の諸問題と並んで,冷戦を背景とした東西問題,更には冷戦崩壊後の国際問題が,また南北問題やその時々の世界情勢にあわせ,安全保障や政治外交問題,社会問題など様々なテーマが議論される重要な国際となりました。さらには開発,環境,気候変動,エネルギーなどの地球規模の問題についても議論されるようになって久しくなっています。このようにして,主要国の政策協調の場であるサミットの重要性はますます高まっています。

問.過去のG7サミットの議題及び成果はどのようなものがありますか?

 首脳会議・外相会議を参照して下さい。

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