開発が
ODAのしくみは、大きく分けて2つあります。
1つは、
もう1つは、日本が相手の国に
日本は、開発途上国の
1991年から2000年までの10年間、日本の援助
世界には、飲み水や食べ物が十分になかったり、教育を受けられなかったり、病気になったり
日本が協力を行うのは、
また、
途上国の人たちが本当に
いま世界では、
世界中の人たちが、もっと協力し合い、困っている人たちを助けようということで、日本や世界
その
そこで、
世界の困っている人たちに協力するなら、まず、身近に取り組めることからはじめてください。世界はつながっています。食料や水を大切にする、ゴミを拾う、そういうひとつひとつの行動が世界をよりよくします。そして世界には学べない子供たちがたくさんいる中で、勉強に一生懸命取り組んで、将来大きくなったときに、困っている人たちに何かをできるようになるといいと思います。
いますぐ、誰にでも協力できる方法として、募金があります。世界各地で募金を行っている国際機関の中には、国連児童基金(ユニセフ)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連世界食糧計画(WFP)のように、それぞれの活動に対する募金を日本でも受け付けている機関があります。また、私たちがインターネットのサイトのボタンをクリックするだけで募金が出来るシステムもあります。これは、企業がスポンサーとなって成り立つもので、私たちはお金を払うことなく、簡単に募金をすることが出来ます。
もっと直接的な活動がしたいという人には、夏休みなどを利用してNGO(非政府組織)のボランティア活動に参加したり、長期では青年海外協力隊に参加したり、と様々な方法があります。
NGOの国際協力活動についてくわしく知りたい場合は、「NGO相談員」がいますので、問い合わせることができます。
NGO相談員についてくわしく見る難民とは、「人種や宗教、政治の考え方などの違いが理由で、自分の国にいると命を狙われたり、ひどい目にあうおそれがあるので、外国にのがれた人」のこと。難民を守るためにできた難民条約では、このように定められています。難民となった事情はさまざまですが、戦争が起こったり、政治が混乱したことなどが大きな理由となっています。難民が増えることは、住みにくい国が増えているということです。世界には、現在も多くの難民が存在しています。それはまだまだ世界には、人が安心して暮らせる環境が整っていない地域がたくさんあるということなのです。
難民についてくわしく見る世界には、約2,660万人の難民がいます(UNHCRミッドイヤー・トレンズ2021)
特に難民が多い国・地域はシリア(約680万人)、アフガニスタン(約260万人)などとなっています。また、自分の国の中で生まれ育った土地にいることができなくなって国内の別の場所に避難している国内避難民の問題も深刻で、その数は難民の数を上回っています(難民数:約2,660万人、国内避難民数:約4,800万人)。
日本は、1970年代後半にインドシナ3国(ベトナム・ラオス・カンボジア)から逃げ出した大勢の難民(インドシナ難民)が日本にたどり着いたことがきっかけとなり、1981年に「難民の地位に関する
国内に受け入れたこれらの難民に対しては、日本での生活がしやすいように、日本語を教えたり、就職のお手伝いをしたりしています。
国内難民についてくわしく見る外国で地震や洪水、津波などの自然災害が起きて大きな被害を受けた国が、支援を求めてきた時には、日本は出来るだけ早く支援の手をさしのべます。
たとえば、地震などが起こった地域では、壊れたビルの下で生き埋めになっている人やけがをしている人がたくさんいます。日本は、このような人びとを助けるために、国際緊急援助隊としてレスキューチームや現地に野外病院を建て、手当をするために
また、災害により家をなくした人びとは、しばらくは避難所で生活しなければならないので、テント、毛布、浄水器など避難生活に必要なものを送っています。災害にあった人びとに配る食べ物や薬を買ったり、仮設住宅を建てるためのお金を送ることもあります。
このように、日本は海外の災害に対して人を派遣したり、物やお金を送るなどして支援しています。
また、日本はただ災害発生前の状態に戻すのではなく、より災害に強い状態に復興することを目指す、”Build Back Better(ビルド・バック・ベター:より良い復興)”という考えを重視しています。
日本はこれまでに多くの被災経験がありますから、その分、防災に関する豊富な知見を有しています。災害を防ぐために、国際機関などと協力しながら、海外の人に災害に備えるための研修を行う、災害を防ぐための施設を造るなど、日本自身の経験をいかした知識や技術を外国に伝えています。
国際緊急援助についてくわしく見る2022年4月
例えば、2006年に起きたインドネシア・ジャワでの地震により「ブランバナン寺院
このように世界遺産が危機にさらされると、ユネスコを中心に、日本を含む多くの国々が、知恵を出し合い、自分たちの国にできる支援をしながら、被害を食い止め、壊れた部分を直し、元に戻す努力をしています。支援の方法は、壊れた部分を直すためのお金や機材をあげたり、どれくらい被害があったか調べる調査団を送ったり、現地の人に修復する技術を教えるなど、多くの分野にわたっています。
例えば、アンコール・ワットに代表されるカンボジアのアンコール遺跡群は、「危険にさらされている世界遺産(
日本は、日本国内だけではなく、世界で脱炭素社会を実現できるように、様々な協力を行っています。
途上国が自分で温室
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