難民(なんみん)の出身国(しゅっしんこく)

「難民(なんみん)」という言葉(ことば)をきいたことがありますか？

難民(なんみん)とは、「人種(じんしゅ)や宗教(しゅうきょう)、政治(せいじ)の考え方などの違(ちが)いが理由(りゆう)で、自分の国にいると命(いのち)を狙(ねら)われたり、ひどい目にあうおそれがあるので、外国にのがれた人」のことです。難民(なんみん)を守(まも)るためにできた難民(なんみん)条約(じょうやく)では、このように定(さだ)められています。

難民(なんみん)となった事情(じじょう)はさまざまですが、戦争(せんそう)が起(お)こったり、政治(せいじ)が混乱(こんらん)したことなどが大きな理由(りゆう)となっています。難民(なんみん)が増(ふ)えることは、住(す)みにくい国が増(ふ)えているということです。世界(せかい)には、現在(げんざい)も多くの難民(なんみん)が存在(そんざい)しています。それはまだまだ世界(せかい)には、人が安心(あんしん)して暮(く)らせる環境(かんきょう)が整(ととの)っていない地域(ちいき)がたくさんあるということなのです。