1.政治・経済
その国の政治や経済について情報を集め、その国の現状や今後どのようになっていくかを分析して東京の外務省(本省)に報告します。日本とその国との間にある課題について、本省からの指示に基づいて日本の意見を伝え、解決できるように努力します。
2.領事
旅券(パスポート)や証明書の発給、戸籍・国籍関係届等の受付け、日本の国政選挙の実施(在外選挙)など海外に滞在する日本人へのサービス提供や、事件・事故、犯罪等に巻き込まれた日本人に対する支援を行っています。また、日本を訪問する外国の人々に対して日本のビザを発給しています。
3.開発協力
紛争や貧困などによって厳しい生活を強いられている人たちの生活を向上させるため、開発途上国(発展が遅れていて貧しい国)の大使館では、さまざまな支援を行っています。これらは政府開発援助(ODA)と呼ばれ、井戸を掘ったり学校や橋を建設するための支援をしています。
4.広報文化
外国の人に、日本という国をよく理解してもらい、信頼してもらえるようにすることも大切な仕事の一つです。大使館では、現地の人々に生け花や音楽などの日本の文化を紹介する活動をしています。また、外国の優秀な学生を留学生として日本に受け入れたり、日本と外国の若者が話し合う機会を作るなど、人と人との交流も積極的に行っています。