日本の安全保障政策
令和5年4月5日
二国間及び多国間の安全保障協力
我が国は、日米同盟の強化に加え、二国間及び多国間の安全保障協力を重層的に組み合わせることで、地域における安全保障環境を日本にとって望ましいものとしていく取組を進めています。
二国間では、外務・防衛閣僚協議(いわゆる「2+2」。米国、豪州、フランス、英国、ドイツ、インドネシア、インド、フィリピン等との間で実施。)、外務・防衛当局間(PM)協議などを実施し、協力関係を強化しています。また、多国間では、 日米韓、日米豪(閣僚級戦略対話)、日米印(首脳会合/外相会合)等の協議を実施し、地域の平和と繁栄のためのネットワーク作りを進めています。
これらに加え、我が国は、東アジア首脳会議(EAS)、ASEAN地域フォーラム(ARF)、拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)など、地域における多国間の枠組みに積極的に参加・貢献し、地域の安全保障面での協力強化に取り組んでいます。
さらに、我が国は、安全保障政策の発信や意見交換の場として、政府間協議(トラック1)のみならず政府関係者と民間有識者双方が出席する枠組み(トラック1.5)も活用しており、アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)、ミュンヘン安全保障会議等を通じて日本の安全保障政策に対する各国の理解促進を図るとともに、地域における協力促進や信頼醸成に取り組んでいます。