女性
令和4年5月25日
紛争下の性的暴力防止イニシアティブ
2012年に英国は、21世紀に入った今なお、紛争下において女性の人権が侵害されている状況を打開すべきとの問題意識から、本イニシアティブを立ち上げました。英国は、性的暴力防止を防止するためには、「不処罰」の文化を終わらせる必要があり、このための国際的取組を強化すべきと考え、2013年4月のG8外相会合で、「紛争下の性的暴力防止に関する宣言(仮訳/英語(PDF))」を採択しました。2013年9月、英国は、更に国際的取組を強化するため、この取組に賛同する幅広い関係国の間で「チャンピオンズ・ネットワーク」を立ち上げ、114か国が参加する形で、新たに宣言(仮訳(PDF)
/英語(PDF)
)を発表しました。日本は、このイニシアティブを強く支持しています。日本は、紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表事務所が有する紛争下の性的暴力関連のプロジェクトに資金を拠出し、トップドナーとして貢献しています。また、2020年、日本は、2018年ノーベル平和賞受賞者のデニ・ムクウェゲ氏及びナディア・ムラド氏らにより創設された紛争関連性的暴力生存者のためのグローバル基金に資金を拠出し、理事会メンバーとして積極的に貢献しています。
- 紛争下の性的暴力防止イニシアティブに関するサイドイベント概要(2013年9月)
- 岸田大臣ステートメント(日本語/英語(PDF)
)
女性と平和構築
2013年9月26日、国連本部にて「女性と平和構築ハイレベル閣僚級会合」が開催され、我が国からは岸田外務大臣が出席し、演説を行いました。この会合には、約70か国の代表者等が出席し、会合後には平和構築・復興過程における女性の役割及びエンパワーメントの重要性を再確認すること等を内容とする政治宣言が発出されました。
- 「女性と平和構築ハイレベル閣僚級会合」概要
- 宣言:平和構築に向けた女性の経済的エンパワーメント
- 岸田外務大臣ステートメント(日本語/英語)
関連情報
- 上杉政務官の英主催紛争下の性的暴力防止イニシアティブ(PSVI)チャンピオン国ネットワーク会議(オンライン)への出席(結果)(令和4年5月25日)
- パッテン紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表による河野外務大臣表敬(令和元年8月28日)
- パッテン紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表による河野外務大臣表敬(平成29年11月2日)
- パッテン紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表の訪日(平成29年10月27日)
- 岸外務副大臣によるロンドン訪問(概要)(平成26年6月20日)
- 外務省・ICRC共催公開シンポジウム「武力紛争下における性的暴力 その現状と課題」(開催報告)(平成26年11月25日)
- 紛争下の性的暴力防止に関するG8宣言に基づくG7各国の取組報告書(Report on the Implementation of the G8 Declaration on Preventing Sexual Violence in Conflict)(平成27年11月25日)(英文本文(PDF))