報道発表

パッテン紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表による河野外務大臣表敬

平成29年11月2日
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本2日,午後4時10分から約15分間,河野太郎外務大臣は,プラミラ・パッテン紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表(H.E. Ms.Pramila Patten, Special Representative of the Secretary-General on Sexual Violence in Conflict)による表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 河野大臣から,パッテン特別代表の国連事務総長特別代表就任後初となる今回の訪日を歓迎し,同代表の国際女性会議WAW!への参加に謝意を表明するとともに,日本として紛争下の性的暴力防止に向けた同代表の取組を強く支持する旨述べました。これに対し,パッテン特別代表から,同事務所立ち上げからの日本の継続的な支援への謝意表明があるとともに,同事務所に対する日本人職員の派遣に対する謝意が述べられました。
  2. パッテン特別代表から,イラクやナイジェリア,コンゴ民主共和国といった中東・アフリカでの活動に言及しつつ,特に,正義とアカウンタビリティ,紛争下の性的暴力防止,性的暴力の根本的原因を重視していること,心の傷への対処が重要である旨が強調されました。また,ミャンマーのラカイン州の情勢に対する懸念が示されました。これに対し,河野大臣から,同懸念に対する同意が示されると共に,日本としても事態改善のために協力していきたい旨を述べました。
  3. 最後に,河野大臣から,国際機関における邦人職員の増加とその登用につき提起し,意見交換を行いました。また,今後とも紛争下の性的暴力防止に向け,一層連携して取り組んでいくことで一致しました。

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