日本の安全保障と国際社会の平和と安定
岸外務副大臣によるロンドン訪問(概要)
平成26年6月20日

- 6月11日から13日まで,岸信夫外務副大臣はロンドンを訪問し,「紛争下における性的暴力の終焉に向けたグローバル・サミット」に出席し、日本政府代表団長として,同サミットの一つのセッションにおいて,スピーチを行いました。
- スピーチの中で岸副大臣は、武力紛争下の性的暴力の加害者不処罰の文化を終わらせる必要があること,この問題については女性のエンパワーメントや政治的・社会的・経済的参画が重要であることを訴えると共に、関連する日本の貢献策について紹介しました。
- その他,岸外務副大臣はサミット期間中,プシッチ・クロアチア第一副首相兼外務・欧州問題相及びパト・PNG外務移民相との間で,二国間関係等について意見交換を行いました。また,サミット終了後にはスワイア英外務閣外相との間で会談を行い,二国間関係や地域情勢について意見交換を行いました。
- なお、本件サミット出席に先立ち、岸外務副大臣は6月5日に在京英国大使館で行われたサミット事前イベントに参加し,日本として,21世紀を女性に対する権利の侵害のない世紀にしたいとの思いを共有しており,英国のイニシアティブに賛同する旨表明しました。
(参考)
- 紛争下の性的暴力防止イニシアティブ(PSVI)
一昨年5月にウィリアム・ヘーグ英外相が立ち上げたイニシアティブ。武力紛争下で武器としてレイプまたは他の形態の性的暴力が使われていることに着目。加害者不処罰の文化を終焉させ,現在の,そして将来の事案を防止するためのイニシアティブ。 - 紛争下における性的暴力の終焉に向けたグローバル・サミット
紛争下における性的暴力の終焉に向けた世界的機運の醸成を目的として,平成26年6月10日から13日にかけてロンドンで開催された。ウィリアム・ヘーグ英外相及びアンジェリーナ・ジョリー国連難民高等弁務官特使共催。