国連外交

2015年安保理非常任理事国選挙

平成27年10月23日

1 結果概要

(1)10月15日(木曜日)午前(NY時間),国連総会において,安保理非常任理事国選挙(任期2016-17年)が行われ,いずれも一回目の投票で日本,エジプト,セネガル,ウルグアイ及びウクライナが当選した。今回の当選を受け,日本は国連加盟国最多となる11回目の非常任理事国を務めることになる。

(2)投票結果の詳細は以下のとおり。

  • ア アジア・太平洋グループ(改選1):日本(184票)が当選
  • イ アフリカグループ(改選2):エジプト(179票)及びセネガル(187票)が当選
  • ウ ラ米グループ(改選1):ウルグアイ(185票)が当選
  • エ 東欧グループ(改選1):ウクライナ(177票)が当選
  • 注1:本年は西欧グループの改選議席なし。
  • 注2:選挙は秘密投票で実施され,当選に必要な得票数は,出席しかつ投票する加盟国の3分の2以上。

(3)上記の結果,2016年1月1日からの安保理の構成は,以下のとおりとなる予定。

2015年12月31日まで 2016年1月1日から
(常任理事国) (常任理事国)
米・英・仏・中・露 米・英・仏・中・露
(非常任理事国) (非常任理事国)
アジア・太平洋: ヨルダン,マレーシア アジア・太平洋: マレーシア,日本
アフリカ: チャド,ナイジェリア,アンゴラ アフリカ: アンゴラ,エジプトセネガル
ラ米: チリ,ベネズエラ ラ米: ベネズエラ,ウルグアイ
西欧その他: NZ,スペイン 西欧その他: NZ,スペイン
東欧: リトアニア 東欧: ウクライナ

(注:太字は今般当選した国。)

2 非常任理事国の地位・権限

  • 任期は2年で毎年5議席が改選。
  • 任期満了後退任した国は引き続いて再選される資格はない。
  • 安保理の決定事項に関する投票権を有するが、常任理事国が有する拒否権は有しない。
  • 非常任理事国の議席は、地域グループ毎に以下のとおり割り振られている。
地域グループ 所属国数 議席数 備考
アジア・太平洋 54 2 毎年1議席が改選
アフリカ 54 3 奇数年に2議席、偶数年に1議席が改選
ラ米 33 2 毎年1議席が改選
西欧その他 29 2 偶数年に2議席が改選
東欧 23 1 奇数年に1議席が改選

3 大臣談話:2015年国連安保理非常任理事国選挙における我が国の当選について

(1)本16日(現地時間15日),我が国は,米国のニューヨークで行われた,第70回国連総会における選挙において,国連安全保障理事会(「安保理」)非常任理事国に選出されました。この結果,我が国は,来年1月1日から2年間,安保理非常任理事国を務めることとなりました。

(2)我が国は,国際の平和と安全のためにより一層貢献するとの考えから本件選挙に立候補していたものです。今回の投票結果は,我が国の国連の場における長年の実績及びその姿勢が,国際社会において高く評価され,かつ,今後の一層の貢献が期待されていることの表れです。我が国は,今回の当選により,国連加盟国中最多となる11回目の非常任理事国を務めることになります。

(3)我が国は,安保理において国際の平和と安全に関わる幅広い課題に積極的に貢献していきます。具体的には,国連平和維持活動(PKO)及び中東・アフリカ地域等の平和と安全に資する国連の平和構築への取組に対する積極的貢献,我が国の平和と安全に直結する北朝鮮情勢についての対応等に取り組んでいきます。

(4)安保理改革に関しては,安保理を,国連加盟国が大幅に増大した現在の国際状況に合わせて,拡大,改革していくことは急務です。我が国が非常任理事国として最多の11回目となる安保理入りを果たし,非常任理事国として国際の平和及び安全に貢献することは,我が国が新規常任理事国候補として相応しいことを示す機会ともなります。改革推進派との連携を強化し,改革実現に向け前進していきます。

4 日本の取組

(1)国家安全保障戦略

 「我が国として、これまで安保理の非常任理事国を幾度も務めた経験を踏まえ、国連における国際の平和と安全の維持・回復に向けた取組に更に積極的に寄与していく。

 また、国連のPKOや集団安全保障措置及び予防外交や調停等の外交的手段のみならず、紛争後の緊急人道支援から復旧復興支援に至るシームレスな支援、平和構築委員会を通じた支援等、国連が主導する様々な取組に、より積極的に寄与していく。

 同時に、集団安全保障機能の強化を含め、国連の実効性と正統性の向上の実現が喫緊の課題であり、常任・非常任双方の議席拡大及び我が国の常任理事国入りを含む安保理改革の実現を追求する。」

 (『国家安全保障戦略について』の4章 『国際社会の平和と安定のための国際的努力への積極的寄与』(1)『国連外交の強化』より抜粋)

(2)パンフレット

5 関連情報


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