国際保健

令和6年2月26日

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)概要

1 UHCとは?

 ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)とは、「全ての人々が基礎的な保健医療サービスを、必要なときに、負担可能な費用で享受できる状態」を指します。UHCは全てのSDGs(持続可能な開発目標)達成の基盤であり、日本の後押しによりSDGs目標にも導入されています(ターゲット3.8)。日本はUHC達成に向けて一貫してリーダーシップを発揮しており、2016年5月のG7伊勢志摩サミット、2019年6月のG20大阪サミット、2023年5月のG7広島サミットをはじめ、国連総会、WHO等様々な国際的なフォーラムでUHCの重要性が強調されています。

2 UHC実現に向けた最近の多国間の取組

(1)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)ハイレベル会合

 2023年9月21日、国連総会出席のため米国・ニューヨークを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、国連総会ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)ハイレベル会合に出席しました。本会合ではUHC政治宣言が承認されました。

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(2)G7広島サミット

UHC達成に向けた成果概要
  • 新型コロナ対応により後退した従来からの保健課題への対応の推進を確認。
    感染症(HIV/AIDS、結核、マラリア、顧みられない熱帯病(NTDs)、ポリオ等)、非感染性疾患等(メンタルヘルス症状、栄養、WASH等)、ライフステージに応じた保健課題(母子保健、SRHR、健康な高齢化等)、薬剤耐性(AMR)など
  • 国際保健への貢献、国内資金動員拡充及び国際保健への民間投資拡大のため、サミットで資金貢献を表明
    G7として官民合わせた480億ドル以上の資金貢献(日本は、政府によるグローバルヘルス技術振興基金(GHIT)への2億ドルのプレッジを含む2022年から25年までの官民合わせた75億ドル規模の貢献)
  • 国際保健へのインパクト投資を慫慂するイニシアティブ「グローバルヘルスのためのトリプルI(Triple I for Global Health」を広島サミットで承認。
  • G7のUHC達成に向けた具体的行動を長崎保健大臣会合で「G7 UHCグローバルプラン(G7 Global Plan for UHC Action Agenda」として発出し、広島サミットで承認。財政、知見の管理、人材を含むUHCに関する世界的なハブ機能の重要性に留意することで一致。
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(3)UHCフレンズグループ

UHCフレンズグループは、国連総会UHCハイレベル会合及びSDG目標である2030年までの世界でのUHC達成に向け、国連加盟国における機運を高め理解を深めるため、日本が主導し2018年12月に設置された、国連をベースとした有志国グループです。

  • メンバー:国連加盟国のうち65を超える国・地域が参加。設立当初のメンバーは日本、ブラジル、フランス、ガーナ、ハンガリー、南アフリカ、タイ。
  • 過去の閣僚級会合:2020年10月、2021年9月に実施。いずれも、茂木外務大臣(当時)が共催。
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