外務副大臣・外務大臣政務官

平成26年11月11日
11月10日(月曜日)午後1時30分より、中根外務大臣政務官は、国連大学「ウ・タント国際会議場」にて開催されたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)日本・世界銀行共同研究プログラム出版記念シンポジウムにて閉会挨拶をしました。研究に携わった方々への感謝を述べるとともに、UHCを推進する我が国として、今後本研究で得られた洞察が生かされ、益々議論や知見の蓄積が活発化していくよう期待をし、引き続き必要な貢献に取り組んでいく旨述べました。
 
日本政府及び世界銀行は、日本の国民皆保険達成50周年を機に、日本のUHCに係る経験・知見を途上国に適用するため、2012年1月より日本及び低・中所得国を中心とする計11か国を対象に、保健共同研究を実施してきました。本シンポジウムでは、研究報告書の刊行を記念し、御法川財務副大臣、塩崎厚生労働大臣、中根外務大臣政務官の他、政府関係者、国際機関関係者、研究者、NGO等の日本国内の主要アクターが参加し、本共同研究の成果を共有するとともに、国際社会に対する日本の経験・知見の発信に向けて、活発な議論が行われました。
 
(注)ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)は、全ての人が基礎的な保健医療サービスを負担可能な費用で受けられることを指す概念で、人間の安全保障を推進する我が国が重視する衡平性や個人の保護に着目した考え方です。我が国は、2013年5月に発表した国際保健外交戦略で定めたとおり、UHCを推進し、世界の人々の健康改善に貢献していきます。

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