保健・医療

UHC促進に関するサイドイベント総理スピーチ
「UHC:万人の健康を通じたSDGsの達成」出席

平成29年9月18日

1 米国訪問中の安倍総理は,9月18日(月曜日)午後16時30分(現地時間)から約15分間,保健サイドイベント「UHC:万人の健康を通じたSDGsの達成」に出席しました。このイベントは,我が国主導の下,フランス,ドイツ,セネガル,南アフリカ,タイ,英国,WHO,世界銀行,UNICEF,UNDP,世界エイズ・結核・マラリア対策基金,Gaviワクチンアライアンス,UHC 2030,ロックフェラー財団等,多くの国,国際機関等の協力を得て開催されました。

2 本サイドイベントでは,持続可能な開発目標(SDGs)において国際的な目標と位置づけられたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成(Goal 3.8)は,保健課題への対応のみならず,人々の生活の基盤形成や格差の是正に繋がり,SDGs達成の上で非常に重要な役割を担う目標であるとの点について,国際保健分野を牽引するリーダーたちの共通認識を形成し,12月に東京で予定されている「UHCフォーラム2017」に向け,UHCの重要性に対する国際的な関心を喚起するために開催されました。

3 安倍総理は冒頭セッションスピーチ日本語英語))で,「誰一人取り残さない」社会の実現というSDGsの理念を実現する上でUHCの推進は必要不可欠な取組であり,近時の「UHC in Africa」の策定やUHC2030の本格発足等のUHC推進に向けた国際的な取組を評価しました。一方,途上国においては,医師や看護師等の人材の拡充,必要な医薬品の供給・管理体制の構築,基礎的医療を負担可能な費用で受けられる財政制度の構築といった課題が山積しているとの認識を示し,グテーレス国連事務総長,テドロスWHO事務局長,シュタイナーUNDP総裁といった新しいリーダー達の登場により,今後のUHC推進の取組が飛躍的に向上することへの期待を示しました。更に,UHCを達成する上では,高齢化等の社会の変革にも対応する必要があり,日本は自身の経験を,アジア諸国を中心に共有していくとの考えを示しました。加えて,持続的かつ包摂的なUHCを達成するためには,国内資金の他,国際機関やドナー国のみならず民間ビジネスや市民社会のリソースを動員しUHC達成に活用する枠組みが重要であると主張しました。

4 第1部では,安倍総理の他,モハメッド国連副事務総長,サル・セネガル大統領,テドロスWHO事務局長,シュタイナーUNDP総裁,ゲオルギェヴァ世銀CEO,レークUNICEF事務局長,グリアOECD事務総長,シャー・ロックフェラー財団理事長,北岡JICA理事長が登壇しました。第2部ではタイ,南アフリカ,英国から閣僚が,仏,独から政府高官が出席,更にはビル&メリンダ・ゲイツ財団,世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド),Gaviワクチンアライアンス,グローバルヘルス技術振興基金(GHIT)の代表が登壇し,パネル・ディスカッションを行いました。

5 本イベントでは,SDGs全体を達成する上でUHCの推進は重要な役割を担うとの共通認識が確認されました。また,UHCの推進において各機関が各々の強みを生かして連携する必要性が強調されました。更にUHC推進の具体的道筋を議論する機会として,本年12月に東京で開催される「UHC Forum 2017」への期待が示されました。

(参考)登壇者,パネリスト(発言順)

【第1部】安倍晋三内閣総理大臣
モハメッド国連副事務総長
サル・セネガル大統領
テドロスWHO事務局長
シュタイナーUNDP総裁
レークUNICEF事務局長
ゲオルギェヴァ世銀CEO
グリアOECD事務総長
シャー・ロックフェラー財団理事長
北岡JICA理事長
(司会)Cousens UN Foundation 副CEO

【第2部】ポラマットウィナイ・タイ外務大臣
モッツアレディ南アフリカ保健大臣
ビル仏外務省グローバリゼーション・開発・パートナーシップ総局長
バーグナー独外務省国際保健コーディネーター
黒川清GHIT代表理事
エリアス・ゲイツ財団国際開発プログラム長
ヴェインクロス・グローバルファンド事務局長代行
バークレーGaviワクチンアライアンスCEO
(モデレーター)Zain Verjee氏

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