アメリカ合衆国
日米首脳会談

(写真提供:内閣広報室)

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5月27日,安倍晋三内閣総理大臣は,国賓として訪日中のドナルド・トランプ米国大統領(The Honorable Donald J. Trump, President of the United States of America)と日米首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。(テタテ会合:11時5分頃から約45分間,少人数会合:11時50分頃から約75分間,ワーキングランチ:13時15分頃から約35分間。)。
- 握手を交わす両首脳
(写真提供:内閣広報室) - ワーキングランチ
(写真提供:内閣広報室)
1 日米関係
冒頭,安倍総理から,令和の時代における初の国賓として大統領夫妻をお迎えできたことを心から歓迎する旨を述べ,トランプ大統領から,新たな時代の初の外国賓客として天皇皇后両陛下にお目にかかれたことは光栄である,日本国民の歓迎に感謝する旨を述べました。
両首脳は,平和安全法制を始めとする近年の同盟強化に資する取組及び首脳間の強固な個人的関係により,日米同盟は史上かつてなく強固であり,今や日米同盟は世界で最も緊密な同盟であるとの認識で一致しました。その上で,両首脳は,新たな時代においても,日米の揺るぎない絆を一層強化し,真のグローバル・パートナーとして,地域・国際社会の平和と繁栄を主導していくとの決意を確認しました。
2 北朝鮮
両首脳は,最新の北朝鮮情勢を踏まえ,十分な時間をかけて方針の綿密なすり合わせを行いました。両首脳は国連安保理決議の完全な履行の重要性を含め,今回も,日米の立場が完全に一致していることを改めて確認しました。
安倍総理から,前回のトランプ大統領の訪日(平成29年11月)に引き続き,トランプ大統領に拉致被害者の御家族と面会いただくことに謝意を述べた上で,拉致問題の解決に向け,自らが金正恩委員長と直接向き合わなければならないとの決意を述べました。また,安倍総理から,条件を付けずに金正恩委員長と会って率直に虚心坦懐に話をしたい旨述べました。これに対し,トランプ大統領から,安倍総理の決意を全面的に支持する旨の発言がありました。
- 拉致被害者御家族と面会する両首脳
(写真提供:内閣広報室) - 拉致被害者御家族と面会する両首脳
(写真提供:内閣広報室) - 拉致被害者御家族と面会する両首脳
(写真提供:内閣広報室)
3 中国
トランプ大統領から,米国の対中関税引き上げ措置に関する説明があり,安倍総理から,問題解決のため米中交渉が継続していることを支持しつつ,建設的な形で問題解決が図られることに期待している旨を述べました。
両首脳は,安全保障及び経済分野も含め,中国政府と建設的な対話を継続することの重要性を確認しました。
4 地域情勢
5 自由で開かれたインド太平洋
両首脳は,エネルギー,デジタル及びインフラ分野を含め,「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた日米協力(日本語(PDF)/英語(PDF)
)が着実に進展していることを歓迎し,今後とも,日米で手を携え,この日米共通のビジョンの実現に向けた協力を力強く推進していくとの意思を再確認しました。
6 経済
7 宇宙
両首脳は,安全保障・探査・産業の各面での宇宙協力の強化を確認しました。また,月探査に関する協力について議論を加速することで一致しました。
8 G20大阪サミット
安倍総理からトランプ大統領に対し,同大統領が先般,来月開催されるG20大阪サミットの際に再び日本を訪問する旨表明したことに謝意を表しました。両首脳は,G20大阪サミットの成功に向けてG20大阪サミットの成功に向けて,引き続き日米で緊密に連携していくことを確認しました。
- 日米共同記者会見
(写真提供:内閣広報室) - 日米共同記者会見
(写真提供:内閣広報室) - 日米共同記者会見
(写真提供:内閣広報室)