アメリカ合衆国
日米首脳会談
平成31年4月26日

(写真提供:内閣広報室)

出迎えを受ける安倍総理大臣
(写真提供:内閣広報室)
4月26日,ワシントンDCを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ドナルド・トランプ米国大統領(The Honorable Donald J. Trump, President of the United States of America)と日米首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。(16時35分(ワシントンDC時間)頃から計105分間,テタテ(1対1)会合を約45分間,少人数会合を約25分間,拡大会合を約35分間実施。)。
- 日米首脳会談
(写真提供:内閣広報室) - 日米首脳会談
(写真提供:内閣広報室) - 日米首脳会談
(写真提供:内閣広報室)
- 両首脳は,第2回米朝首脳会談や,露朝首脳会談を含む最新の北朝鮮情勢を踏まえ,北朝鮮問題に関して方針の綿密なすり合わせを行い,朝鮮半島の完全な非核化に向け日米,日米韓3か国で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。
- また,安倍総理から,第2回米朝首脳会談の際にトランプ大統領から金正恩委員長に対し,2度にわたり拉致問題について提起したことに改めて謝意を伝達し,両首脳は,引き続き拉致問題の早期解決に向けて緊密に連携していくことを確認しました。トランプ大統領からは,今後も全面的に協力するという力強い言葉がありました。
- 両首脳は,19日に開催された日米安全保障協議委員会(「2+2」)の成果を歓迎するとともに,引き続き日米同盟の抑止力,対処力を強化していくことで一致しました。また,両首脳は,自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を一層強化していくとの意思を再確認しました。
- 日米貿易交渉について,両首脳は,茂木大臣とライトハイザー米国通商代表との間で,昨年9月の日米共同声明(PDF)
に沿って,物品貿易について議論が進んでいることを歓迎しました。また,両首脳は,日米貿易交渉での早期の成果達成に向けて,今後も日米の信頼関係に基づき議論をさらに加速させることでも一致しました。
- 加えて,両首脳は,自由で開かれたインド太平洋を促進するための公正なルールに基づく経済発展を歓迎しました。
- 両首脳は,G20大阪サミットの成功に向けて,貿易,デジタル経済,海洋プラスチックごみ,インフラ投資,女性のエンパワーメントを始め,主要論点の合意形成に日米で緊密に連携していくことを確認しました。
- 安倍総理から,来月,皇太子殿下が御即位されてから初の国賓としてトランプ大統領夫妻をお迎えできることは,日米同盟の揺るぎない絆を象徴するものであり,この訪日を通じ広く内外に日米同盟が史上かつてなく強固であることを示したい旨の発言がありました。これに対し,トランプ大統領からも,日本訪問を楽しみにしている旨の発言がありました。両首脳は,引き続きハイレベルでの要人往来を通じ,二国間関係を強化していくことで一致しました。
- トランプ・アメリカ大統領夫妻との非公式夕食会
(写真提供:内閣広報室) - トランプ・アメリカ大統領夫妻との
非公式夕食会(写真提供:内閣広報室)