アメリカ合衆国
日米首脳会談
令和元年9月25日

(写真提供:内閣広報室)

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9月25日,12時頃(現地時間)から日米共同声明署名式が約20分間行われ,引き続き,12時20分頃から約70分間,米国訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ドナルド・トランプ米国大統領(The Honorable Donald J. Trump, President of the United States of America)と日米首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 日米共同声明署名式
(写真提供:内閣広報室) - 日米共同声明署名式
(写真提供:内閣広報室)
- 両首脳は,本年5月の「令和」初の国賓としてのトランプ大統領夫妻の訪日を始め,今年に入って既に5回目となる日米首脳会談の開催を通じ,日米同盟が史上かつてなく強固であるとの認識を再確認し,揺るぎない日米同盟を今後とも一層強化していくことで一致しました。
- 両首脳は,日米貿易交渉について,日米貿易協定及び日米デジタル貿易協定(概要(PDF)
)が最終合意に達したことを確認し,日米共同声明(英文(PDF)
/仮訳(PDF)
)を発出しました。
- 日米共同声明署名式
(写真提供:内閣広報室) - 日米共同声明署名式
(写真提供:内閣広報室) - 日米共同声明署名式
(写真提供:内閣広報室)
- また,安倍総理からは,トランプ大統領に対し,トランプ政権発足後,これまで累計で257億ドルにのぼる日本の対米投資が発表され,雇用創出数は5万人を超え,日本が対米ナンバー1の投資国になったことなど日本企業による米国への投資を通じた米国の雇用への貢献を説明しました。これに対し,トランプ大統領から高い評価が示されました。
- さらに,両首脳は,拉致,核・ミサイルといった諸懸案を含む北朝鮮情勢についても意見交換を行い,引き続き日米,日米韓で緊密に連携していくことを確認しました。
- 両首脳は,中東における緊張緩和と情勢の安定化に向け,引き続き日米両国で協力していくことで一致しました。この関連で,両首脳は,先般のサウジアラビアの石油施設への攻撃を強く非難しました。安倍総理からは,ホーシー派の能力に鑑みれば,本件攻撃がホーシー派によってなし得るものと考えることは困難であるが,本事案の評価については情報収集・分析を進めており,引き続き米国を含む関係国と連携していく旨述べました。
- また,安倍総理からは,昨日,ローハニ大統領に対し、イランが情勢の沈静化に向けて自制し,イランとして建設的に影響力を行使するよう働きかけた旨述べるとともに,中東に平和と安定をもたらすため,米国と緊密に連携して対応したい旨述べました。