外務大臣談話

令和元年9月15日

1 9月14日(現地時間),サウジアラビア王国政府は,東部州アブケイク及びクライスの石油施設が無人機(ドローン)によるテロ攻撃を受け,この攻撃により,サウジアラビアの石油生産が一部停止した旨発表しました。これに対し,イエメンのホーシー派は無人機(ドローン)によりこれらの施設への攻撃を実施した旨の声明を発出しました。

2 中東の平和と安定は,国際社会全体の平和と安定にとって極めて重要です。また,中東地域からの石油の安定供給は,我が国を含む世界経済の安定と繁栄にとっても不可欠なものです。日本政府は,このようなテロ攻撃を強く非難します。

3 日本政府は,中東の平和と安定の維持・強化に向け,関係国と連携しつつ,引き続き関与していく考えです。

【参考】
(1)9月14日,サウジアラビア王国内務省は,東部州アブケイク及びクライスの石油関連施設が無人機(ドローン)攻撃を受けて火災が発生した旨発表。

(2)同日,ホーシー派報道官は,ドローン10機による大規模作戦を実施した旨発表。

(3)同日,アブドルアジーズ・サウジアラビア・エネルギー大臣は,石油施設への攻撃でサウジの石油生産が一部停止したと発表。

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