外務報道官談話

令和元年5月16日

1 5月14日(現地時間),サウジアラビア王国政府は,サウジアラビア東部州と西部ヤンブーを繋ぐパイプライン上の原油施設が無人機(ドローン)によるテロ攻撃を受けた旨発表し,これに対してイエメンのホーシー派が同攻撃を実施した旨の声明を発表しました。

2 中東の平和と安定は,国際的な平和と安定及び世界経済の安定と繁栄にとり重要であり,日本政府としてこのような攻撃を強く非難します。

3 日本政府は,中東の平和と安定の維持・強化に向け,関係国と連携しつつ,引き続き関与していく考えです。

[参考]
(1)14日,サウジアラビアのファーレフ・エネルギー・産業・鉱物資源相は,国内を東西に走る原油パイプラインのポンプ場2か所(リヤド州ダワードミー県(リヤド西方200キロ)及びアフィーフ県(リヤド西方400キロ))が無人機による攻撃を受けたと発表。

(2)同日,ムハンマド・アブデッサラーム・ホーシー派報道官は,「サウジの複数施設を標的にした作戦は,侵略者による国民へのジェノサイド及び封鎖の継続に対する報復である」として無人機による攻撃を実施した旨の犯行声明を発出。


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