国連外交

令和3年10月15日

国連改革とは

(画像1)国連改革・安保理改革
(画像2)国連改革・安保理改革

1 国連改革の重要性

 今日、国際社会は、紛争やテロ、難民、貧困、難民、気候変動、感染症など、国境を越える様々な課題に直面しており、国連が果たすべき役割はますます増大しています。国際社会が直面する諸課題に対して国連がより効果的に対応できるよう、国連安保理を始めとする国連改革に引き続き積極的に取り組んでいくことが重要となっています。

2 これまでの経緯

 2005年3月、アナン国連事務総長(当時)が報告書「より大きな自由に向けて」を発表し、世界の中で機能する国連に向けた改革を実現するという方向性を提示しました。同年9月に行われたサミット(国連首脳会合)では、価値と原則、開発、平和と集団安全保障、人権と法の支配、国連の強化の5つの部分からなる成果文書が取りまとめられ、現下の国際社会の課題への対応や国連改革のあり方について、首脳レベルで一つの方向性を示しました。また、国連の機能強化の観点から、平和構築委員会、人権理事会の設置に合意し、事務局・マネジメント改革(過去のマンデートの見直しを含む)の面でも前進する方向が示されました。

3 国連改革の現状

(1)グテーレス国連事務総長による国連改革

 2017年1月に就任したグテーレス事務総長は、(1)平和への取組、(2)開発、(3)マネジメントの3分野で改革に取り組むことを表明しました。また、政策のより効果的・効率的な実現のため、事務局の体制、機能、作業方法を大幅に改革する必要性を強調しました。その後、加盟国等との対話を踏まえ、分野毎の改革案を発表し、2019年1月から導入しました。

(2)安保理改革

 国連発足後70年以上が経ち、国際社会の構図が大きく変化する一方で、国連の機能が多様化した現在でも、国連安保理の構成は、基本的には変化していません。国際社会の現実を反映した国連安保理改革を早期に実現し、その正統性、実効性、代表性及び透明性を向上させるべきとの認識が広く共有されています。
 日本は、これまで軍縮・不拡散、平和維持・平和構築、「人間の安全保障」等の分野で国際社会に積極的に貢献してきており、国連を通じて世界の平和と安全の実現により一層積極的な役割を果たすことができるよう、常任・非常任議席双方の拡大を通じた国連安保理改革の早期実現と日本の常任理事国入りを目指し、各国への働きかけを行っています。

(3)国連総会の再活性化

 国連の全加盟国によって構成される主要な審議機関である国連総会の整理・効率化の必要性が近年認識されるようになり、ア 総会の役割の明確化、イ 事務総長の選出と任命、ウ 作業方法の改善・効率化、エ 総会議長室の強化等につき、2007年以降毎年、「総会再活性化作業部会」において、日本を含む加盟国間で協議が行われています。

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  パンフレット
「国連安全保障理事会と日本」
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