報道発表
安保理改革に関するG4外相会合
令和2年9月23日
9月23日午後9時頃から約40分間、オンライン形式にて、安保理改革に関するG4(日本、ブラジル、ドイツ、インド)外相会合が開催され、我が国から茂木敏充外務大臣が出席したところ、概要は以下のとおりです。
1 出席者
- 日本:茂木外務大臣
- ブラジル:アラウージョ外務大臣
- ドイツ:アネン外務省国務大臣(急遽出席できなくなったマース外務大臣の代理)
- インド:ジャイシャンカル外務大臣
2 会合の概要
- (1)会合では、G4外相間で、安保理改革をめぐる現状の認識を共有し、国連創設75周年の機会を捉えて具体的進展を図るための取組について意見交換を行いました。
- (2)G4外相は、新型コロナウイルス感染症を理由として本年の安保理改革に関する政府間交渉(IGN)が中断し、G4の要請にも関わらずその後オンライン会合等が実施されなかったことに懸念を表明しました。その上で、今会期の国連総会におけるIGNの早期開始を求めるとともに、引き続きIGNのプロセス改善及びテキストベースの具体的交渉の開始を目指すことを確認しました。
- (3)また、G4外相は、国際社会が直面する課題に対応する安保理の能力を強化するため、国際の平和及び安全の維持に責任を負う能力と意思を有する国やアフリカの代表性向上が不可欠である点を強調し、安保理の早期改革に向けて他の有志国との緊密な連携を更に強化することで一致しました。